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見事な石灰華☆

logbook #268 小川温泉元湯 ホテルおがわ








富山県と言って思い浮かぶもの...
「ホタルイカ」「越中富山の置き薬」「蜃気楼」「ます寿司」と様々ですが
ワタシの中で真っ先に思い浮かぶのは”黒部渓谷”
日本有数の切り立ったV字峡谷は長い歴史の中で人々の侵入を拒み続けた大自然の脅威
もちろん山深い北アルプスの地熱地帯でもあり
祖母谷黒薙鐘釣、阿曽原など豊富な温泉地帯が点在しています
そんな富山県の黒部の玄関口とも言える朝日町の朝日小川ダムの上流に歴史ある温泉がありました

ホテル小川6

富山市内を起点とする県道45号線の終点になるのが今回訪問した小川元湯温泉☆
開湯400年という歴史を持つ温泉地です
その小川元湯温泉唯一の一軒宿が、この「ホテルおがわ」
創業が明治19年と120年の歴史を持つ老舗旅館ですが
そのイメージとは大きく懸け離れた鉄筋6階建で全客室51
収容人数310名の規模の大型観光ホテルでした

この日も大型観光バスが数台停まっているほど普段からも人気の宿☆
それでいて元々”湯治場”としての歴史が長いこの宿には
いまでも「不老館」という炊事場を完備した湯治棟が本館横に残っています

館内には男女別の内湯と露天風呂が完備され
真横を流れる小川を眺めながら入浴することができます
でもでも♪混浴ファンにとってのお目当は
何といってもこの宿の名物である「天然洞窟野天風呂」☆
ここへは本館から一度出て駐車場前の県道の終点を
さらに遊歩道に沿って小川沿いを7~8分歩いた先にあります

ホテル小川10

ホテル小川13

比較的綺麗に整備された河川敷の遊歩道を進みますが、ひとりで歩く場合は「熊鈴」もしくは「ベアスプレー」を持参する事をお勧めします
頻繁に熊の目撃情報も出ているようなので...(汗)
立地的な事からも利用は日の出から日没までとなっています

日頃の運動不足を解消するには丁度いい距離かなww
程なく歩くと男女別の立派な脱女が見えてきます
ココがこの宿の名物でもある混浴の”天然洞窟野天風呂”です☆
ここから更に先に進んだ先には女性専用野天風呂の”蓮華の湯”がありました

ホテル小川18

ここは混浴と言っても宿が用意する湯浴み着の着用がOKなので
比較的、混浴初心者の女性にもハードルが低いと思います☆
女性は上の写真でもお分かりの通り、脱衣所から直接湯船へアクセスできますよ
なので殿方はこの位置に陣取らないようにしてくださいね♪

露天風呂も結構広めで15人くらいは余裕で入れると思います
名物の洞窟風呂は奥1/3ほどのエリアになっていて
洞窟風呂といえど、とても開放的な作りでした
肝心のお湯は少々濁りのある炭酸水素塩泉、弱アルカリの肌に優しいお湯
露天風呂の手前の方はお湯の湧出口から遠い事もあり、少し温めのお湯でした
湯の淵や底を見れば、このお湯の効能や温泉成分の濃さが一目瞭然です

ホテル小川21

ホテル小川28

混浴のお風呂では殿方の定位置って結構重要ですよね
例えば常に女性脱衣所や女性が出てくる方向を向いたままの場所や
湯船に出入りするための場所に陣取られると女性はなかなか湯船に入れないというより
混浴に入って来なくなりますし(笑)
あとは今回の湯船のように手前のエリアと洞窟エリアを分ける狭窄部に陣取られると
移動したくても移動できない場合があります...
(ワタシも奥の洞窟エリアに行きたかったのですが...カレに何とか言ってもらって避けていただきました)
やはり女性も安心して入浴できる配慮って大事かなぁって思います
混浴が今後も衰退しないように...☆

ホテル小川27

今回はご一緒した殿方に配慮いただき、メインの洞窟風呂の方へ移動できました☆

ホテル小川30

ホテル小川58

これが洞窟風呂の壁面にある源泉湧出の石灰華☆
説明を読めば幅18m高さはなんと20mの噴泉塔との事
おお~見事です!
現在は突き出た3本のパイプを通って源泉が湯船に打たせ湯の様に流れ落ちます
でもでも!源泉温度は約70度と高温!!
知らずに”打たせ湯”したら火傷しちゃうのでご注意を!!!
(なぜ打たせ湯状態にしてあるんだろう...)

長い年月をかけて湧出配管のパイプをもジワジワとパラサイトしていきそうな温泉成分
触れてみたら硬く滑らかな析出物☆よく鍾乳洞などで見るものと一緒ですね
自然が作り出す芸術作品に今回も改めて感動~(涙)
これは温泉成分に含まれ地表に出るまで溶けていた炭酸カルシウムが
長い年月をかけて沈殿し形成されたそうです

ホテル小川37

ホテル小川32

こんな迫力ある石灰華のアート!混浴といえどもココまで来て見なかったら損ですよ~
洞窟内はお湯の流れる音が響いて、これまた迫力満点☆
洞窟付近のお湯の温度は源泉が注がれている事で少々熱めでした

小川温泉元湯の歴史ですが、江戸時代のはじめの元和3年(1617年)
関ヶ原の戦い後の江戸幕府による全国平定の真っ只中
この地域に住む民と和尚の枕元に薬師如来が立ち「布施谷の湯を小川へ移す」と告げられます
その後、村人が小川の上流を訪ねてみると
大きな岩の間からこんこんと湧き出るお湯を見つけたとそうです
霊験あらたかなこのお湯は、由来どおり「薬師の湯」と呼ばれたり
またはこのお湯に浸かり子宝を授かったという人も増え「子宝の湯」とも呼ばれ
近郷近在に広く知られることとなります
江戸時代半ばには越中四名湯のひとつとして数えられるほどの温泉となりました

IMG_6021.jpg

地域の人たちが大切にしてきた小川温泉元湯は湯治場として栄えてきましたが
昭和40年代より温泉旅館としての姿に変貌を遂げ現在の姿になります

そんな長い歴史の中で守られてきた石灰華の洞窟露天風呂はとても貴重であり今後も残していきたい財産だと思いました☆

雪の多いこの地域
遊歩道の先にある「天然洞窟野天風呂」と「蓮華の湯」は冬季閉鎖となります
(12月~4月初旬)
素晴らしい炭酸泉であるこのお湯のデメリットをあげるとすれば...
”山奥””川のそば””炭酸泉”とこの三拍子が揃えばお決まりなのが.....アブです(汗)
特に真夏の露天風呂は予想どおりアブ祭りだそうです
なので小川元湯の洞窟露天風呂のベストシーズンは冬季閉鎖の前後かなぁと思います
ぜひぜひ”ご利用は計画的に!”な温泉ですね☆

何はともあれ素晴らしい温泉のひとつです♪

ホテル小川42



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【小川温泉元湯 ホテルおがわ】
~2016.4 訪問~

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 富山県下新川郡朝日町山崎湯ノ瀬1
【☎︎】 0765-84-8411
【入浴料】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯利用 500円 (館内の全浴室も利用の場合 1,000円)
【入浴時間】 9:00~14:30
【定休日】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯は冬季閉鎖(12月~4月初旬)

【HP】 ホテルおがわHP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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