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鬼怒川のポテンシャル☆

logbook #126 川俣温泉 一柳閣




栃木県は全国でも混浴文化の多く残るエリアのひとつです
大きく分けると『那須エリア』『塩原エリア』『鬼怒川エリア』☆
どこをとっても多くの質の高い温泉があります

今回の川俣温泉『一柳閣』は『鬼怒川エリア』の上流域にある温泉
現在は4軒の温泉宿があり
その中の2軒に混浴が残っています

一柳閣4b

鬼怒川流域を辿ってみましょう☆

昭和からバブル期に大きく栄え
大型観光ホテルの立ち並ぶ“鬼怒川温泉”
華やかな時代に大型バスで団体客を受け入れていた時代の波は過ぎ
今ではひっそりとした雰囲気になっています

鬼怒川を上流に進むと
男鹿川との合流部が現れます
『川治温泉』です
現在川沿いの共同湯”薬師の湯”に混浴が残っています

川俣ダムを過ぎる頃には
景観も一気に山深い印象が濃くなり
”平家の落人の里”や“マタギの里”なる看板が多く目立つように。
ここが『川俣温泉』

更に奥に進むと
今はなき”女夫渕温泉ホテル”の跡地があり
(2009年2月の大地震によりは廃業)
一般の車の乗り入れはここまでになります

ココからは宿泊者専用の送迎バス
もしくは川沿いの遊歩道を10km程徒歩で進むと
秘境ムード満点の『奥鬼怒温泉郷』があります
現在4軒の宿があり、その内の3軒
“加仁湯”“八丁の湯”“日光澤温泉”が混浴宿
そのお湯の質も最高のもので
鬼怒川流域のポテンシャルの高さに改めて感動です♪

一柳閣6
大露天風呂

ここ一柳閣はそんな鬼怒川の深い渓谷に張り付く様に立つ
7階建てのホテルです
7階に玄関ロビーがある作りで
エレベーターにて1階に降り川沿いの露天風呂へ出ます

源泉は2つ☆
ひとつは大露天風呂(男性)と3つの貸し切り風呂、男女別内湯と
もうひとつは露天風呂(女性)になります
つまり2つの源泉を楽しめるのは女性のみという事になりますね☆
析出物の感じを見ても女性用の露天風呂の源泉の方が濃い感じがします♪

弱アルカリ性 ナトリウム‐塩化物.炭酸水素塩温泉
お肌のツルツル感の増すお湯です

『混浴露天風呂』というのはなく
男湯の“大露天風呂”に女性の入浴可という仕組みだそうです(笑)

その他3つの貸し切り風呂は
手前から『檜風呂』『小岩風呂』『大岩風呂』になります
全て鍵をかけられるので
女性やカップルさんも安心して入浴出来る事が
女性客の多い理由かも知れません
もちろん全ての貸し切り風呂からは
渓流を望む素晴らしい景観と開放感があります

一柳閣32

何よりも気さくな一柳閣の名物女将さんの笑顔に
ココを訪れる多くの方達が癒され
リピーターに愛される宿として高い人気を誇ります♪

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【川俣温泉 一柳閣】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣40-3
【☎︎】 0288-96-0111
【入浴料】 1000円
【入浴時間】 10:00~14:00(電話確認)
【定休日】 無休

【HP】川俣温泉 一柳閣HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

何?このヌルヌル♪

logbook #125 福島県 新菊島温泉




福島県“中通り”地方は
東北自動車道が縦断しているエリアで
郡山や福島市の様な主要都市がありますが
その他は盆地の集落や山が迫り出す自然がまだまだ残る地域です
そんな田園風景が拡がる田舎町の田んぼの真ん中に
ポツンと鎮座する新菊島温泉

何の変哲も無い、どちらかと言えば
昭和の匂いぷんぷんの疲れた印象すらする
鉄骨建築の古びたホテルです

玄関には履き散らかされたお客さんのクツが散乱し
ロビーの電気も部分的に切れているのかとても薄暗く
おまけに接客も”ほぼやる気なし”の印象..

...ですが
新菊島温泉の“温泉”としてのポテンシャルは
かなり高いと感じました☆

新菊島温泉13

男女別の脱衣所、小さめの内湯を抜けると
目の前には圧巻の広さの湯船が拡がります
おそらく大袈裟ではなく100人は入浴出来ると思います

そして今までに経験した事の無いヌルヌル感
アルカリ性単純温泉
phはなんと8.2!
『美人の湯の中の美人の湯!』(笑)
入ったとたん肌はスベスベ☆

ただ気をつけないと
湯底も浴室の床もツルツルなので
カーリングの如く転倒、滑走してしまいます!
ご注意を!

お湯の色も薄い茶のお湯で
しかもぬる湯(38℃)ときているので
常連客と思われる入浴客の皆さんも
ゆっくり時間をかけて寛いでいらっしゃいます

もともとこの鏡石町の田んぼのど真ん中に
プールを掘ろうと数m掘った所
温泉が湧きだしたと聞きます

新菊島温泉16

しかもその独特のお湯の湧出量は毎分1139リットル☆
湯船に注ぐ湧出口からは
想像以上の湯量が
目の前で、まさに“ドバドバ”と
勢いよく出ています

“凄~い”の一言です

こんな田んぼの真ん中で
あまり清潔感も感じられない様な温泉だけに
全くノーマークでしたが実際に体感してみたら
これほどまでのポテンシャルを秘めているとはビックリ☆

地元の方や、このお湯の虜となった方々が
足繁く通われる理由は
きっと皆さんも体験されれば分かると思います

『百聞は一見に如かず』
ぜひこのダイナミックさ
感じてみてください☆


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【糠平温泉 中村屋】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 福島県岩瀬郡鏡石町大字久来石南町470-1
【☎︎】 0248-62-6515
【入浴料】 300円
【入浴時間】 9:00~21:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

美肌効果絶大!!

logbook #124 湯岐温泉 共同浴場 岩風呂




阿武隈高地の静かな山あいの中に
ひっそりと三軒の湯治旅館が佇む”湯岐(ゆじまた)温泉
華やかさは全くない温泉ですが
関東一円より、この湯岐の湯を求めて
多くの方がここを訪れます

戦国時代に常陸の国の家臣が
ここの湧き湯で傷を癒す鹿の姿を
偶然見つけた事から発見され
幕末~明治に大きな賑わいを見せたという
歴史ある温泉です

湯岐温泉 山形屋5

3軒ある中の山形屋旅館が現在管理をされているので
ここで受付を済ませ敷地内にある湯小屋へ

ドアを開けると、まず目の前に飛び込んで来るのが
陽の光に輝くブルーの湯船☆
脱衣所と浴槽はガラスのサッシで隔てられているので
中の様子がすぐわかります
女性の方は要注意ですね(汗)

脱衣所も男女共用ですが
一番奥にはアコーディオンカーテンが設置されているので安心♪

湯岐温泉 山形屋14

泉質はアルカリph9.8の単純泉
無色透明の綺麗なお湯です
ここの特徴は何と言ってもヌルヌル感のある
『美人の湯』です☆
とにかくお肌がすべすべになりますよ♪
“美容液に包まれる様なお風呂”って感じです

湯底も気をつけないと滑りやすいので注意を!
なので、至る所に手すりがついている訳ですね

大きなメインの浴槽と小さな上がり湯の浴槽があります
剥き出しになった花崗岩の割れ目から足下自噴しているお湯は
37~8℃のぬる湯(東日本大震災で2℃程上がったらしいです)
上がり湯は加熱して40℃になっています

花崗岩の足下自噴の場所は深さが110cmくらいなので
(上の写真のワタシの足の下あたり)
深みにはまらない様に注意が必要です!
そのために足下が見やすい様、湯底のモルタルをブルーにしてある気配り♪

湯岐温泉 山形屋8のコピー

朝一番風呂で人がいなかったお陰で
足下自噴の新鮮なお湯を身体一杯に楽しめました
このあと入浴されていたおばあちゃんの話しでは
湯治に一週間程滞在されて
一日数回に分けて4~5回入るのだそう!
それを10年以上続けているんですって☆
そのおばあちゃん、なんと90歳を超えていました
もちろん、お肌もモチモチ!

美肌と長寿に最高のお湯ですね☆

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【湯岐温泉 共同浴場 岩風呂】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 福島県東白川郡塙町湯岐31
【☎︎】 0247-43-1370
【入浴料】 300円(山形屋旅館)
【入浴時間】 6:00~21:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

ひっそりと佇む湯治宿

logbook #123 福島県 湯岐温泉 和泉屋旅館




福島県の中でも比較的温泉の豊富な
会津地方や南会津、猪苗代から離れた
太平洋側の阿武隈高地のエリアにひっそりと3軒の旅館が
寄り添う様に佇む歴史ある温泉
「湯岐(ゆじまた)温泉」にやってきました

福島県のエリアは
「浜通り」「中通り」「会津」の3つエリアに分けられます
その中の「浜通り」と「中通り」の中間に位置します
ここは高速道路が通っていないエリアだけに
まだまだ自然がそのまま残され
畑や田園風景の中に集落が点在する
日本の原風景を伝えます

和泉屋8

茨城県の太平洋に注ぐ”久慈川”を北に北上する118号線
“奥久慈”とよばれる自然豊かなエリアを抜け
塙町に入った所で右折し15分程で
この標高500mの湯岐温泉があります

3軒ある湯治宿のまず最初に現れるのが
この「和泉屋旅館」
民家風の旅館で、玄関には昔ながらの帳場も☆
増築したであろう長い長い廊下を奥に進むと
混浴の『鹿の湯』があります

和泉屋12のコピー

天文3年(1534年)和泉屋旅館の先祖が
湯岐温泉の開湯発見時に鹿が傷を癒していたことから
「鹿の湯」と呼ばれたそうです

浴槽は古い昔ながらの雰囲気かと思いきや
真新しく綺麗で湯底もブルーの鮮やかな色をしています
浴槽は2つあって「源泉を注ぐ湯船」と「上がり湯」の湯船
共に無色透明の綺麗なアルカリ単純泉☆
お~~美人の湯♪
しっかり恩恵を受けないと☆

ここは浴場内に源泉枡があって
床下70cmから源泉を引いているそうです
なるほど!新鮮なお湯です

贅沢なくらいにかけ流しのお湯が足下から
湧き出て浴室の床にどんどんオーバーフローしていきます

お湯の温度は37~38度のぬる湯なので
みなさんゆっくり時間をかけて入浴されています
東京方面や関東からも遠路はるばるやってきて
一週間以上湯治されていく方が多いそうです

鄙びた中にも多くのファンを持つ
隠れた名湯です

和泉屋16

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【湯岐温泉 和泉屋旅館】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 福島県東白川郡塙町湯岐17
【☎︎】 0247-43-0170
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~16:00(3時間以上は800円)
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】和泉屋旅館HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください