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お湯もお風呂も贅沢三昧♪

logbook #233 西山温泉 中の湯



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開湯2000年余の歴史を持ち
日本最古の歴史書である”古事記”の中でも
「神の湯」と伝わる神秘の温泉「西山温泉」
その中で比較的中心地(温泉街ではないのですが)
只見川の支流である滝谷川沿いに建つ宿「中の湯」へ行ってきました

本館にて立ち寄り料金を払います
「中の湯」では2つのコースから選ぶシステム
本館男女別内湯”杉の湯”の場合は400円
別館の混浴内湯と混浴露天に入る場合は....800円!!
ちょっと高めかな~って思いながら
ワタシたちは当然のように別館混浴を選択
お金を払って別館の湯小屋へ向かいます

思ったよりも立派な建物で
「中の湯」という立派な看板が掲げられたいました

中の湯2

中の湯8

リニューアルしたのか真新しい木のぬくもりを感じる
男女兼用の広めの脱衣所
浴室内を覗くと、10~15人はゆうに入れそうな大きな湯船
内湯から続く露天風呂も10人は入れそうな立派な岩風呂!
先ほど高いな~と思った立ち寄り料金
なるほど...訂正します(汗)

混浴内湯”中の湯”はヒノキ造りの大きな浴槽
そこに注がれるお湯は適温になっていますが
源泉温度はなんと98.9℃...!あと少しで沸騰レベル!
さすが”柳津西山地熱発電所”を持つエリアだけあって
地熱のエネルギーがパないですね~
泉質は硫黄を含んだナトリウム-塩化物泉☆
湧出口は真っ白に硫黄がこびりついています

高く取られた湯気抜き天井の太い梁も見応えがあり
窓も大きく取られるなど開放感も良く
ほのかに硫黄の匂いのする浴室内は癒し効果抜群です

中の湯7

内湯の”中の湯”と露天の”荒湯”は正真正銘混浴ですが
「中の湯」という宿自体がこじんまりとした旅館で
部屋数が6と少ないことや
平日の立ち寄り入浴のお客さんも決して多くないことから
ほとんどのケースが”貸切”という感じで対応しているみたいですね
なのでこの時も”貸切”状態でこの広~い内湯と露天風呂を満喫♪
とても贅沢な時間を過ごせます

この宿には源泉が3つあり、本館男女別内湯の「杉の湯」
混浴内湯の「中の湯」、混浴露天風呂の「荒湯」は全て別源泉
泉質はどれも含硫黄-ナトリウム-塩化物泉☆
phはどれも8以上で、肌に優しいお湯でした

露天風呂に入った時は小雨が降っていましたが
半分が屋根になっているので問題なく楽しめましたよ☆

西山温泉のある柳津エリアの冬は降雪量も多く寒さも厳しのですが
この地熱と豊富なお湯によって、昔から人々の生活にはなくてはならない
貴重な温泉として守られてきたことでしょうね
この露天風呂に浸かりながらの雪見風呂も格別でしょうね~

中の湯19のコピー

中の湯12

西山温泉はシュールな画風と内容で貧困湯治スタイルを描いた
「つげ義春」の作品でも何度か登場し
彼の代表作”桃源郷”では中の湯の旅館の外観と、この中の湯が描かれています
今でこそ改装されていますが、彼がこの地を訪れた頃の「中の湯」は
きっと彼が理想とする”貧困旅行”にはぴったりの宿だったのかもしれませんね

今でこそ中の湯の建物は改装され”貧困”さは感じられませんが
西山温泉自体の静かな山間の農村のイメージは
きっとその当時から変わらずにあるのだと思います
多くの人たちに知ってもらいたい反面
そっとこの日本の原風景を残していきたい気もします

中の湯28

ワタシも混浴をめぐりこの地に来るまで
ここの存在自体全く知りませんでした
でも、全国各地を回る中で
この西山温泉のような歴史あるひっそりとした温泉地と出会えることに
喜びを感じ、なによりもそんな温泉地を守り続けてくれている
地域の方達に感謝の気持ちが芽生えます

後継者不足や高齢化により存続を危ぶまれる西山温泉ですが
日本の温泉文化のひとつとして
この西山温泉を残していきたいと
このお湯に抱かれながら強く思いました

中の湯26



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 福島県河沼郡柳津町大字砂子原字長窪884
【☎︎】 0241-43-2424
【入浴料】 別館使用(混浴内湯・混浴露天) 800円 本館使用(杉の湯 男女別内湯)400円
【入浴時間】 7:30~21:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 中の湯HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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