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2016.11.06 まごろく?
まごろく?

logbook #230 乳頭温泉郷 孫六温泉



☆PCビューで見る方がより画像の質が良くなります☆




全国の混浴温泉を渡り歩く中で
街中温泉もあれば観光温泉街の温泉あり
シーサイドビューのおしゃれな温泉など色々なカタチに出会えます
そんな幾つかのジャンルに分けられる温泉地の中でも
やはりワタシ達日本人のDNAをくすぐる温泉地といえば
いわゆる”秘湯”と呼ばれる山奥の温泉地ではないでしょうか

生まれ故郷や田舎を思い出させてくれる
郷愁を感じられるような宿☆

孫六35
~「ただいまぁ」と言いたくなるような孫六へのアプローチ~

でも秘湯と呼ばれてきたそのほとんどの宿も
実際に足を運んでみると
場所だけ見れば”秘湯”の要素はあるものの
建物や部屋は現代風隠れ家的にお洒落にリニューアルされ
携帯電話の中継基地からWi-Fi、ウォシュレット完備に至るまで
ホスピタリティー的には街中温泉や観光地温泉と
なんら変わらぬ”秘湯風”温泉が多くなってきた気がします

乳頭温泉郷と聞けば秋田を代表するメジャー温泉地のひとつであり
まさに”秘湯”という響きがマッチする印象でしたが
最近では外国人観光客も増加している事もあり
ここ乳頭温泉郷にも現代化の波が押し寄せ
温泉郷内の宿も次々とリニューアルされてきている現状に。
宿も組織運営というか人材育成にも力を入れ
最高のホスピタリティーを提供してくれています

でも心のどこかでは真の”秘湯”を求め
かつて、つげ義春の追い続けた世界観を探したくなります

孫六19a

そんな中で昔ながらの秘湯のカタチを残す宿が
温泉郷の最奥にある「孫六温泉」です

田舎の原風景に見るような小さな集落に似た外観で
3つの湯小屋と6つほどある建物からなり
増築や改築は見られるものの、お世辞にも洒落た感じは一切ありません
部屋もエアコン、テレビはなし、広縁や床の間もない6畳の部屋
蛍光灯からは子供の頃を思い出させるような
スイッチの長い紐が下がっていました(笑)
まさしく乳頭温泉のイメージにマッチした鄙びた宿であり
時代の流れに一切媚びることはしないという印象です

孫六14
~混浴露天風呂”下の湯”~後ろの小屋は「湯瀧」~

1902年(明治35年)に農林技師が密かに湧くお湯を発見
人伝いにこのお湯を耳にした田口久吉(久吉爺)は
生まれつき病弱な身体を治そうとこの地を訪れ
自ら笹子屋を建て湯治を行いました

三週間後には全身の調子がみるみる良くなり
その後完全に回復し、このお湯を広めようとこの場所を買い取り
1906年(明治39年)に湯治場を開いたのが「孫六温泉」の始まりと言われています

ちなみに初代の”久吉爺”は
その後も健康に過ごし79歳という長寿を全うしたそうですよ♪

「孫六」というこの名前
これは先祖代々からの屋号だそうです
田舎では同じ姓が多いため
今でも屋号で呼び合うことも多いのです

現在で4代目となるこの宿
昔ながらの茅葺き屋根を残すなど
”つげ義春”が愛する温泉のひとつとして
その湯治の面影を今に残しています

孫六12
~混浴露天風呂”上の湯”~

お目当のお風呂は湯小屋が3つ
1つ目は男女別内湯「唐子(からこ)の湯」
(”からこ”とは”河原の方”という意味でこの地方の訛りのようです)
2つ目の湯小屋は「石の湯」
女性専用露天風呂、混浴内湯と混浴露天風呂2つ
その露天風呂の中に3つ目の湯小屋「湯瀧」という打たせ湯があります

混浴の露天風呂は「石の湯」の内湯に近い”上の湯”と河原に近い”下の湯”の2つがありますが
湯の温度は”上の湯”の方が高め
混浴内湯からオーバーフローした廃湯に別源泉を混合させたお湯が溜められています

”下の湯”は”上の湯”の廃湯がそのまま溜められた感じ
なので一番新鮮なお湯は、おそらく混浴内湯ではないでしょうか☆
もちろん4つの源泉を持つ「孫六温泉」
唐子の湯の男女別内湯も新鮮なお湯を使用しています

孫六30

混浴内湯の「石の湯」
名前の通り大きな岩を利用した湯船があり
その上に小屋掛した造りの湯小屋☆
床の色の変色具合や木造りの壁に
白熱球の柔らかい光はとても居心地がよく
湯気抜きのある高い天井のお陰で窮屈感もありません

岩の割れ目からの湧出口と湯底から自噴するお湯☆
ご覧のように乳白色のお湯で人気の乳頭温泉には意外な透明なお湯
源泉は多少の湯の華が舞う濁り湯の単純温泉の50℃
(乳頭温泉郷のHPではラジウム泉と表記)
日によって多少色を変えるようで
このお湯が濁れば”雨”澄めば”晴れ”になると言われています

昔から「石の湯」にカップルや夫婦で入ると
末長く幸せでいられるという縁起の良いお湯なんですよ

孫六32

雪深い秋田の人たちは芯が強く素朴な方が多いと聞きます
孫六の方達も口数は決して多くはありませんが
「湯守」としての役割をしっかりこなす姿勢が伝わってきます
過剰なサービスこそありませんが
地場ものの食材を使った家庭的な食事や
帰りがけの「またきてくださいね~」という笑顔が
ワタシにとっては最高の温かいホスピタリティに感じました


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林
【☎︎】 0187-46-2224
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 なし

【HP】


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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2016.11.02 黒湯☆
黒湯☆

logbook #229 乳頭温泉郷 黒湯温泉



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「混浴みう散歩」
全国の混浴を歩かせていただいていますが
有名な混浴でありながら、未だ訪れていない宿があります
今回の訪問地”乳頭温泉郷”☆

あまりの人気故に撮影も困難だろうと
しばらく遠のいてしまっていたエアスポット...
人気の温泉郷を紹介していないのもおかしいので
今回遅ればせながら”みうたん”参上仕りましてございます!!”(笑)

黒湯5

まず最初に訪問した宿は
乳頭温泉郷でも人気宿のひとつ「黒湯温泉」
もうひとつの宿「孫六温泉」と並び
乳頭温泉郷の最奥に位置する温泉宿です

共にどちらの宿も駐車場に車を止めたら
数百mほど徒歩で向かいます
大きな荷物を持っての移動には、ちょっと厳しいかも
黒湯温泉の駐車場から長いスロープのような坂を下り切ると
黒い板作りの宿が見えてきます
中には茅葺き屋根も見られたりと
秘湯の雰囲気抜群の宿ですよ

受付の事務所棟に行くまでは
途中に湧き水の飲水処があったり喫茶室があります
ここは乳頭山への登山道になっている事もあり
登山者への気配りも施されているようです
湧き水で冷やされたラムネが美味しそう~

黒湯10

全部で7つの棟より構成される黒湯温泉
”上の湯”と”下の湯”に分けられた湯小屋
旅館棟に茅葺き屋根が目を引く自炊棟
何より「黒湯温泉」の名物のひとつになっているのが
この見事な湯畑☆
乳頭温泉の中で唯一源泉地帯を敷地内に持つこの宿は
温泉郷随一の湯量を誇ります
この湯畑のみを見学に来る観光客も多いそうですが
毎年無理にお湯を触って火傷をする人が多かったため
現在は立ち入り禁止になっています

黒湯19
~”上の湯”「混浴内湯」~

前述した通り黒湯温泉のお風呂は
”上の湯”と”下の湯”のエリアに分かれていて
”下の湯”エリアには「男女別内湯と露天風呂」「貸切打たせ湯」が
”上の湯”エリアには「混浴内湯」「混浴露天風呂」「混浴打たせ湯」があります
もちろん向かったのは”上の湯”エリア☆

黒湯温泉の混浴のお風呂は、どれも決して広さはなく
どちらかといえばこじんまりした大きさ
なので一般の女性の混浴は
結構ハードルが高いかも..(汗)
でも狭い分、初対面同士和気藹々とした雰囲気でいいのですが☆
やはり慣れが必要ですね

...ワタシは”慣れすぎ”なのかも...(笑)

ふたつのエリアの泉質は微妙に違って
ここ”上の湯”は源泉温度71℃の単純硫化水素泉
”下の湯”は源泉85℃の酸性硫黄泉
共に”乳頭温泉らしい”青みがかった白濁湯です

黒湯24
~”上の湯”打たせ湯~

混浴内湯の奥へ進むと黒湯温泉名物のひとつ「打たせ湯」があります
ここもしっかり混浴風呂!湯船はありませんが混浴です
いくらタオルを巻いていたとしても
他の殿方がいたら無防備な姿を晒すのは厳しいですよね
むしろ打たせ湯はタオルをつけず
正装そのままで味わっての醍醐味がありますからね
勇気を出して打たれましょう~!!(笑)

でもひとつ注意!
あまり開放的に打たせ湯を楽しんでいると
混浴の露天風呂から覗かれてしまいますのでお気をつけくださいませ

黒湯27
~”上の湯”混浴露天風呂”~

黒湯温泉に来たならば外せないお風呂がこの「混浴露天風呂」☆
屋根のついた半露天風呂で柱は丸太の丸みをそのまま生かし
まるで「流木アート」のような不思議な仕上がり
景観は山でもなく森でもなく笹薮が広がっています

う~ん..きっとここも5~6人も入ればいっぱいになるでしょうね
人気の宿だけに休日や日中は
乳頭温泉郷の湯めぐり帖を片手に
たくさんの人たちで賑わうこと間違い無しですが
立ち寄り入浴の終わった時間帯の
静かな夕暮れ時の黒湯の雰囲気を味わうには
間違いなく宿泊がオススメ♪
時間帯を狙えば女性もゆっくり入れるかもです

黒湯33

「乳頭温泉」の名前のごとくお湯の白さから”母乳”的な由来があると思っていましたが
この温泉郷を麓に抱える山が”乳房”に見えたことから”乳頭山”と名付けられ
その麓に湧く温泉ということで「乳頭温泉」と呼ばれるようになったそうです

それはともかくとして
ワタシ達日本人にとっては”白いお湯”と聞くだけで
高い効能がありそう~と思ってしまいます♪
だからこそ昔から根強い人気があるのかもしれません

江戸時代から続く秘湯の乳頭温泉郷
黒湯温泉のノスタルジックな雰囲気に包まれて
今宵はぐっすり休みたいと思いま~す♪

黒湯15



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 秋田県仙北市田沢湖生保内2番地1
【☎︎】 0187-46-2214
【入浴料】 600円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】11月中旬~4月中旬は休業

【HP】 黒湯温泉HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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