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2016.06.29
恍惚のアブラ臭
恍惚のアブラ臭
logbook #214 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 高友旅館
鳴子温泉郷の中でも、特に湯治色の強い温泉地といえば
東鳴子温泉の名前が挙がる事でしょう
鳴子温泉が高度経済成長期に観光地として大型ホテル化を進める中でも
長い間、昔ながらの湯治場として自炊宿を中心とした形を守ってきました
鳴子温泉郷の中心部の鳴子温泉は組合員施設の”農民の家”に象徴されるように
農家の方々の湯治場として発展したのに対して
東鳴子は三陸の漁師さん達の湯治場として賑わってきた歴史があります
～高友旅館「もみじ風呂」～
観光化されてしまった宿やホテルはほとんどなく
昔ながらの旅館が東鳴子の温泉街に軒を連ね
ピーク時は20軒あったの旅館も、バブル崩壊、震災を経て
現在では11軒に減ったものの
その中で8軒に自炊部があり、さらに7軒に混浴宿が残るなど
全国でも珍しい混浴密集エリアが構成されています
今回訪れた宿は東鳴子温泉の中でも人気の宿の一つ「高友旅館」
本館、別館、52年館(自炊部)からなる大きな旅館で
4つの泉質と7つの湯つぼを持つ湯治宿です
休日には多くの立ち寄り客で賑わいを見せます
高友旅館に訪れる方々の一番のお目当は
何と言っても「黒湯」
本館左奥にある大きな浴室の混浴風呂です
～高友旅館「黒湯」～
高友旅館の建物は増築を重ねた事で
7つある浴室も館内の離れた所に点在し
初めての入浴客はしっかりと説明を受けないと
間違いなく迷ってしまうほど複雑な作り(汗)
さらに館内のノスタルジックな雰囲気も重なり
高友ワールドのラビリンスに迷い込むことになります
一番人気の「黒湯」は男女兼用の脱衣所があり
浴室に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが
温泉成分によって変色した床と高い天井
壁には源泉を送る何本ものパイプが化学工場のように露出し
観光ホテルの”見せる”浴室の作りには程遠い
湯治場特有の世界観を作り出しています
細長い円形を形取った湯船には「黒湯」の名前通り
暗緑のお湯が注ぎ込まれています
そして奥には一段高い場所に黒湯とは別源泉
”顕の湯”の「プール風呂」があります
「黒湯」の湯船に身を沈めると
このお湯の最大の特徴でもある
刺激の強い強烈な匂いがワタシの鼻を打ちます
コールタールのようなアブラ臭
東鳴子温泉を代表する独特の匂いのお湯は
地中の生物由来の有機物を多く含む事で
原油とまったく同起源の同じ物質が薄いながらも含まれる事から
この独特の香りを発します
まるでタイヤに囲まれたかのような感じ..
ワタシは...ちょっと苦手なのですが...(汗)
それでも全国からこの”アブラ臭”のお湯を求め
多くの方が東鳴子を訪れます
一般ウケではなく玄人ウケする
まさに温泉通を唸らせるお湯なのです
一方もうひとつの「プール風呂」は別泉質の”顕の湯”から引く
ナトリウム-カルシウム-炭酸水素塩泉☆
「もみじ風呂」と同じ源泉で
もともとは無色透明のお湯ですが
時間の経過や化学反応で濁り湯になったり
薄いブルーがかった色に変化します
プール風呂の周りにも濃い温泉成分が
長年蓄積して作った噴泉塔のような析出物もみられ
効能の高さ感じます
この一段高いプール風呂から眺める「黒湯」は
東鳴子温泉の貴重な遺跡とも言える貫禄
代々受け継いでいきたい宝物に見えました
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
【☎︎】 0229-83-3170
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00～15:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 高友旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
ブログランキング
どれかひとつに”おまけ”画像ありま～す☆
励みになります☆
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logbook #214 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 高友旅館
鳴子温泉郷の中でも、特に湯治色の強い温泉地といえば
東鳴子温泉の名前が挙がる事でしょう
鳴子温泉が高度経済成長期に観光地として大型ホテル化を進める中でも
長い間、昔ながらの湯治場として自炊宿を中心とした形を守ってきました
鳴子温泉郷の中心部の鳴子温泉は組合員施設の”農民の家”に象徴されるように
農家の方々の湯治場として発展したのに対して
東鳴子は三陸の漁師さん達の湯治場として賑わってきた歴史があります
～高友旅館「もみじ風呂」～
観光化されてしまった宿やホテルはほとんどなく
昔ながらの旅館が東鳴子の温泉街に軒を連ね
ピーク時は20軒あったの旅館も、バブル崩壊、震災を経て
現在では11軒に減ったものの
その中で8軒に自炊部があり、さらに7軒に混浴宿が残るなど
全国でも珍しい混浴密集エリアが構成されています
今回訪れた宿は東鳴子温泉の中でも人気の宿の一つ「高友旅館」
本館、別館、52年館(自炊部)からなる大きな旅館で
4つの泉質と7つの湯つぼを持つ湯治宿です
休日には多くの立ち寄り客で賑わいを見せます
高友旅館に訪れる方々の一番のお目当は
何と言っても「黒湯」
本館左奥にある大きな浴室の混浴風呂です
～高友旅館「黒湯」～
高友旅館の建物は増築を重ねた事で
7つある浴室も館内の離れた所に点在し
初めての入浴客はしっかりと説明を受けないと
間違いなく迷ってしまうほど複雑な作り(汗)
さらに館内のノスタルジックな雰囲気も重なり
高友ワールドのラビリンスに迷い込むことになります
一番人気の「黒湯」は男女兼用の脱衣所があり
浴室に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが
温泉成分によって変色した床と高い天井
壁には源泉を送る何本ものパイプが化学工場のように露出し
観光ホテルの”見せる”浴室の作りには程遠い
湯治場特有の世界観を作り出しています
細長い円形を形取った湯船には「黒湯」の名前通り
暗緑のお湯が注ぎ込まれています
そして奥には一段高い場所に黒湯とは別源泉
”顕の湯”の「プール風呂」があります
「黒湯」の湯船に身を沈めると
このお湯の最大の特徴でもある
刺激の強い強烈な匂いがワタシの鼻を打ちます
コールタールのようなアブラ臭
東鳴子温泉を代表する独特の匂いのお湯は
地中の生物由来の有機物を多く含む事で
原油とまったく同起源の同じ物質が薄いながらも含まれる事から
この独特の香りを発します
まるでタイヤに囲まれたかのような感じ..
ワタシは...ちょっと苦手なのですが...(汗)
それでも全国からこの”アブラ臭”のお湯を求め
多くの方が東鳴子を訪れます
一般ウケではなく玄人ウケする
まさに温泉通を唸らせるお湯なのです
一方もうひとつの「プール風呂」は別泉質の”顕の湯”から引く
ナトリウム-カルシウム-炭酸水素塩泉☆
「もみじ風呂」と同じ源泉で
もともとは無色透明のお湯ですが
時間の経過や化学反応で濁り湯になったり
薄いブルーがかった色に変化します
プール風呂の周りにも濃い温泉成分が
長年蓄積して作った噴泉塔のような析出物もみられ
効能の高さ感じます
この一段高いプール風呂から眺める「黒湯」は
東鳴子温泉の貴重な遺跡とも言える貫禄
代々受け継いでいきたい宝物に見えました
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣18
【☎︎】 0229-83-3170
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00～15:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 高友旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2016/06/30 Thu 07:21 [ Edit ]
ペケポン
初めまして。
「タイヤに囲まれたような感じ」で匂いのイメージが伝わりました。わかりやすい説明ですね。
お風呂上りにその匂いが体にうつりませんでしたか？
「タイヤに囲まれたような感じ」で匂いのイメージが伝わりました。わかりやすい説明ですね。
お風呂上りにその匂いが体にうつりませんでしたか？
2016/06/30 Thu 11:29 URL [ Edit ]
ナベ
更新お疲れ様です。
一般ウケではなく玄人ウケする
まさに温泉通を唸らせるお湯・・・これを言われちゃ温泉好きは興味しんしんですね(笑)
各地で沢山の湯に入ると、あそこはどんな湯だっけ？
と思い出せない事しばしばですが・・
みうたんはブログ見たらすぐ思い出せそうですね。
また更新楽しみにしてます～
一般ウケではなく玄人ウケする
まさに温泉通を唸らせるお湯・・・これを言われちゃ温泉好きは興味しんしんですね(笑)
各地で沢山の湯に入ると、あそこはどんな湯だっけ？
と思い出せない事しばしばですが・・
みうたんはブログ見たらすぐ思い出せそうですね。
また更新楽しみにしてます～
2016/06/30 Thu 13:19 URL [ Edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/06/30 Thu 19:23 [ Edit ]
はじめまして。
お友達をたどってきたら、ここに来れました。
これだけの数の混浴を制覇していて、凄いですねぇ。
すごく参考になります。
ブログを始めたばかりなので、いろいろ教えてくださいね。
よろしくお願いします。
お友達をたどってきたら、ここに来れました。
これだけの数の混浴を制覇していて、凄いですねぇ。
すごく参考になります。
ブログを始めたばかりなので、いろいろ教えてくださいね。
よろしくお願いします。
KOOL＆HITOMI
こういう雰囲気のある温泉、好きです^^
なんか、懐かしさが込み上げてくるような・・・
いろんな温泉を御紹介くださり、ありがとうございます^^
KOOL&HITOMI
なんか、懐かしさが込み上げてくるような・・・
いろんな温泉を御紹介くださり、ありがとうございます^^
KOOL&HITOMI
シエナ
ふうむ。みうたんの裸身を見ながらお湯に注目するのも何ですが、原油に近いということは、東京や房総あたりの植物性黒湯とは違うようですね。こりゃ、行ってみないと。腰に効くかな。
2016/07/03 Sun 11:12 URL [ Edit ]
みうたん
do-tさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
この変わった作り、全体的な不思議な空間が
きっと東鳴子や高友のファンにはたまらないのでしょうね
アブラ臭も好きな人には、これまた堪らないらしいですよ☆
まだまだワタシは初心者なのでディープなところまではわかりませんが...
ヘドロ臭...嗅ぎたくないなぁ〜
こんにちは！コメントありがとうございます！
この変わった作り、全体的な不思議な空間が
きっと東鳴子や高友のファンにはたまらないのでしょうね
アブラ臭も好きな人には、これまた堪らないらしいですよ☆
まだまだワタシは初心者なのでディープなところまではわかりませんが...
ヘドロ臭...嗅ぎたくないなぁ〜
2016/07/06 Wed 16:35 URL [ Edit ]
みうたん
ペケポンさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
ようこそ！みう散歩へ！
コメントがとても励みになります☆
東鳴子のお湯は、もちろん上がった後も匂いが残ります(笑)
その余韻もまた楽しみ方の一つなのでしょうね
こんにちは！コメントありがとうございます！
ようこそ！みう散歩へ！
コメントがとても励みになります☆
東鳴子のお湯は、もちろん上がった後も匂いが残ります(笑)
その余韻もまた楽しみ方の一つなのでしょうね
2016/07/06 Wed 16:37 URL [ Edit ]
みうたん
ナベさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
温泉街の雰囲気やこの浴室のノスタルジックな世界
濃厚なお湯など、本当に温泉ファンが唸るエリアだと思います
このブログもワタシ達の備忘録として展開しています
いつまでも鮮明な記憶でいたいです
コメントまたお待ちしています☆
こんにちは！コメントありがとうございます！
温泉街の雰囲気やこの浴室のノスタルジックな世界
濃厚なお湯など、本当に温泉ファンが唸るエリアだと思います
このブログもワタシ達の備忘録として展開しています
いつまでも鮮明な記憶でいたいです
コメントまたお待ちしています☆
2016/07/06 Wed 16:41 URL [ Edit ]
みうたん
Miku and Takuさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
ようこそ！みう散歩へ〜！
お仲間が増えてとても嬉しいです
ワタシ達もブログを始めて
ようやく3年目☆
まだまだ若輩者ですが
こちらこそ宜しくお願いします！
こんにちは！コメントありがとうございます！
ようこそ！みう散歩へ〜！
お仲間が増えてとても嬉しいです
ワタシ達もブログを始めて
ようやく3年目☆
まだまだ若輩者ですが
こちらこそ宜しくお願いします！
2016/07/06 Wed 16:42 URL [ Edit ]
みうたん
KOOL＆HITOMIさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
懐かしさがこみ上げてくる....まさにその言葉がぴったりです
東鳴子はぜひ足を運んでみてください
そんな雰囲気の温泉宿がたくさんあります☆
こんにちは！コメントありがとうございます！
懐かしさがこみ上げてくる....まさにその言葉がぴったりです
東鳴子はぜひ足を運んでみてください
そんな雰囲気の温泉宿がたくさんあります☆
2016/07/06 Wed 16:56 URL [ Edit ]
みうたん
シエナさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
いえいえワタシの正装はいいとして
きっとシエナさんもアブラ臭の黒湯にやられますよ(笑)
ぜひさとみさんと”しけこんで”ください☆
こんにちは！コメントありがとうございます！
いえいえワタシの正装はいいとして
きっとシエナさんもアブラ臭の黒湯にやられますよ(笑)
ぜひさとみさんと”しけこんで”ください☆
2016/07/06 Wed 17:10 URL [ Edit ]
Ripple
黒湯ってのはかなり珍しい気がします。
が、油臭ですか？？
かなり激しい玉子臭（硫黄臭？）ホントは無臭だけど・・
でも、苦手だけど、油はもっと苦手だと思います。でも色んな源泉があるんですね。
ちなみに匂いはしても火は着きませんか？
が、油臭ですか？？
かなり激しい玉子臭（硫黄臭？）ホントは無臭だけど・・
でも、苦手だけど、油はもっと苦手だと思います。でも色んな源泉があるんですね。
ちなみに匂いはしても火は着きませんか？
2016/07/09 Sat 22:25 URL [ Edit ]
みうたん
Rippleさん
こんにちは！コメントありがとうございます！
そうですね
黒言ってなかなかありませんね
でもここでも条件によっては透明に近い時もあるそうなので
やはり温泉は生き物ですね
ワタシもアブラ臭はちょっと苦手かな
もちろん火はつきませんwww
こんにちは！コメントありがとうございます！
そうですね
黒言ってなかなかありませんね
でもここでも条件によっては透明に近い時もあるそうなので
やはり温泉は生き物ですね
ワタシもアブラ臭はちょっと苦手かな
もちろん火はつきませんwww
2016/07/10 Sun 12:42 URL [ Edit ]
cabin815
建物は確かに古さを感じますが趣きある宿でした。
黒湯は石油臭が強くて私は苦手なのですが相方は大喜びしていました。
二段になっている浴槽はプールみたいな感じでユニークなんですが給湯配管が工場みたいで少し幻滅…
露天風呂かなかったのが残念だった記憶があります。
黒湯は石油臭が強くて私は苦手なのですが相方は大喜びしていました。
二段になっている浴槽はプールみたいな感じでユニークなんですが給湯配管が工場みたいで少し幻滅…
露天風呂かなかったのが残念だった記憶があります。
2016/11/01 Tue 23:56 URL [ Edit ]
みうたん
cabin815さん
こんにちは！コメントありがとうございます！
鳴子らしい宿ですね(鳴子ですからねww)
黒湯のアブラ臭は好きキライがはっきりしちゃいますね
配管とこびりつく温泉成分の雰囲気
ワタシは結構好きです♪
こんにちは！コメントありがとうございます！
鳴子らしい宿ですね(鳴子ですからねww)
黒湯のアブラ臭は好きキライがはっきりしちゃいますね
配管とこびりつく温泉成分の雰囲気
ワタシは結構好きです♪
2016/11/02 Wed 09:25 URL [ Edit ]
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