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文豪が”缶詰め”?

logbook #166 四万温泉 湯元四萬館





四万温泉の玄関口”温泉口”のバス停近くにある
歴史ある老舗旅館”湯元 四萬館”

古くからこの宿には
井伏鱒二や太宰治といった文豪達が訪れ滞在しています
玄関ロビーには彼らが四萬館で過ごす写真などが展示され
当時の様子を見ることができます
太宰治の”風の便り”は
この宿を舞台に描かれたそうですよ
(読んだことはありませんが...汗)

四萬館5

4階建の建物の2階部分が玄関になっており
一階は全てお風呂に☆
男女別の大浴場の他に
数多くの貸切風呂があるのも
この四萬館の特徴であり魅力でしょう

廊下から中庭を眺める窓もレトロ調に作られ
全体的に和の中に大正ロマンを感じられます

ワタシがお気に入りなのがかわいいピンクの浴衣☆
うさぎさんのデザインになっています
女性への気配りは嬉しいところです♪

四萬館38

宿泊した部屋は館内の一番奥にある
別館の”壺天”
露天風呂付きの客室☆

”壺天”とは、昔ある国で仕事を終えると
店先の壺にヒュッと消えてしまい
翌日は楽しそうに壺からすうーっと出て来る
薬屋の主人がいたそうです
その主人は、その壺に帰っていくのが一番の楽しみで
仕事の疲れも取れ活力が生まれる
そういう不思議な壺だったとか
いわゆる別天地だったのでしょう

そんな名前の付いた”壺天”
浴槽のあるテラスの湯船からは
緑の自然いっぱいの四万川を望め
とってもリラックスでき
名前通り”別天地”を存分に味わえます

さて目的の混浴風呂は2つ
川沿いにある”河童の湯”と
敷地の一番奥にある離れの岩風呂”文人の湯”

ただ残念ながら
どちらも期間限定のため
入浴できず...(泣)
(6月中旬〜9月のみ)
要確認でお出かけくださいね

四萬館7
離れの岩風呂”文人の湯”

ご夫婦やカップルさんにオススメなのが
この宿にたくさんある貸切風呂です

他の方に気兼ねなくゆったりとお湯を楽しめますね♪
普通は貸切が優良な所が多いのですが
ここは全て何度入浴してもOK
予約もいらず浴室入口の札が”空”になっていれば大丈夫です

全てのお風呂からは四万川が望め
素晴らしい眺めを楽しめ
それぞれが趣向を凝らしたお風呂になっているので
その違いも楽しめます

そして夜の貸切風呂もまた
静寂に包まれた四万の自然の中で
ゆっくりと過ごせます

四萬館18
〜そよかぜの湯〜

四萬館20
〜そよかぜの湯〜

四萬館28
〜風の谷〜

四萬館34
〜野うさぎの湯〜

ワタシ達は”壺天”のお風呂もあったので
一日の滞在で全ての貸切風呂を回るには
難しいほどの贅沢な”湯づくし”の宿です

太宰治もこの宿に”カンヅメ”状態で逗留しました
もともとこの”カンヅメ”という言葉は
締め切り迫る時期に編集の担当者が
作家が逃げられないように(笑)という理由と
”転地効果”を生かすために”缶詰”状態にしたことから生まれたので
正しくは”館詰”になるそうです

太宰治の愛した四萬館
ワタシもここであれば
”館詰”もいいかなぁ♪

四萬館10


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【四万温泉 湯元四萬館】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 群馬県吾妻郡中之条町上四万3838
【☎︎】 0279-64-2001
【入浴料】 日帰り入浴不可
【入浴時間】 混浴の”文人の湯””河童の湯”
ご利用時間はチェックインから午後8時まで
朝は早朝から
入浴時期7月~9月のみ
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 湯元四萬館HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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