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神々の国の湯之助の宿

logbook #199 玉造温泉 湯之助の宿 長楽園





混浴文化が数少ないと言われる西日本エリアですが
”量より質”という言葉がピンとくるほど
確かに質の良い混浴があります

そんな貴重な混浴文化が今でも残る”質”に拘った宿の一つが
ここ玉造温泉にある「湯之助の宿 長楽園」です

長楽園1-16

目玉の一つでもある敷地1万坪の日本庭園は
数百種類の樹木や草々や花に彩られ
大小の池巡りや玉砂利の遊歩道を散策することができ
季節ごとに宿泊客の五感を楽しませてくれます

宿は60を超える部屋数を持つ大型ホテルですが
創業145年という歴史も随所に見せてくれます

長楽園1-2

今回お世話になったお部屋は広い日本庭園の中にある離れで
築70年を超える日本家屋
3つある離れの特別室には専用の露天風呂(もちろん源泉掛け流し)や専用の庭もあり
縁側に腰掛けてひと時を過ごせば
日常ではなかなか味わう事のできない
日本人の持つ本来の”和”の文化に触れ
忘れていた懐かしさや心地よさという感覚が
あなたのDNAに訴えかけてくるでしょう

お気に入りの浴衣をチョイスして
温泉以外の付加価値を楽しめるのも
この宿の魅力のひとつではないでしょうか☆

長楽園1-12

長楽園のある玉造温泉は
出雲の国の神代の頃よりスクナビコナが発見したという開湯伝説が伝わり
平安時代には清少納言が枕草子で紹介し
当時の都にまでその名は伝わっていました
江戸時代に入ると松江藩藩主の直轄の別荘も作られ
代々の藩主が訪れています
そのため元湯・公衆浴場の管理、湯賃の取り立てなどの一切を取り仕切る
官職「湯之助」が任命されるようになり
その体制は明治維新まで続いてきました
藩が解体されると「湯之助」の末裔である長谷川家は
現在の屋号を用いて温泉宿を開きます
それがココ長楽園というから本物の湯使いが守られている証ですね

そもそも「玉造温泉」の玉造とは、この周辺の山々で採掘されていた瑪瑙(めのう)を使い
地域の人々が古くから勾玉(まがたま)の製造を生業としてきたことにより名付けられています
出雲の国だけにご利益のありそうな由来ですね

宿から一歩出れば玉湯川沿いに宿が連なり
風情漂う温泉街が形成されています
そこには歓楽街の要素は見られず、歴史ある数寄屋風の旅館が建ち並び
高級な温泉街という印象☆
足湯なども併設され、温泉街の至る所に
数々の出雲神話の情景を描いたオブジェがあり
浴衣姿で歩く多くの観光客の目を楽しませています

長楽園1-19

もうネットなどでもお馴染み
長楽園の代名詞とも言える混浴大露天風呂が「龍宮の湯」
120坪の広さには誰もが驚かされます
実際に目にすれば、その大きさに「池」?と思わせるほど

当然これだけ広いとレジオネラ菌などの問題も含めて
塩素消毒は仕方がないことと思いますが
さすが「湯之助」の湯使いだけあって最小限に抑えているので
実際に湯につかっても全く気になりません
お湯が薄く緑色に見えるのは自然繁殖しているクロレラの影響
つまりそれだけ新鮮なお湯を保てているということです
そして源泉掛け流しのお湯の温度にムラがなく
ちょうど良いのもさすがであり、嬉しいところですね

長楽園3-5

日本一の広さを持つ混浴露天風呂と謳っている「龍宮の湯」
きっとそれ以上に広い露天風呂もあるとは思いますが
西日本では実質一番の広さがあるでしょう

深さはある程度あって、ワタシの背では腰までくるので
湯底にくつろいで...という訳にいきませんが
周りには浅瀬があったり、寝湯のエリアがあったりと配慮されています
一番の配慮といえば女性に用意されている湯浴み着☆
しかも女性内湯よりアクセスする際も
湯につかった状態で混浴露天に出ることができる事と、何せこの広さです(笑)
他の人たちの視線を気にする事なく、ご夫婦やカップルで
それぞれゆったりとした時を過ごせる事が
この宿の人気の理由でしょうね

長楽園2-14

昼間は青空の下での混浴を楽しみ
夜は幻想的なライティングの中
神秘的な雰囲気を楽しむ事ができます
ワタシ達が入浴した時は、昼夜とも終始貸切状態(笑)
えっ?いいの?って思うくらいに贅沢な時間を過ごせました

現在は日帰り・立ち寄り入浴が不可になっていますが、以前はOKだったみたいですね
混浴ファンにとっては立ち寄り湯の復活を心待ちにしている事でしょう
立ち寄り湯をやめてしまった理由
おそらく宿泊客がゆっくりと湯を楽しむためだろうと考えていました
でも実際に足を運んでみて分かった事は
見事なほどの宿のホスピタリティ、素晴らしいお部屋や日本庭園
山陰の旬の食材を使った料理
メインの「龍宮の湯」はもちろん、他のどのひとつ取ってみても
それぞれが素晴らしすぎるサービスであり欠かせないものであるが故
宿としても全てをゆっくり味わってほしいという願いがあるのでは?と感じました
事実、立ち寄り湯のように短時間や慌ただしい時間の中で
この歴史ある「玉造温泉」や「長楽園」の良さを感じ、楽しむ事は
不可能に近いでしょう

長楽園2-24

長楽園2-27

松江観光や出雲大社詣にとてもアクセスの良い玉造温泉☆
慌ただしさを忘れ、時の流れをじっくりと楽しむ
植物の色や食材の旬、空を見上げることで
四季を感じる事ができる
ここは”みうたん”一押しの宿です♪


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 島根県松江市玉湯町玉造323
【☎︎】 0120-62-0171
【入浴料】
【入浴時間】 日帰り・立ち寄り湯不可
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 湯之助の宿 長楽園HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください




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2016.03.04 出雲国の薬湯
出雲国の薬湯

logbook #198 出雲湯村温泉 川辺の露天風呂




出雲大社をはじめとする
神話の世界では数々の舞台となっている出雲国
天平5年(733年)に編集されたと言われる「出雲風土記」に
「漆仁(しつに)の薬湯」として紹介されている
実に1300年以上の歴史を誇る名湯があります

飯石郡の境の漆仁川のほとりに薬湯があり
身体はやすらかになり病気にきき
老若男女昼夜を問わず行列するように通い
ききめが無いということがないので
土地の人は薬湯と呼んでいる

現在は斐伊川(ひいかわ)沿いに2軒の宿と1軒の共同湯を持つ
静かな温泉地「出雲湯村温泉」
奈良時代にはすでに湯治場として知られていました

出雲湯村温泉15

湯村温泉湯乃上館のすぐ近くのコンクリート小屋の後ろから
川辺に伸びる何とも心もとない木の階段を降りたところに
「川辺の露天風呂」はあります
地元の方の手入れが行き届いていて清潔感はバッチリです
岩をコンクリートで固めながらも
湯底は砂という野湯の雰囲気を十分に楽しめる造り

足元よりアルカリ単純泉がプクプクと自噴し
少しづつ川へかけ流されています
斐伊川と同じ目線の高さで手を伸ばせばそこはもう川の水
夏は日差しが強そうですが
暑くなればそのまま川会飛び込めば
開放感抜群の水遊びが出来そう☆

出雲湯村温泉10

お湯に浸かった状態からの視界は
野趣溢れる景色で文句の付けようがありません
素敵でしょ??♡
日本の原風景を楽しみながら
春の陽気の中で至福の時間です
湯温も適温で、この日は暑くもなく寒くもなく
暑くなれば岩に腰掛け春風に身を任せ
冷えてきたらお湯に身を沈め川の音を聞きながらリラックス
贅沢この上ない気持ちになれます

出雲湯村温泉22

川に目をやると小さなお魚が楽しそうに泳いでいます
湯船の中にも増水時に迷い込んで出られなくなった小魚が☆
次の増水まで頑張って~

このような野湯の場合、天候によって水没してしまったりすることもよくあります
せっかく遠路はるばる来たのに~って場面も多々ありますね
でも自然相手の恩恵である以上仕方のない事
つまり天のみぞ知る、貴重なお風呂です

ワタシ達が入浴していたら
上の道路からこちらの様子を伺う若い殿方の姿が..
入りたそうにしているのですが入れなさそうな感じ(汗)
すいません、気を使わせてしまいましたね

出雲湯村温泉26

関東圏からはなかなか気軽には足を運ぶのは難しいかもしれませんが
ここは神々の宿る地”出雲”
パワースポットを巡る旅の一つとして
ぜひこの漆仁の薬湯は超おすすめ!

なかなか日常では味わうことのできない”心の贅沢”を
生まれたままの姿で開放的に体験することができるはず
ぜひ時間を作ってでも行ってみてください!
その価値は大いにアリです

出雲湯村温泉16


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【出雲湯村温泉 川辺の露天風呂】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 島根県雲南市木次町湯村1340付近
【☎︎】
【入浴料】 無料
【入浴時間】 24h
【定休日】

【HP】

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください



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