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2016.06.08 春待ち
春待ち

logbook #211 鳴子温泉郷 鬼首温泉 とどろき旅館





轟1
関東では梅が開花し
春の訪れを感じている頃
鬼首は未だ深い雪に閉ざされていました
鳴子ダムのある荒雄湖も厚い氷に覆われ
湖上を吹く地吹雪は
まだまだ厳しい冬を見せつけています

複数の一軒宿温泉が集まる鬼首温泉
そのひとつ「轟温泉」は鬼首のシンボルである”鬼の橋”の正面
山の斜面を背にした落ち着いた佇まいの一軒宿です

鬼首の樹木に抱かれるように構える2階建ての「とどろき旅館」は
過去幾多の水害に見舞われ
現在の建物は昭和30年に建て替えられたもの
この旅館の歴史は古く江戸時代に開湯し
今のご主人で五代目を数えるそうです

轟12

男女別内湯と貸切露天風呂
そして混浴露天風呂”荒湯”の4つのお風呂があります

”鬼首”というネーミング
「オニクビ」ではなく「オニコウベ」
平安時代に東北征伐にて坂上田村麻呂がオニのクビをはねたことから
この地が「鬼首」と呼ばれるようになった訳ですが
その怪奇な強烈なインパクトを持つ地名とは裏腹に
ここの泉質は鳴子温泉郷の中でも一番のあっさり系なのには
少々肩透かしを喰らうほど(笑)
荒湯地獄の強烈なお湯の後だった事もありますね

単純泉(低張性弱アルカリ性高温泉)は無色透明
ほとんど匂いもありませんが
湯量は豊富なようで
宿の裏の方からは源泉井戸からもうもうと湯煙が上がっていました

ひとつ強烈だったと言えば
露天風呂のお湯の熱さ!!
人が入っていなかった事もあるのでしょうが
源泉温度80度のお湯が露天風呂の湧出口から
どんどん注ぎ込まれていて
湯もみするのに一苦労でした(笑)

轟8

鬼首を走る国道108号線はその昔
仙台と秋田を結ぶ重要な交通路であり
鬼首は難所として冬はその厳しさを極めました
平安時代にはすでに温泉神社があった事から
開湯はそれ以前と考えられています
豊富な湯量のある鬼首は江戸時代中期まで
鳴子の地域で一番栄えた湯治場だったそうです

複数の温泉で構成される鬼首には
もちろん温泉街も歓楽街もありません
ただあるのは自然のみ
露天風呂からは遠くの景観は望めないものの
周りは庭園のように綺麗に整備され
自然の山の木々が癒しの空間を見事に作り上げています

植え込みや湯船の岩も当然人の手加えられたものですが
変に人工的なものは感じません
宿のご主人の手作りであろう木のシャンプー台や
半露天になっている大きな木組みの屋根が温かみを醸し出しているからでしょうね
細部にまでこだわりを持つ事でお客さんへの気配りを感じられ
とても好印象な露天風呂です

轟15

混浴ではありますが
脱衣所は男女別になっていて
15人ほどは余裕で入れる広い湯船も
”一応”真ん中に大きな岩が迫り出しているので
男性と女性のそれぞれのテリトリーは確保出来ます
洗い場も完全に分かれているの安心です
ただお湯は透明なので少々恥ずかしいかも

轟13

雪国は欠かせない露天風呂の屋根
太い木の柱が頼もしく
周りの木々と見事に調和していました

近くにある「禿岳」の雪崩の音が
春の訪れを告げることから
雪崩の轟音にちなんで「轟温泉」と呼ばれるようになったそうです

轟18

まだまだ外気は冬の空気のままですが
お湯の温度が高いため
熱くなったら湯の淵で体を涼め
また寒くなったら熱いお湯に身を沈める
とても至福の時間です☆

地域の人々も
草木や野生の動物たちも皆
春の訪れを今か今かと待ちわびている事でしょう
でもワタシにとっては
この贅沢な時間の中で
心地よい鬼首の3月の凜とした空気を
この露天風呂でもう少し感じていたいな~と
勝手に思わせてしまうほど
素敵な一軒宿のお風呂でした☆

轟16




みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字轟1番地
【☎︎】 0229-86-2311
【入浴料】 500円(1時間程度)
【入浴時間】 10:00~14:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 とどろき旅館HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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