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日本の最北東端の混浴温泉

logbook #147 相泊温泉





世界遺産の知床半島
西側にはウトロ漁港を中心に観光地として華やかな賑わいと
ウトロ以北には未だ人を寄せ付けない
断崖絶壁の雄大な大自然が続きます

それに対して半島の東側は
羅臼町を中心に
国道の行き止まりになる相泊まで
番屋が立ち並び
素朴で静かな風景が広がります

ワタシ的にはこちらの静かな風景が大好きです
晴れていれば海の向こうに国後島の姿を望む事ができます

相泊温泉4

道道87号線の行き止まり
その手前の駐車スペースより
丸石の敷き詰められたゴロタ浜を覗き込むと
そこに相泊温泉はあります

この辺りは海岸線から温泉が随所に湧き出しているようで
もともとは羅臼の漁師が
コンブ漁で冷えた体を暖めるために作ったもの
それを一般の観光客のために
快く解放しているようです

夏のシーズンは残念ながら(笑)
ベニアで囲いを作り
男女別に仕切りが設けられ
屋根はブルーシートに覆われています
なので観光シーズンは男女別浴
(。ノε`。)アゥ~~

相泊温泉は冬の間は雪と
荒々しい波により
ほぼ玉石に埋もれてしまうみたいですね

GW明けの時期に
地元の方たちによって”掘り起こし作業”が行われ
6/1頃からお湯が貯められます
6月の中旬に小屋掛けが始まり
9月の上旬に小屋が撤去
9月下旬には管理終了というスケジュールのようです

つまり
小屋がない状態での
超解放的な混浴を味わうためには
6月初旬〜中旬
9月上旬〜下旬という
超レアな短い期間に訪れなければなりません

再訪の時は
ぜひ解放的な相泊温泉を堪能したいです☆

相泊温泉12

時折ヒグマの親子が
ゴロタ浜をお散歩する姿も見られるかも♪



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【相泊温泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 北海道目梨郡羅臼町相泊
【☎︎】 0153-87-2111(羅臼町観光課)
【入浴料】 無料
【入浴時間】 満潮時の水没時以外
【定休日】 なし (冬場は厳しいでしょう)

【HP】


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
からまつの湯♪

logbook #146 養老牛温泉 からまつの湯




やっぱり道東は景色も空気も
”ほっかいど〜・でっかいど〜”していますね
牧場の広さや牛の数も規模が違います
牛たちものびのびと育つでしょう

からまつの湯3

養老牛の人気の宿
”湯宿だいいち”に宿泊した早朝に
朝もやの中
これもまた養老牛の代表的な野湯
”からまつの湯”を目指しました

湯宿だいいちからは
車で数分の場所にあり
森の中の野湯ですが
アクセスは簡単で
からまつの湯の目の前に
大きな駐車スペースもあります

ここは原則的には国有林なので
立ち入りは制限されるはずですが
現在は黙認している現状のようです

IMG_0777のコピー

ハウシベツ川沿いに作られた野湯
夏場にはそのまま湯船から川へ飛び込む事も♪
ワタシも足をつけましたが
相当冷たいです...!
とにかく雰囲気は最高の
野湯ファンにとっては
たまらないロケーション

手作りの男女別の脱衣小屋
湯気の立ち上る源泉の貯湯槽
石で組まれた浴槽
入り口の囲いには
”いい旅、いい風呂、いい仲間”という
素晴らしいキャッチフレーズが!

”からまつの湯”
もともとはこの辺りの国有林を管轄する
営林署の職員の方々が職員用に
あくまで”個人的”に作った野湯

IMG_0783のコピー

現在では数名の有志の方々が
この”からまつの湯”を守っているとの事
ありがたい限りです
感謝☆

この日も目の前の駐車スペースには
数台のキャンピングカーが止まっていました
きっとここでお湯を楽しみながら
泊まっているのでしょう

休日には多くのビジターがこのお湯を訪れるほど
このエリアでは人気の野湯になっています

IMG_0795のコピー

でもそれも良し悪しで
最近ではキャンプの際の火の不始末や
ゴミの放置などの問題

ここを守っている有志の方々と
ビジターの方々との間のトラブルなどが
後を絶たない現状だと耳にします
有志の方々にはとにかく感謝の気持ちを持って
使わせてもらう事
最低限のマナーを守る事を心がけていかないといけません

やはりもともとは国有林内
何かのトラブルが明るみになれば
黙認していた営林署も
即閉鎖にせざるを得ない瀬戸際にある事も
覚えておかなければなりません

全国各地で風前の灯火の混浴文化
これだけ素晴らしいロケーションの野湯は
なかなか見る事のできない素晴らしい財産です

ひとりひとりの心がけを持って
この”からまつの湯”を
いつまでも守っていきたいですね
からまつの湯26

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【養老牛温泉 からまつの湯】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 北海道標津郡中標津町養老牛国有林内 野湯
【☎︎】 0153-73-3111 (中標津町役場)
【入浴料】 無料
【入浴時間】 24h
【定休日】

【HP】


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
2015.09.02 養老牛の森

養老牛の森

logbook #145 北海道 中標津町 養老牛温泉 湯宿だいいち





養老牛??
これもまた北海道独特の地名の一つ
アイヌ語の「エ・オロ・ウシ」
または「イ・オロ・ウシ」
共に”〜を水につけているもの”という意味らしいですが

困った時のWikiによれば(笑)
近隣のアイヌ民族の女性が繊維を作るため
シナノキやイラクサの皮を温泉水に漬けて
柔らかくしていたことからきているとの事

読み方は”ようろう-うし”が一般的ですが
夕食の時、仲居さんに聞いてみたら
地元の方は”ようろうし”と呼ぶのだとか

この養老牛温泉
小高い山々の間に流れる渓流沿いに
現在3軒の温泉宿があります

養老牛だいいち11

今回の宿は”養老牛温泉 湯宿だいいち”☆
北海道一と言ってもいいくらい
大人気の宿です

玄関をくぐると
大きな囲炉裏のついたラウンジが
ワタシ達をお出迎えしてくれます

ロビーからは養老牛の鮮やかな森の緑
そして清らかな清流の流れが望めます
夜にはロビー前のいけすに
シマフクロウがやってきます

泊まった部屋は新館の新部屋
人気の宿では定番の浴衣を自由に選べたり
なんと新館の廊下には”まくらコーナー”があって
自分の好きな枕を数種類から選べる♪
嬉しいサービスです

養老牛だいいち7

新館にあるラウンジ
誰もが自由に使えます
本や漫画も充実
クラシックを聴くには最高な
大きなスピーカーと高級そうな(高級なのでしょう)
プレーヤーが並んでいます
中には真空管アンプも☆

ワタシ的に嬉しかったのは
ドリンクバーがあること
コーヒーも飲み放題♪
コーンスープもあるなんて☆嬉しい〜〜

養老牛だいいち8

部屋も大満足☆
フカフカのツインベットルームと
養老牛の森が大画面で飛び込んでくるような
大きな窓☆
心地よいソファーにもたれながら
”湯宿だいいち”のホスピタリティーの高さに
身を委ねる♪
いいね〜〜

養老牛だいいち2

もちろん夕食も豪華♪
ワタシ達には珍しい”めんめのあんかけ”
..."めんめ”??
金目鯛のような深海魚
地域によってキンキ、メイセン、アカジと
名前を変えるそうです

さぁさぁ
次はメインのお風呂のレポート☆
湯宿だいいちの混浴風呂は
川沿いにある”混浴大露天風呂”
その他は男女別にそれぞれ
露天岩風呂や丸太風呂・寝湯など
家族連れにも楽しめるお風呂です

内湯は男女それぞれに
木のぬくもりと癒しの香り漂う総ヒバ風呂
(混浴ではないのでカレと一緒には入れないのが残念)

宿の予約がなかなか取れない
人気の秘密が伺えます

養老牛だいいち15

夜の混浴大露天風呂は
昼間とはまた違う静寂の養老牛の顔を見せます
男女それぞれの露天風呂から
混浴露天にアクセスする形

カレが先に待っているのを確認して
混浴で合流します
なので
混浴が苦手な女性の方でも
夜の遅い時間であれば
川の流れをBGMに
ゆったりと湯浴みを楽しめると思います

混浴って女性側には
”これより女性エリア、男性は入れません”と大々的に書いてありますが
不思議と男性エリアには何も書いていないんですよね(笑)
なので遅い時間だったこともあり
ちゃっかりおそらく男性エリアであろう露天風呂にも
カレを一緒に入っちゃいました(笑)

養老牛だいいち26

朝一の混浴岩風呂も
養老牛の素敵な山間の景色を見せてくれます
目の前に流れるモシベツ川の流れを
ぼんやり見つめながらお湯に身を委ねていると
普段の忙しさも疲れも吹き飛びます

養老牛の温泉の開湯は300年前
しかし当時はほとんど訪れる人も少ないほど
山深かったのでしょう
やがて昭和に入り現在の3軒が立ち始め
昭和4年に”第一旅館”がスタート
現在の湯宿だいいちのルーツです

養老牛だいいち31

実は養老牛温泉には3軒の宿の他に
もうひとつ
有名な野湯があるんです
もちろん混浴ですよ

こんな素敵な湯宿と
自然の中の混浴野湯が
あるなんて
養老牛温泉☆めちゃお気に入り♪

養老牛だいいち32

奥に見えるのが男性エリアです
ね☆何も書いてないでしょ?
わからなかったら女性も知らずに
入って行ってしまいそうです(笑)
昨夜のワタシは確信犯ですが

今回の雪島(北海道)の長旅の疲れを
体の芯から癒してくれた
”湯宿だいいち”
また雪島に来た時には
間違いなく訪れたい
素晴らしい宿でした

養老牛だいいち29

ところで”養老牛”って
牛がたくさんいるのかって?
もちろん
たくさんいましたよ☆





みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【養老牛温泉 湯宿だいいち】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 北海道標津郡中標津町養老牛518
【☎︎】 0153-78-2131
【入浴料】 600円
【入浴時間】 13:00~15:00
【定休日】 無休

【HP】 養老牛温泉だいいちHP




参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

湿原の広がる町のモール泉♪

logbook #144 北海道標茶町 オーロラ温泉





標茶町☆
”しべちゃ”と読みます
アイヌ語で「シペッチャ」
”大きな川のほとり”という意味だそうです
北海道って地名を聞いているだけでも楽しいですね

標茶町は北海道ならではの景色が楽しめます
この町の主要産業は酪農というだけあって
まわりは牧場ばかり
車窓から見る景色には
ワタシたちが想像する以上の規模の大きな牧場が
延々と続いています

そして有名な釧路湿原
釧路を始め4市町村にまたがるこの湿原の
実に65%がこの標茶町にまたがっています

その他様々な鳥たちの姿も見られ
ワタシは運良く”ツル”を見ることができました

オーロラ温泉24

そんな素晴らしい風景の続く標茶町にある
知る人ぞ知る温泉「オーロラ温泉」
えっ??オーロラ??
かなり独特なネーミングですが
これは標茶町にある”オーロラファームビレッジ”という
自然体験村の中にある温泉です

約30万坪にもおよぶ敷地内に
キャンプ場、パークゴルフ場、
ログハウス、コテージを配置
そしてこの”オーロラ温泉”が
その敷地内から湧出しているのです

特徴的なのは
この茶色がかったお湯の色

オーロラ温泉12

このオーロラ温泉の泉質は
「モール泉」☆
植物由来の有機物が溶け込んだ温泉です
同じ北海道の”十勝川温泉”が有名ですね

モール泉のお湯は柔らかくお肌に優しい感じ
濃いモール泉になるとアブラ臭などが強いのですが
ここのお湯はほとんど無臭です
”紅茶色”というか”飴色”というか
とても綺麗なお湯です

モール泉には表面に泡のようなものが浮いているのも特徴
人が長く入っていない新鮮なモール泉ほど
表面に泡が浮いていて
これが効能の一つなのですが
”何これ?だれかシャンプーの泡でも入れちゃったの??”って
一生懸命に桶ですくい上げていました...
無知ってもったいない。。。(涙)

とある企業により平成3年に「オーロラゴルフ&リゾート」のリゾート開発が始まりますが
バブルの崩壊と釧路地震により開発を断念
企業の子会社が引き継ぎ平成7年にオーロラファームが自然体験村を開村
翌年に温泉ボーリングに着工し、平成9年に温泉が湧出したそうです

現在は横浜在住の女社長が経営を引き継ぎ
夏と冬で行き来しながら切り盛りしているそうです

とても優しそうな女将さん
そして”名湯に温泉犬あり”の言葉通り
看板犬”チー坊”が
いつでも皆さんを快く出迎えてくれるはず♪

モール泉に浸かりながら
自然を味わってみる旅
おすすめです☆

オーロラ温泉15




みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【オーロラ温泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 北海道川上郡標茶町字栄219-1
【☎︎】 015-488-4588
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~19:50
【定休日】 火曜日 冬季休業

【HP】




参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

オンネトー温泉

logbook #143 北海道 オンネトー温泉 景福





はて〜しぃない〜♪(千春風)十勝平野を(笑)
さらに東へ向かうと
”オンネトー温泉”があります

阿寒国立公園内にある湖の名前で
アイヌ語では「年老いた沼」あるいは「大きな沼」という意味
以前は湖の南東部にあるオンネトー湯の滝があり
滝上の池が天然の露天風呂として利用されていましたが
微生物によって酸化マンガンを生成する現象が発見され(汗)
入浴禁止になってしまいました
(よくわからないけど怖そう...)

ここには混浴の露天風呂と内風呂があります
露天風呂は見事な硫黄のエメラルドグリーンがかった白濁湯☆
夏の青空とのコントラストがとても綺麗でした

オンネトー景福14

20人は入れそうな広い露天風呂
浅めな湯船には湯の花が綺麗に舞っています
女性専用の露天風呂からは
湯船続きでアクセスできるので
湯に入ったまま移動して来れます
(かなり浅いので難易度高いですが)

すでに数名の殿方が入浴されていて
みなさん思い思いに湯浴みを楽しんでいます

”景福”の宿は
近代的なホテルという感じではなく
とても簡素なイメージの宿です
確か宿泊料金が6,500円程だったかな?
リーズナブルな料金設定も
また魅力の一つなのでしょう

オンネトー景福6

標高1499mの雌阿寒岳の登山口にもなっているので
きっと登山客が多いのでしょうね
その他、オンネトー湖周辺の散策路もあるので
ハイカーの姿も多く見られます

このエメラルドグリーンがかった白濁湯が
このオンネトー温泉の有名なお湯なのですが
実は私が気に入ったお湯は
露天風呂よりも内湯でした☆

オンネトー景福20

露天風呂の白濁湯と違って
内湯は無色透明のお湯
しかも透き通るようなクリスタルのよう
もしや...もしや!

そうです!
私の大好きな”足元自噴”の温泉♪
湯底は玉砂利になっていて
その隙間からお湯が湧き出ているようです
何と言っても圧巻なのは
湯底から伸びるパイプからは
贅沢に浴室の床へ、お湯がドバドバかけ流されている事
思わず”もったいな〜い!”と叫んでしまいそう
それだけ湯量が豊富なんです

オンネトー景福27

内湯は女湯と混浴に分かれていますが
足元自噴は混浴のみ
そこからオーバーフローしたお湯が
隣の女湯に流れていく仕組み

ともなれば
断然新鮮なお湯をいただくためには
混浴に入るしかない!という感じですね

露天風呂のお湯も
ここから流れ出たお湯が貯められた事で
そのお湯が長い時間空気に触れて
白濁湯を作っているんですね
...やっぱり断然、混浴内湯ですね

内湯の浴槽に入ると
そこは強烈な鼻をつんざく刺激臭が立ちこめます
弱い人はきっと頭痛や目がやられそうです
換気を十分にしないと危険です
でもそれだけ効能も高いはず

何よりお湯の宝石と言わんばかりの
足元自噴の新鮮なお湯に身を鎮める
なんとも言えない贅沢な時間が
ここには流れています


現在(2015年夏)硫化水素事故により
2014年秋より休業中
1日も早い復旧を願います



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【オンネトー温泉 景福】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 北海道足寄郡足寄町茂足寄162-1
【☎︎】 01562-9-7370
【入浴料】 300円
【入浴時間】 10:00~20:00
【定休日】 不定休

【HP】 HP




参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください