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風評被害に負けるな!

logbook #259 土湯温泉 山水荘








2011年の東日本大震災から6年が経つ今でも風評被害によって大打撃を受けている温泉地が福島県内には数多くあります。
その中でも福島を代表する温泉地「土湯温泉」は最も被害の大きかった場所といえるでしょう

震災後に追い打ちをかける様にして起こった原発事故後に
第二次避難所として多くの被災者を受け入れた結果
同年8月を目処に避難者が他所の仮設住宅に移った事で稼働率が3割未満に急落
人件費など過剰となった運営費用が旅館経営を圧迫する結果を招き一気に経営が悪化し
実に土湯温泉にある16の旅館ホテルのうち
5件が廃業に追い込まれてしまいました
これは福島県内で最も廃業の多かった温泉地です

土湯温泉山水荘1

福島県中通りにある土湯温泉は
東京から新幹線で最寄りの福島駅まで120分、そこからバスで50分
車でのアクセスは川口JCTから福島西ICまで180分、一般道15分と
地の利の良さもあり近隣の飯坂温泉と並び
昔から多くの人たちが足を運ぶ
福島県内きっての温泉地として栄えてきました

今回訪れた「山水荘」は客室数70を超える大型観光ホテル
いくつものお風呂を持つ人気の宿です
館内には6Fに「淵の湯」(浅湯・深湯・ぬる湯・見晴らし湯の内湯と露天風呂)
「瀧の湯」(大きな内湯と露天風呂)があり時間制で男女が分けられます
1Fには「つれづれの湯」と「たまゆらの湯」の男女別内湯
その他5つの貸切風呂(有料)を用意し
ワタシ達の目的である混浴露天風呂「太子の湯」があります
これは混浴ファンのみならず温泉ファンにとっては最高に嬉しい宿ですね

日帰りや立ち寄り入浴も用意されているのですが
残念ながら混浴露天風呂の「太子の湯」と貸切風呂は宿泊者専用という事で
宿泊しないと入れません
でも夜の露天風呂の雰囲気や館内の充実感、食事を考えれば
ぜひぜひ宿泊してもらいたい宿です
近くには大玉温泉 金泉閣不動湯温泉 白雲荘がありますので
山水荘を拠点として日帰り混浴めぐりをするのもオススメの宿です☆

土湯温泉山水荘47

土湯温泉山水荘38

安達太良山近く吾妻連峰の中腹450mの高原に抱かれる様に位置する土湯温泉
目の前には荒川の渓流が流れ、人工的ではありますが夜には二段の瀧がライトアップ
耳に届くのは山々に響き渡る渓流の音とお湯の湧出される音のみ
質の高い土湯のお湯に身を沈めれば
それはそれは贅沢な気分に浸れます♪

10種類以上ある土湯温泉の泉質
ここ山水荘のお湯は無色透明の単純泉
毎分230ℓという豊富なお湯は高温で
自然の湧き水により加水され館内のお風呂へ湧出しています

混浴の「太子の湯」は手前に桶風呂
奥に広めの岩風呂が配置されています
館内により一度出てエントランスを歩いた先に露天風呂の入り口があり
男女別の脱衣所も用意されています
女性には安心ですね☆
しかも女性に優しい女性専用時間が5時間!と
なかなか珍しい長い時間帯を設けています
なので逆に男性の方は太子の湯へ入れる混浴時間
(15時~18時・翌5時~10時)を間違えないようにしてくださいね
つまり男性はチェックイン後18時までに入らないと
次の日まで入れないという事なのでご注意を♪

土湯温泉山水荘46

夜の露天風呂「太子の湯」も
明るい時間の雰囲気も
どちらも最高ですよ♪

土湯温泉山水荘15

土湯温泉山水荘7

そんな風評被害に大打撃を受けた土湯温泉ですが
ただ黙って観光客の足が戻るのを待ってる温泉地ではありませんでした☆

「ふくしまからはじめよう。若い力による風評被害対策事業」の一環として
温泉地の若い力に注目!
「若旦那図鑑」が制作された経緯から角川文庫の女性コミック誌”シルフ”にて連載を開始
若い層の顧客獲得に乗り出します

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若旦那5人衆として
ジュリアン(イケメン) 山根屋旅館・渡邉樹璃案
リオ 山水荘・渡邉利生
ツヨシ はるみや旅館・今泉強
アキラ 向瀧旅館・佐久間輝
トモヒロ 向瀧旅館・佐久間智啓
がクローズアップ☆
という訳でワタシも山水荘の若旦那”リオ”と記念撮影(笑)
5人衆の中でも最年少だそうです

土湯温泉山水荘29

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連載漫画の中の5人衆
山水荘の若旦那”渡邉利生”さんは左から2番目ですね
似ているか似ていないかの判断はあなた次第(笑)
ぜひ盛り上がりを見せて欲しいですね♪

そして土湯温泉最大の復活劇が地熱発電利用でした
高温である土湯温泉の特色を生かし
(源泉16号の温度は139℃)
総工費7億円をかけたバイナリー方式と呼ばれる地熱発電方式を採用
高温の温泉は発電の熱源として活用され
発電に使われて温度が下がった温泉は温泉施設で入浴用に利用するもの
これは地熱発電大国である大分県の筋湯温泉で行われていますね

土湯温泉も収益の柱を地熱発電という形で
観光以外のエネルギー事業へ活路を見出した結果
年間1億円という収益を得ることができました
これは大きいですね♪

先日のニュースで知りましたが
16軒あった旅館のうち5軒が廃業となっていましたが
うち3軒が復活の動きを見せ始めたそうです
もちろん経営権が移ったり、別の会社が買い取っての事ですが
苦難が続いた温泉地を復興の光が照らし始めたといって良いでしょう

その中の「旧土湯ホテル」を再生させるのは今回の「山水荘」だそうです
2017年10月に復興作業関係者用の宿泊施設としてオープンさせるそうで
ゆくゆくは観光客のための宿泊施設に戻していきたいとの事
素晴らしいですね

最近は全国的に見ても混浴温泉や混浴宿の廃業や廃止のニュースばかりが続いていました
衰退産業になりつつある温泉業界や各地の温泉地にとっても
今回のケースがいい成功例になれればと思っています

土湯温泉山水荘6





みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【土湯温泉 山水荘】
~2016.1.24訪問~

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 福島県福島市土湯温泉町字油畑55
【☎︎】 024-595-2141
【入浴料】 800円
【入浴時間】 10:00~15:00(14:00受付終了) 混浴露天は不可
【定休日】 無休

【HP】 山水荘HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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