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2016.04.29
4つの源泉を満喫♪
4つの源泉を満喫♪
logbook #205 鳴子温泉郷 鳴子温泉 姥乃湯
今から約1200年前の平安時代837年(承和4年)
鳴子火山と呼ばれる鳥屋ヶ森の噴火により
お湯が吹き出したとされる現在の鳴子温泉
この頃は鳴子の噴火後、40年間の間に
貞観大噴火(富士山噴火)、貞観大地震(東日本大震災級の三陸沖地震)、仁和地震(東南海トラフによる史上最大級の大地震)が起きた地殻変動の大きな時期でもあります
その自然の恩恵により生まれた鳴子温泉郷は
川渡温泉、東鳴子温泉、鳴子温泉、中山平温泉、鬼首温泉と
5つの温泉地から形成されます
古くから人々に愛され
今も絶えることなくもうもうと湯煙を上げています
鳴子温泉郷の特徴といえば370を超える
豊富な湯量を持つ源泉数もさることながら
全国にある療養泉11種のうち9種の泉質を楽しめる事
泉質のデパートって感じですね☆
5つの温泉地はそれぞれ個性的な顔を持ち
そのメインとなる「鳴子温泉」は昔ながらの自炊棟を持つ湯治宿から
高級旅館、大型ホテルなどバラエティに富んだ温泉街☆
陸羽東線(通称”奥の細道ゆけむりライン”)の鳴子温泉駅を中心に
お土産屋さんや宿が賑やかな温泉街を形成します
鳴子温泉郷の5つの温泉地プラス"赤倉温泉""瀬見温泉"の7つの温泉地を
割引料金で巡れる「湯めぐりチケット(一枚1,300円)」や
”下駄も鳴子”のキャッチフレーズで”下駄手形”と”下駄レンタル”で温泉気分を味わいながら
様々なサービスを受けられるキャンペーンなど
鳴子温泉郷の中でも観光に強く力を注ぐエリアです
そんな鳴子温泉にも昔ながらの混浴風呂を持つ宿も多く
その一つ「姥乃湯」にやってきました
宿も400年の歴史を持ち
鳴子温泉でも古い歴史のある宿のひとつ
旅館部と自炊部を持つ鄙びた雰囲気の旅館です
この宿には兄頼朝に追われ奥州平泉を目指した
義経にまつわる伝説が残されています
義経の正室である北の方が山形と宮城の県境近くの亀割峠で産気づき
亀若丸を産み落としますが産声をあげませんでした
これには理由があり義経はこの時、泣かれて里人に気付かれる事を恐れ
生まれたばかりの亀若丸の口を塞ぎ
一行の立場をつらつら話聞かせ、泣かないように言い諭したからだと言われます
その後、関を超えたところで産湯につけた途端
亀若丸は元気な産声をあげたそうです
その伝説に語られる産湯こそが、この宿に伝わる源泉である事から
「姥乃湯」という名前がついています
泉質豊富な鳴子のお湯
この宿だけでも実に「4つ」の異なった源泉を持ちます
混浴露天風呂の「啼子の湯」
4~5人もはいればいっぱいの岩風呂
ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
(低張性中性高温泉)ph 7.6 源泉名:旧姥の湯
うっすらと濁りのあるお湯は
美肌効果にすぐれた美人の湯です
「啼子の湯」の名前も産湯につけた時に
大きな産声をあげた事に由来した名前で
それが「鳴子」になったという説もあります
次は男女別の内湯「こけしの湯」
小さめの浴室を開けると
強烈な硫黄臭に包まれます
浴室内の木造りの床や湯船の縁も
真っ白な湯の花に染められています
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(低張性中性高温泉) pH7.1
源泉名 : 姥の湯硫黄泉
白濁の硫黄泉といえば、強烈な酸性湯をイメージしますが
phを見てお分かりのように、見た目とは裏腹に
とてもなめらかなソフトなお湯なんです♡
「赤ちゃんでも入れる硫黄泉」ですよ
とても体の芯から温まるお湯です
あと内湯が2つありますが
「義経の湯」は宿泊者専用だったため未入浴
残す最後の内湯が「亀若の湯」
単純温泉(低張性中性高温泉)
源泉名 : 姥の湯 ph 6.6
正真正銘、義経伝説由来の”姥の湯”源泉です☆
鳴子温泉の泉質の多くが常識を覆すもので
ここも御多分に洩れず☆
単純泉といえば無色透明のイメージが強いのですが
うっすら濁りがあり鉄分が含有されている事は明白
オーバーフローするお湯の流れとともに
茶色に染まった床が効能の高さを物語っています
一番ぬるめのこのお湯は
肌にしっかりと染み付いてきて肌に優しい~
それもそのはず
メタケイ酸も自然含有されているとの事でした
「姥乃湯」の全ての源泉はとても美容に効果ありの宿なのですね♡
昔ながらの湯治場に残された「混浴」という文化が
未だ数多く残る鳴子温泉郷
その大切な文化・風習を昔から大切に
生活の一部として受け継いできた鳴子温泉の人々の思い
今回のレポートより
その素晴らしい温泉郷をまわっていきたいと思います
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65
【☎︎】 0229-83-2314
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】姥乃湯HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #205 鳴子温泉郷 鳴子温泉 姥乃湯
今から約1200年前の平安時代837年(承和4年)
鳴子火山と呼ばれる鳥屋ヶ森の噴火により
お湯が吹き出したとされる現在の鳴子温泉
この頃は鳴子の噴火後、40年間の間に
貞観大噴火(富士山噴火)、貞観大地震(東日本大震災級の三陸沖地震)、仁和地震(東南海トラフによる史上最大級の大地震)が起きた地殻変動の大きな時期でもあります
その自然の恩恵により生まれた鳴子温泉郷は
川渡温泉、東鳴子温泉、鳴子温泉、中山平温泉、鬼首温泉と
5つの温泉地から形成されます
古くから人々に愛され
今も絶えることなくもうもうと湯煙を上げています
鳴子温泉郷の特徴といえば370を超える
豊富な湯量を持つ源泉数もさることながら
全国にある療養泉11種のうち9種の泉質を楽しめる事
泉質のデパートって感じですね☆
5つの温泉地はそれぞれ個性的な顔を持ち
そのメインとなる「鳴子温泉」は昔ながらの自炊棟を持つ湯治宿から
高級旅館、大型ホテルなどバラエティに富んだ温泉街☆
陸羽東線(通称”奥の細道ゆけむりライン”)の鳴子温泉駅を中心に
お土産屋さんや宿が賑やかな温泉街を形成します
鳴子温泉郷の5つの温泉地プラス"赤倉温泉""瀬見温泉"の7つの温泉地を
割引料金で巡れる「湯めぐりチケット(一枚1,300円)」や
”下駄も鳴子”のキャッチフレーズで”下駄手形”と”下駄レンタル”で温泉気分を味わいながら
様々なサービスを受けられるキャンペーンなど
鳴子温泉郷の中でも観光に強く力を注ぐエリアです
そんな鳴子温泉にも昔ながらの混浴風呂を持つ宿も多く
その一つ「姥乃湯」にやってきました
宿も400年の歴史を持ち
鳴子温泉でも古い歴史のある宿のひとつ
旅館部と自炊部を持つ鄙びた雰囲気の旅館です
この宿には兄頼朝に追われ奥州平泉を目指した
義経にまつわる伝説が残されています
義経の正室である北の方が山形と宮城の県境近くの亀割峠で産気づき
亀若丸を産み落としますが産声をあげませんでした
これには理由があり義経はこの時、泣かれて里人に気付かれる事を恐れ
生まれたばかりの亀若丸の口を塞ぎ
一行の立場をつらつら話聞かせ、泣かないように言い諭したからだと言われます
その後、関を超えたところで産湯につけた途端
亀若丸は元気な産声をあげたそうです
その伝説に語られる産湯こそが、この宿に伝わる源泉である事から
「姥乃湯」という名前がついています
泉質豊富な鳴子のお湯
この宿だけでも実に「4つ」の異なった源泉を持ちます
混浴露天風呂の「啼子の湯」
4~5人もはいればいっぱいの岩風呂
ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
(低張性中性高温泉)ph 7.6 源泉名:旧姥の湯
うっすらと濁りのあるお湯は
美肌効果にすぐれた美人の湯です
「啼子の湯」の名前も産湯につけた時に
大きな産声をあげた事に由来した名前で
それが「鳴子」になったという説もあります
次は男女別の内湯「こけしの湯」
小さめの浴室を開けると
強烈な硫黄臭に包まれます
浴室内の木造りの床や湯船の縁も
真っ白な湯の花に染められています
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(低張性中性高温泉) pH7.1
源泉名 : 姥の湯硫黄泉
白濁の硫黄泉といえば、強烈な酸性湯をイメージしますが
phを見てお分かりのように、見た目とは裏腹に
とてもなめらかなソフトなお湯なんです♡
「赤ちゃんでも入れる硫黄泉」ですよ
とても体の芯から温まるお湯です
あと内湯が2つありますが
「義経の湯」は宿泊者専用だったため未入浴
残す最後の内湯が「亀若の湯」
単純温泉(低張性中性高温泉)
源泉名 : 姥の湯 ph 6.6
正真正銘、義経伝説由来の”姥の湯”源泉です☆
鳴子温泉の泉質の多くが常識を覆すもので
ここも御多分に洩れず☆
単純泉といえば無色透明のイメージが強いのですが
うっすら濁りがあり鉄分が含有されている事は明白
オーバーフローするお湯の流れとともに
茶色に染まった床が効能の高さを物語っています
一番ぬるめのこのお湯は
肌にしっかりと染み付いてきて肌に優しい~
それもそのはず
メタケイ酸も自然含有されているとの事でした
「姥乃湯」の全ての源泉はとても美容に効果ありの宿なのですね♡
昔ながらの湯治場に残された「混浴」という文化が
未だ数多く残る鳴子温泉郷
その大切な文化・風習を昔から大切に
生活の一部として受け継いできた鳴子温泉の人々の思い
今回のレポートより
その素晴らしい温泉郷をまわっていきたいと思います
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【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉河原湯65
【☎︎】 0229-83-2314
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】姥乃湯HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2016.04.20
日本屈指の”あつ湯”
日本屈指の”あつ湯”
logbook #204 湯宿温泉 湯本館
2016年の大河ドラマ皆さんは見ていますか~??
1985年に放映された真田太平記以来の真田幸村を描いた力作☆
もちろんワタシはYoutubeでコンプリートしました
歴史が大好きなワタシ
おそらく大河ドラマの中でもトップクラスに入るのでは??
と思える完成度の高い作品でしたが
その(幸村)真田家を描いたリメイク版となる”真田丸”
余程、前作を上回る事がない限り酷評されるであろうパンドラの箱を開けたのが
実力脚本家「三谷幸喜」
随所に三谷ワールドを交えながらの展開、うんうん♪まずまずの面白さです☆
何よりも光る部分がキャスティングでしょうね
前回の幸村が今回の昌幸...当時の丹波哲郎さんの演技を見ていた草刈正雄さんが
自身にかけられたプレッシャーはとてつもなく大きなものだと思いますが
見事に素晴らしい演技を見せています☆今後も期待大です
すいません!「真田丸」の話で盛り上がってしまいました...
本題の混浴レポートを始めましょう☆
群馬県と新潟県との県境”三国峠”の直ぐ近く
関越自動車道ができるまでは
越後と関東を結ぶ重要な交通路であった三国街道
現在の国道17号線沿いから旧道へ逸れた小さな集落に
現在6軒の宿と4つの共同湯を持つ「湯宿温泉」はあります
当時は三国峠越えの重要な城下町として栄えたこの温泉
開湯の歴史は古く約1200年~1300年前の
仁寿2年2月8日に弘須(こうず)法師が読経している際に薬師如来が現れ
岩穴から突如温泉が湧出したとされます
江戸時代には大泉洋の演じる真田信之(幸)が徳川方に着いて
沼田城主になってから5代目にあたる城主”真田伊賀守信真”が
長年患っていた持病の”痔”を湯宿の湯にて完治させた事から
薬師如来を再建、薬師瑠璃光如来を祀ったそうです
その薬師瑠璃光如来が現在、湯宿温泉中心部にある共同湯
「窪湯」に併設されたお堂でその姿を見る事ができます
その窪湯を見下ろすように建つ鉄筋コンクリートの宿が「湯本館」
温泉街で一番大きな旅館です
面白いのが旅館でありながら門の表札には個人名が掲げられていること
「湯本作太夫」
この宿の主人が代々襲名する名で
現在でなんと!21代目になるというから驚き!
なんとも歴史の刻まれた旅館です
館内にはお風呂が3つ
混浴大浴場と婦人用浴場、貸切風呂
露天風呂はありませんが
メインの混浴大浴場はインパクト大です
浴室に入るとまず目に飛び込んでくるのが
大きな円を描く湯船☆15人以上は入れそうな大きさ
湯船の円に対して浴室は六角形になっていてなんとも不思議な感覚☆
無機質な印象になりがちなコンクリート造りの浴室ですが
床のタイルが柔らかい印象を与えてくれます
高い天井と大きな窓からの最高も十分なので開放感を感じます
さっそくお湯に浸かると
噂には聞いていた通り、かなりの激アツ...!(汗)
こ、これは相当強敵...
本来であれば水を入れると温泉本来の効能が薄れてしまうのですが
ここは水道のホースを投入(笑)
ちょっと入ると足が真っ赤になるほど
湯宿温泉の中で唯一の独自源泉を持つ湯本館
源泉温度は63℃のナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
加温・加水・消毒循環一切なしの掛け流し
宿の旦那さんの話では
熱交換式の機械は高いし、注ぎ込む源泉の量を絞り込むとお湯が濁る
無色透明のクリアなお湯を保つためには自然な湧出しかないようです
「熱くなければ湯宿のお湯じゃない」という名言があるほど
全国屈指の”あつ湯”なのです
混浴大浴場の湯温は42℃とありますが
人がしばらく入っていないと45~47℃はあるとのこと
う~ん...このお湯に涼しい顔で入れるくらいになりたいですね
混浴大浴場にて一際目を引くのがこのお湯の湧出口に敷き詰められた玉石☆
その上には、まるで雪が積もったかのような
純白の析出物が結晶を作り出しています
近くで見ると塩のような
はたまたイソギンチャクのような(笑)
この析出物の主成分は石膏と石英
そこには竹筒が置いてありお湯をすくって飲泉できるようになっています
ワタシは温泉を飲むのが苦手なので...
飲むふりだけしておきましょう(汗)
湯本館のロビーから大浴場へ進む廊下から見える中庭には
東屋に覆われた湯本館の源泉井戸があり
その奥には洞窟らしきものが見えます
湯宿の開湯伝説に出てくる岩穴だそうです
あの銅像は初代館主作太夫さん?
この時は少々荒廃した感じと、日陰だったからかちょっと怖~い雰囲気でした(汗)
湯宿温泉では毎年2月8日(開湯伝説の日)に
宿の主人6人が中庭に集まり、近くの本覚院金泉寺の住職による読経が行われます
湯宿温泉の人々の温泉に対する信仰の深さと畏敬の念が伝わってきます
きっと何年も何年も繰り返されている伝統行事なのでしょう
今ニュースでは先日の熊本大地震が連日伝えられています
被害に遭われた方へお見舞い申し上げます
そして残念ながらお亡くなりになられた遺族の方へも重ねまして
心よりお悔やみ申し上げます
現在もなお余震が続き、被災された方は不安な日々を過ごされている事と思います
ワタシも東日本大震災で被災経験をしているからこそ
とても心配な気持ちでいっぱいです
1日も早い復興を願います
長い長い歴史の中で
この湯宿温泉を始め多くの温泉地や老舗旅館は
今までにも火災や天変地異による大きな被害や困難を
幾度となく越えてきた事と思います
きっと今回の災害も、多くの人たちの思いと力で
必ず乗り越えられると信じています
今こそ心を一つにして☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉甲23
【☎︎】 0278-64-00
【入浴料】 大人600円 小人300円
【入浴時間】 11:00~18:00
【定休日】 無休
【HP】 湯宿温泉 湯本館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2016年の大河ドラマ皆さんは見ていますか~??
1985年に放映された真田太平記以来の真田幸村を描いた力作☆
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おそらく大河ドラマの中でもトップクラスに入るのでは??
と思える完成度の高い作品でしたが
その(幸村)真田家を描いたリメイク版となる”真田丸”
余程、前作を上回る事がない限り酷評されるであろうパンドラの箱を開けたのが
実力脚本家「三谷幸喜」
随所に三谷ワールドを交えながらの展開、うんうん♪まずまずの面白さです☆
何よりも光る部分がキャスティングでしょうね
前回の幸村が今回の昌幸...当時の丹波哲郎さんの演技を見ていた草刈正雄さんが
自身にかけられたプレッシャーはとてつもなく大きなものだと思いますが
見事に素晴らしい演技を見せています☆今後も期待大です
すいません!「真田丸」の話で盛り上がってしまいました...
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群馬県と新潟県との県境”三国峠”の直ぐ近く
関越自動車道ができるまでは
越後と関東を結ぶ重要な交通路であった三国街道
現在の国道17号線沿いから旧道へ逸れた小さな集落に
現在6軒の宿と4つの共同湯を持つ「湯宿温泉」はあります
当時は三国峠越えの重要な城下町として栄えたこの温泉
開湯の歴史は古く約1200年~1300年前の
仁寿2年2月8日に弘須(こうず)法師が読経している際に薬師如来が現れ
岩穴から突如温泉が湧出したとされます
江戸時代には大泉洋の演じる真田信之(幸)が徳川方に着いて
沼田城主になってから5代目にあたる城主”真田伊賀守信真”が
長年患っていた持病の”痔”を湯宿の湯にて完治させた事から
薬師如来を再建、薬師瑠璃光如来を祀ったそうです
その薬師瑠璃光如来が現在、湯宿温泉中心部にある共同湯
「窪湯」に併設されたお堂でその姿を見る事ができます
その窪湯を見下ろすように建つ鉄筋コンクリートの宿が「湯本館」
温泉街で一番大きな旅館です
面白いのが旅館でありながら門の表札には個人名が掲げられていること
「湯本作太夫」
この宿の主人が代々襲名する名で
現在でなんと!21代目になるというから驚き!
なんとも歴史の刻まれた旅館です
館内にはお風呂が3つ
混浴大浴場と婦人用浴場、貸切風呂
露天風呂はありませんが
メインの混浴大浴場はインパクト大です
浴室に入るとまず目に飛び込んでくるのが
大きな円を描く湯船☆15人以上は入れそうな大きさ
湯船の円に対して浴室は六角形になっていてなんとも不思議な感覚☆
無機質な印象になりがちなコンクリート造りの浴室ですが
床のタイルが柔らかい印象を与えてくれます
高い天井と大きな窓からの最高も十分なので開放感を感じます
さっそくお湯に浸かると
噂には聞いていた通り、かなりの激アツ...!(汗)
こ、これは相当強敵...
本来であれば水を入れると温泉本来の効能が薄れてしまうのですが
ここは水道のホースを投入(笑)
ちょっと入ると足が真っ赤になるほど
湯宿温泉の中で唯一の独自源泉を持つ湯本館
源泉温度は63℃のナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
加温・加水・消毒循環一切なしの掛け流し
宿の旦那さんの話では
熱交換式の機械は高いし、注ぎ込む源泉の量を絞り込むとお湯が濁る
無色透明のクリアなお湯を保つためには自然な湧出しかないようです
「熱くなければ湯宿のお湯じゃない」という名言があるほど
全国屈指の”あつ湯”なのです
混浴大浴場の湯温は42℃とありますが
人がしばらく入っていないと45~47℃はあるとのこと
う~ん...このお湯に涼しい顔で入れるくらいになりたいですね
混浴大浴場にて一際目を引くのがこのお湯の湧出口に敷き詰められた玉石☆
その上には、まるで雪が積もったかのような
純白の析出物が結晶を作り出しています
近くで見ると塩のような
はたまたイソギンチャクのような(笑)
この析出物の主成分は石膏と石英
そこには竹筒が置いてありお湯をすくって飲泉できるようになっています
ワタシは温泉を飲むのが苦手なので...
飲むふりだけしておきましょう(汗)
湯本館のロビーから大浴場へ進む廊下から見える中庭には
東屋に覆われた湯本館の源泉井戸があり
その奥には洞窟らしきものが見えます
湯宿の開湯伝説に出てくる岩穴だそうです
あの銅像は初代館主作太夫さん?
この時は少々荒廃した感じと、日陰だったからかちょっと怖~い雰囲気でした(汗)
湯宿温泉では毎年2月8日(開湯伝説の日)に
宿の主人6人が中庭に集まり、近くの本覚院金泉寺の住職による読経が行われます
湯宿温泉の人々の温泉に対する信仰の深さと畏敬の念が伝わってきます
きっと何年も何年も繰り返されている伝統行事なのでしょう
今ニュースでは先日の熊本大地震が連日伝えられています
被害に遭われた方へお見舞い申し上げます
そして残念ながらお亡くなりになられた遺族の方へも重ねまして
心よりお悔やみ申し上げます
現在もなお余震が続き、被災された方は不安な日々を過ごされている事と思います
ワタシも東日本大震災で被災経験をしているからこそ
とても心配な気持ちでいっぱいです
1日も早い復興を願います
長い長い歴史の中で
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今までにも火災や天変地異による大きな被害や困難を
幾度となく越えてきた事と思います
きっと今回の災害も、多くの人たちの思いと力で
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2016.04.17
秘境の宿にて
秘境の宿にて
logbook #203 滑川温泉 福島屋
姥湯温泉と共に置賜八湯・米沢八湯に名前を連ねる
秘境の名湯「滑川温泉」
その一軒宿「福島屋」は混浴風呂が3つもあり
混浴ファンにとってはたまらない場所です
姥湯温泉の桝形屋とは間違いなく”セット”で訪れる宿ですね
姥湯温泉に向かう東吾妻の一峰一切経山への山中
姥湯との分岐の先”前川”の上流にあります
標高850mのブナの原生林の中に位置する福島屋は
目の前に轟音と共に流れ落ちる滝の水力を利用した
100%水力発電による自家発電を行っています
宿は奥行きのある建物で
手前が新しい旅館棟で奥に進むにつれ自炊棟の鄙びた雰囲気と
時代の変化を感じるグラデーションが見られます
福島屋の創業は宝暦13年(1763年)
米沢上杉藩の許しを得た初代館主が始めた宿
玄関付近など一部石段や階段など築250年の歴史を刻みます
掃除のしっかり行き届いた館内の柱や廊下は
見事なくらい黒光りし
歩けばギシギシと音を立てる廊下や白熱球の裸電球など
レトロ感が随所で味わえます
露天風呂は2箇所
まず一つ目は5~6人用の「桧(ひのき)風呂」
男女共用の脱衣所ですが、混浴時間と女性時間に分けられているので
女性も安心して入浴できます
この日はまだ早い時間帯だったので
数名の殿方も入浴していました
やはり秘湯・混浴ファンには人気の宿
姥湯温泉同様ひっきりなしに
立ち寄りのお客さんが来られていましたよ
目の前には川の流れと原生林の森が広がり
マイナスイオンたっぷりの湯浴みができます
ただすぐ近くには登山道に続く吊り橋があるため
景色の半分には目隠しがあるのが残念...
まぁワタシの場合は見られても平気なので~...www
”恥ずかしさ”よりも”開放感”を望みますね(笑)
夜になるとまた違った雰囲気を感じられます
天気が良ければ頭上には満天の星を望みながらの入浴ができます
ただ一人ではちょっと心細いかも..
ただ日帰り入浴では味わうことのできない
静かな露天風呂は
宿泊者の特権でもあります
次に内湯の混浴風呂
ここは男女別の脱衣所があります
ただし女性用時間は設けられていません
抵抗のある女性の方には、別に女性専用内湯もありますが
ここはぜひ勇気を振り絞り
”恥ずかしさ”よりも”満足感”(笑)を味わうためにも
この混浴内湯をお勧めしま~す
御影石で作られた広めの浴槽には
15人以上はゆったりと入れる大きさで
高く取られた天井には湯気抜きと立派な梁から
昔ながらの木のぬくもりを感じることができます
3つの源泉を持つ福島屋のお湯は
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
もちろん全て源泉掛け流し
加水・加温・循環消毒はありません
昼間は開放的に取られた窓からの光で
ブルーがかった乳白色のお湯がとても綺麗☆
細かな湯の花がお湯の中を舞う感じも
内湯に漂うほのかな硫黄臭も手伝い
高い効能を感じさせてくれます
ただ内湯に開放的に取られた窓のすぐ前は
吊り橋に続く登山道があります
しかも湯小屋の位置よりも高くなっているため
下半分が曇りガラスとはいえ(昼間は開け放たれていることも多い)
登山客も悪気はなくとも簡単に除けてしまうので
女性は注意してくださいね~
目があうと、むしろ登山客がびっくりしていました(笑)
さてさて
何と言っても福島屋の代表的な露天風呂は
この「岩風呂」ですね
もちろんココにも女性時間が設けられているのでご安心を☆
宿の建物から少し離れた場所にあるため
より自然を感じられる野趣溢れる露天風呂
広さもあり開放感は言うまでもなし
それでいて大きな木が木陰を作ってくれているので
日中でも日よけになってくれます☆
夜の露天風呂は特に格別~♡
白熱球の明かりの中にブルーかかった乳白色のお湯が浮かび上がり
とても幻想的です
目の前には渓流が流れ
まさに理想的な「露天風呂」ではないでしょうか☆
夜の露天風呂って暗く視界が遮られる分
全神経が研ぎ澄まされることで
いつも以上に五感が働き
細胞の奥深くまで沁み渡ります
「滑川温泉」自体の開湯は文明8年(1476年)と500年の歴史があります
地元の郷士が山深く分け入り
この川を渡ろうとした際に岩石で滑り手をついたところ
温かい石を感じ、温泉の湧出を発見したことから
「滑川」と呼ばれるようになりました
手つかずの自然が残る山形と福島の県境に広がる吾妻連峰
どれだけ時代が進みモノや情報に溢れようとも
ここには無縁の古の良き時間が流れています
置賜八湯・米沢八湯はきっと未来に進めば進むほど
その価値やありがたみが多くの人に伝わることでしょう
昔から変わらない景色
500年前の開湯の時代から
もっともっと大昔の時代から
この地を眺め続けている満天の星空が
この夜も光り輝いていました☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県米沢市大沢滑川1115
【☎︎】 090-3022-1189
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 11月中旬~4月中旬は冬季休業
【HP】 滑川温泉 福島屋HP
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logbook #203 滑川温泉 福島屋
姥湯温泉と共に置賜八湯・米沢八湯に名前を連ねる
秘境の名湯「滑川温泉」
その一軒宿「福島屋」は混浴風呂が3つもあり
混浴ファンにとってはたまらない場所です
姥湯温泉の桝形屋とは間違いなく”セット”で訪れる宿ですね
姥湯温泉に向かう東吾妻の一峰一切経山への山中
姥湯との分岐の先”前川”の上流にあります
標高850mのブナの原生林の中に位置する福島屋は
目の前に轟音と共に流れ落ちる滝の水力を利用した
100%水力発電による自家発電を行っています
宿は奥行きのある建物で
手前が新しい旅館棟で奥に進むにつれ自炊棟の鄙びた雰囲気と
時代の変化を感じるグラデーションが見られます
福島屋の創業は宝暦13年(1763年)
米沢上杉藩の許しを得た初代館主が始めた宿
玄関付近など一部石段や階段など築250年の歴史を刻みます
掃除のしっかり行き届いた館内の柱や廊下は
見事なくらい黒光りし
歩けばギシギシと音を立てる廊下や白熱球の裸電球など
レトロ感が随所で味わえます
露天風呂は2箇所
まず一つ目は5~6人用の「桧(ひのき)風呂」
男女共用の脱衣所ですが、混浴時間と女性時間に分けられているので
女性も安心して入浴できます
この日はまだ早い時間帯だったので
数名の殿方も入浴していました
やはり秘湯・混浴ファンには人気の宿
姥湯温泉同様ひっきりなしに
立ち寄りのお客さんが来られていましたよ
目の前には川の流れと原生林の森が広がり
マイナスイオンたっぷりの湯浴みができます
ただすぐ近くには登山道に続く吊り橋があるため
景色の半分には目隠しがあるのが残念...
まぁワタシの場合は見られても平気なので~...www
”恥ずかしさ”よりも”開放感”を望みますね(笑)
夜になるとまた違った雰囲気を感じられます
天気が良ければ頭上には満天の星を望みながらの入浴ができます
ただ一人ではちょっと心細いかも..
ただ日帰り入浴では味わうことのできない
静かな露天風呂は
宿泊者の特権でもあります
次に内湯の混浴風呂
ここは男女別の脱衣所があります
ただし女性用時間は設けられていません
抵抗のある女性の方には、別に女性専用内湯もありますが
ここはぜひ勇気を振り絞り
”恥ずかしさ”よりも”満足感”(笑)を味わうためにも
この混浴内湯をお勧めしま~す
御影石で作られた広めの浴槽には
15人以上はゆったりと入れる大きさで
高く取られた天井には湯気抜きと立派な梁から
昔ながらの木のぬくもりを感じることができます
3つの源泉を持つ福島屋のお湯は
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
もちろん全て源泉掛け流し
加水・加温・循環消毒はありません
昼間は開放的に取られた窓からの光で
ブルーがかった乳白色のお湯がとても綺麗☆
細かな湯の花がお湯の中を舞う感じも
内湯に漂うほのかな硫黄臭も手伝い
高い効能を感じさせてくれます
ただ内湯に開放的に取られた窓のすぐ前は
吊り橋に続く登山道があります
しかも湯小屋の位置よりも高くなっているため
下半分が曇りガラスとはいえ(昼間は開け放たれていることも多い)
登山客も悪気はなくとも簡単に除けてしまうので
女性は注意してくださいね~
目があうと、むしろ登山客がびっくりしていました(笑)
さてさて
何と言っても福島屋の代表的な露天風呂は
この「岩風呂」ですね
もちろんココにも女性時間が設けられているのでご安心を☆
宿の建物から少し離れた場所にあるため
より自然を感じられる野趣溢れる露天風呂
広さもあり開放感は言うまでもなし
それでいて大きな木が木陰を作ってくれているので
日中でも日よけになってくれます☆
夜の露天風呂は特に格別~♡
白熱球の明かりの中にブルーかかった乳白色のお湯が浮かび上がり
とても幻想的です
目の前には渓流が流れ
まさに理想的な「露天風呂」ではないでしょうか☆
夜の露天風呂って暗く視界が遮られる分
全神経が研ぎ澄まされることで
いつも以上に五感が働き
細胞の奥深くまで沁み渡ります
「滑川温泉」自体の開湯は文明8年(1476年)と500年の歴史があります
地元の郷士が山深く分け入り
この川を渡ろうとした際に岩石で滑り手をついたところ
温かい石を感じ、温泉の湧出を発見したことから
「滑川」と呼ばれるようになりました
手つかずの自然が残る山形と福島の県境に広がる吾妻連峰
どれだけ時代が進みモノや情報に溢れようとも
ここには無縁の古の良き時間が流れています
置賜八湯・米沢八湯はきっと未来に進めば進むほど
その価値やありがたみが多くの人に伝わることでしょう
昔から変わらない景色
500年前の開湯の時代から
もっともっと大昔の時代から
この地を眺め続けている満天の星空が
この夜も光り輝いていました☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県米沢市大沢滑川1115
【☎︎】 090-3022-1189
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 11月中旬~4月中旬は冬季休業
【HP】 滑川温泉 福島屋HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2016.04.08
山姥に教えられました?
山姥に教えられました?
logbook #202 姥湯温泉 桝形屋
山形県と福島県にまたがる吾妻連峰の北側
「置賜八湯」再奥の秘湯である「姥湯温泉」
八湯の中で一番の標高1300mにあり
大日岳の山麓に三方を絶壁に囲まれた
誰もが認める”秘湯”です
明治19年に発行された”日本鉱山誌”には
道路は曲折にて極めて嶮岨(けわしい)なり
もし一歩を失すれば数十尋(一尋で六尺)の深谷に陥らんとす
~中略~
三里ばかり牛馬の運搬の便を欠く
と記されるほど
つまり、あまりにも険しさに馬車でも困難で
歩いて越えるしかない
しかも、あやまって足を滑らせれば命はない...と...(汗)
”大日岳”や”薬師森”などかつての山岳信仰をイメージさせる名前が連なり
容易には人を寄せ付けない正真正銘の秘湯だった事でしょう
そんな秘境の一軒宿の「桝形屋」も今では
休日ともなれば多くの入浴客が訪れます
特に観光シーズンには”芋洗い状態”の時も...
それでもここまでの道のりはかなり厳しく
対向車とすれ違えないなど運転に自信のない方は
無理をしない方がいいと思える難所が続きます
それでも姥湯にたどり着いた時に目にするこの絶景は
すべての疲れを一瞬で吹き飛ばすような壮大なロケーション
青みがかった乳白色のお湯に浸かりながら
非日常的な時間を過ごせる事間違い無し!
露天風呂は3つ
女性専用の「瑠璃の湯」
混浴露天風呂は「薬師の湯」と「山姥の湯」
女性用露天風呂は完全に囲いがあり景観があまり望めませんが
特に混浴のメインである「山姥の湯」は開放感抜群!
混浴初心者の方もぜひチェレンジしないと
姥湯にきた甲斐がありません
現在は「山姥の湯」に男女別のしっかりとした脱衣所がある事と
タオル巻きOKなので沈んでしまえば乳白色のお湯が視線を遮ってくれます
見上げれば今にも崩れてきそうな断崖の山肌がとてもワイルド
大自然の脅威を感じながらも、同時に畏敬の念が込み上げてきます
獅子岩・姥岩・白象岩・虎岩と名付けられた奇岩怪岩
その山肌より自然に湧出する源泉は6箇所
しかしながら姥湯で使用する源泉は1箇所のみで
残りの源泉はそのまま目の前の川へ流れ落ちるという贅沢さ
それでも毎分300ℓの高温のお湯は
山姥の湯の先にある木筒の中で自然冷却されながら露天風呂へ注がれています
熱源は那須火山帯の火山
新鮮なお湯に触れる事で地球のエネルギーを感じる事ができます
姥湯温泉の開湯は1533年室町時代と伝えられています
桝形屋の初代遠藤大内蔵さんは当時”鉱山師”としてこの吾妻連峰で
金の鉱脈を求め山々を渡り歩いていました
そんな中、大日岳の麓にたどり着いた時
そこから湧き出るいで湯に一人の長い髪の女性が
湯浴みしている姿を目にします
恐る恐る近づいてみると、なんとその女性は赤子を抱き恐ろしい形相をした山姥!
恐怖に慄く主人に
「そんな因果な山師などやめて、この湯の湯守にならんかい!」と言い放つと
赤子もろとも山姥はどこかに消えたそうです
...すごい開湯伝説ですね(笑)
以後この地に湯小屋を開き、現在でなんと17代目!
「桝形屋」の屋号は、当時鉱山師をしていた時に
鉱石を”桝(ます)”に持っていた事に由来しています
とても古い歴史を持つ秘湯なんですね
山姥に言われて素直に湯小屋を開く初代の主人の素直さに感銘します(笑)
ワタシが訪れた5月のこの日
若葉が眩しく澄み切った青空の下
ワタシ達の他には入浴客はお一人だけという最高のロケーション
思う存分”絶景の秘湯”を楽しむ事ができました
今年も間もなく営業がスタート(2016年は4/28~11/6)
480年以上も守り続けられている姥湯温泉
感謝の気持ちを持って、この秘湯の絶景を堪能してください☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県米沢市大沢姥湯1
【☎︎】 090-7797-5934 (案内所 0238-35-2633)
【入浴料】 大人600円 子供300円
【入浴時間】 9:00~15:30
【定休日】 11月上旬~4月下旬(冬季休業)
【HP】 舛形屋HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #202 姥湯温泉 桝形屋
山形県と福島県にまたがる吾妻連峰の北側
「置賜八湯」再奥の秘湯である「姥湯温泉」
八湯の中で一番の標高1300mにあり
大日岳の山麓に三方を絶壁に囲まれた
誰もが認める”秘湯”です
明治19年に発行された”日本鉱山誌”には
道路は曲折にて極めて嶮岨(けわしい)なり
もし一歩を失すれば数十尋(一尋で六尺)の深谷に陥らんとす
~中略~
三里ばかり牛馬の運搬の便を欠く
と記されるほど
つまり、あまりにも険しさに馬車でも困難で
歩いて越えるしかない
しかも、あやまって足を滑らせれば命はない...と...(汗)
”大日岳”や”薬師森”などかつての山岳信仰をイメージさせる名前が連なり
容易には人を寄せ付けない正真正銘の秘湯だった事でしょう
そんな秘境の一軒宿の「桝形屋」も今では
休日ともなれば多くの入浴客が訪れます
特に観光シーズンには”芋洗い状態”の時も...
それでもここまでの道のりはかなり厳しく
対向車とすれ違えないなど運転に自信のない方は
無理をしない方がいいと思える難所が続きます
それでも姥湯にたどり着いた時に目にするこの絶景は
すべての疲れを一瞬で吹き飛ばすような壮大なロケーション
青みがかった乳白色のお湯に浸かりながら
非日常的な時間を過ごせる事間違い無し!
露天風呂は3つ
女性専用の「瑠璃の湯」
混浴露天風呂は「薬師の湯」と「山姥の湯」
女性用露天風呂は完全に囲いがあり景観があまり望めませんが
特に混浴のメインである「山姥の湯」は開放感抜群!
混浴初心者の方もぜひチェレンジしないと
姥湯にきた甲斐がありません
現在は「山姥の湯」に男女別のしっかりとした脱衣所がある事と
タオル巻きOKなので沈んでしまえば乳白色のお湯が視線を遮ってくれます
見上げれば今にも崩れてきそうな断崖の山肌がとてもワイルド
大自然の脅威を感じながらも、同時に畏敬の念が込み上げてきます
獅子岩・姥岩・白象岩・虎岩と名付けられた奇岩怪岩
その山肌より自然に湧出する源泉は6箇所
しかしながら姥湯で使用する源泉は1箇所のみで
残りの源泉はそのまま目の前の川へ流れ落ちるという贅沢さ
それでも毎分300ℓの高温のお湯は
山姥の湯の先にある木筒の中で自然冷却されながら露天風呂へ注がれています
熱源は那須火山帯の火山
新鮮なお湯に触れる事で地球のエネルギーを感じる事ができます
姥湯温泉の開湯は1533年室町時代と伝えられています
桝形屋の初代遠藤大内蔵さんは当時”鉱山師”としてこの吾妻連峰で
金の鉱脈を求め山々を渡り歩いていました
そんな中、大日岳の麓にたどり着いた時
そこから湧き出るいで湯に一人の長い髪の女性が
湯浴みしている姿を目にします
恐る恐る近づいてみると、なんとその女性は赤子を抱き恐ろしい形相をした山姥!
恐怖に慄く主人に
「そんな因果な山師などやめて、この湯の湯守にならんかい!」と言い放つと
赤子もろとも山姥はどこかに消えたそうです
...すごい開湯伝説ですね(笑)
以後この地に湯小屋を開き、現在でなんと17代目!
「桝形屋」の屋号は、当時鉱山師をしていた時に
鉱石を”桝(ます)”に持っていた事に由来しています
とても古い歴史を持つ秘湯なんですね
山姥に言われて素直に湯小屋を開く初代の主人の素直さに感銘します(笑)
ワタシが訪れた5月のこの日
若葉が眩しく澄み切った青空の下
ワタシ達の他には入浴客はお一人だけという最高のロケーション
思う存分”絶景の秘湯”を楽しむ事ができました
今年も間もなく営業がスタート(2016年は4/28~11/6)
480年以上も守り続けられている姥湯温泉
感謝の気持ちを持って、この秘湯の絶景を堪能してください☆
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【住所】 山形県米沢市大沢姥湯1
【☎︎】 090-7797-5934 (案内所 0238-35-2633)
【入浴料】 大人600円 子供300円
【入浴時間】 9:00~15:30
【定休日】 11月上旬~4月下旬(冬季休業)
【HP】 舛形屋HP
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2016.04.01
日本で唯一の間欠泉
日本で唯一の間欠泉
logbook #201 広河原温泉 間欠泉 湯の華
自然豊かな山形県は4つの地域に分けられます
北から「最上」「庄内」「村山」そして「置賜(おきたま)」
それぞれに特有の素晴らしい文化、自然が数多く残ります
例えば日本海側と内陸を分ける霊峰月山(がっさん)」
ここを境に山形で有名な”芋煮”も
日本海側の庄内では味噌味、内陸の村山や置賜では醤油味となっています
混浴に関しても各地素晴らしい温泉がありますが
特に集中しているのが「置賜」でしょう
ここには混浴に限らず個性的な秘湯「置賜八湯」があります
特に山形県の中でも雪が深い事で有名で
それらの宿のほとんどが冬季閉鎖を余儀なくされる程
今回訪れた広河原温泉も個性派秘湯「置賜八湯」のひとつ
もちろん秋深まる11月中旬からGW前までは休業するほど雪深い飯森山の山麓に位置します
米沢と福島県喜多方を結ぶ国道121号線(米沢街道)から
最上川の支流の白川ダムに向かい、さらに山深く上流域に進みます
山間の集落を抜けると道は一気に細くなり完全なるダート道に...
ブナの原生林がひたすら続く悪路を進む事、約50分
ようやく開けた場所に一軒の宿が見えてきます
広河原温泉 湯の華
ここへたどり着く途中は欄干のない橋を渡ったり
前から対向車が来たらすれ違えないなど
ちょっと心細くなるような時間だっただけに
これほどまで人工物を目にしてホッとした経験も初めて(笑)
この温泉の一番の名物は
なんといっても露天風呂のこの噴水!じゃなかった間欠泉☆
ワタシが湯船につかるときもゴボゴボと音を立てて吹き上がっていました
館内のポスターには2階建てほどの高さに吹き上がる
間欠泉の写真がありましたが、この日は上がっても2mほど
それでも十分迫力を感じます
間欠泉とは通常、地下深くの温泉が”沸騰”を起こす事でお湯が吹き上げられるので
露天風呂の真ん中に間欠泉があったら大変!大やけどします(汗)
しかし、この広河原の間欠泉は地下深くの「炭酸ガス」の圧力によって吹き上がるため
お湯の温度は高くなく35℃☆なので安心というわけで
直接露天風呂の中にあるという日本でも珍しい間欠泉だそうです
炭酸ガス...
真夏は天敵アブの被害は必至ですね(汗)
35℃という露天風呂の温度も春先や秋口は厳しいでしょうが
この珍しい間欠泉を時間をかけてじっくり観察するにはちょうどいい温度かもしれませんね
もちろん上がり湯として男女別の内湯は
しっかり41℃に加温されているので安心です
湯の華の外観も館内も
秘湯らしからぬ今風な佇まいと清潔感☆
リゾート地のペンションのようです
全6室と一人一人の宿泊客を大切におもてなしする宿
美人な若女将さんも名物のひとつかも♡
湯の華の創業はかなり最近の事で2005年(平成17年)
ただし広河原温泉の歴史はかなり古く
開湯は天正年間(室町時代)に金採掘者が発見し利用され始めたとあります
明治43年には当時の内務省東京衛生試験所の成分分析により療養に効果があるとされ
明治から大正にかけて湯治場として栄えたそうですが特に宿や湯小屋があったわけでもなく
温泉好きの人たちが歩いてやってくる秘湯として長年守られてきました
今でこそ文明の利器があり、その文明の利器の”車”を使っても
そう簡単にはやってこれないこの山深い場所に
当時の人はよく来れたものだと改めて尊敬します
今にもクマが出そうです...(汗)
春の日差しが降り注ぐ眩しい茶褐色のお湯は
ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩 塩化物温泉
かけ流されたお湯はそのまま目の前を流れる小川にオーバーフローしていきます
露天風呂の湯船の縁には温泉の効能を伺わせる析出物が
びっしりこびり付きます
そして圧巻なのが
露天風呂から目の前に広がる黄土色に染められた石灰丘
これドロじゃないんですよ☆
全てかけ流されていくうちに沈殿していった温泉成分の芸術作品☆
新緑の緑とのコントラストが素晴らしい!
つい見とれて長湯してしまう..そんなリラックスできる混浴露天風呂です
ある研究者のデータによると、この広河原温泉の間欠泉も
近年大きく変化してきているとの発表がありました
ここ数年データを取ってみると、吹き上がる周期が徐々に短くなってきているそうです
これは地中の炭酸ガスと温泉の供給の力のバランスが崩れてきた事にあるとの事
このままではあと数年で噴出が止まってしまうと予測されています
常に自然の恩恵を受けている私たち
素晴らしい温泉もそのひとつ
大自然の中でリラックスしながら
地球の息づかいを目の前で感じる事のできる広河原温泉の間欠泉
しかしそれは無限ではなく有限であるのです
地球の一生という大きなサイクルの中での瞬間にいる私たち
だからこそ感謝の気持ちと共にこの素晴らしい間欠泉が絶える事なく
続いて欲しいと願います
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みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県西置賜郡飯豊町大字広河原字湯ノ沢448-2
【☎︎】 050-5534-3431
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 11月中旬~4月中旬(冬季休業)
【HP】 湯の華HP
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logbook #201 広河原温泉 間欠泉 湯の華
自然豊かな山形県は4つの地域に分けられます
北から「最上」「庄内」「村山」そして「置賜(おきたま)」
それぞれに特有の素晴らしい文化、自然が数多く残ります
例えば日本海側と内陸を分ける霊峰月山(がっさん)」
ここを境に山形で有名な”芋煮”も
日本海側の庄内では味噌味、内陸の村山や置賜では醤油味となっています
混浴に関しても各地素晴らしい温泉がありますが
特に集中しているのが「置賜」でしょう
ここには混浴に限らず個性的な秘湯「置賜八湯」があります
特に山形県の中でも雪が深い事で有名で
それらの宿のほとんどが冬季閉鎖を余儀なくされる程
今回訪れた広河原温泉も個性派秘湯「置賜八湯」のひとつ
もちろん秋深まる11月中旬からGW前までは休業するほど雪深い飯森山の山麓に位置します
米沢と福島県喜多方を結ぶ国道121号線(米沢街道)から
最上川の支流の白川ダムに向かい、さらに山深く上流域に進みます
山間の集落を抜けると道は一気に細くなり完全なるダート道に...
ブナの原生林がひたすら続く悪路を進む事、約50分
ようやく開けた場所に一軒の宿が見えてきます
広河原温泉 湯の華
ここへたどり着く途中は欄干のない橋を渡ったり
前から対向車が来たらすれ違えないなど
ちょっと心細くなるような時間だっただけに
これほどまで人工物を目にしてホッとした経験も初めて(笑)
この温泉の一番の名物は
なんといっても露天風呂のこの噴水!じゃなかった間欠泉☆
ワタシが湯船につかるときもゴボゴボと音を立てて吹き上がっていました
館内のポスターには2階建てほどの高さに吹き上がる
間欠泉の写真がありましたが、この日は上がっても2mほど
それでも十分迫力を感じます
間欠泉とは通常、地下深くの温泉が”沸騰”を起こす事でお湯が吹き上げられるので
露天風呂の真ん中に間欠泉があったら大変!大やけどします(汗)
しかし、この広河原の間欠泉は地下深くの「炭酸ガス」の圧力によって吹き上がるため
お湯の温度は高くなく35℃☆なので安心というわけで
直接露天風呂の中にあるという日本でも珍しい間欠泉だそうです
炭酸ガス...
真夏は天敵アブの被害は必至ですね(汗)
35℃という露天風呂の温度も春先や秋口は厳しいでしょうが
この珍しい間欠泉を時間をかけてじっくり観察するにはちょうどいい温度かもしれませんね
もちろん上がり湯として男女別の内湯は
しっかり41℃に加温されているので安心です
湯の華の外観も館内も
秘湯らしからぬ今風な佇まいと清潔感☆
リゾート地のペンションのようです
全6室と一人一人の宿泊客を大切におもてなしする宿
美人な若女将さんも名物のひとつかも♡
湯の華の創業はかなり最近の事で2005年(平成17年)
ただし広河原温泉の歴史はかなり古く
開湯は天正年間(室町時代)に金採掘者が発見し利用され始めたとあります
明治43年には当時の内務省東京衛生試験所の成分分析により療養に効果があるとされ
明治から大正にかけて湯治場として栄えたそうですが特に宿や湯小屋があったわけでもなく
温泉好きの人たちが歩いてやってくる秘湯として長年守られてきました
今でこそ文明の利器があり、その文明の利器の”車”を使っても
そう簡単にはやってこれないこの山深い場所に
当時の人はよく来れたものだと改めて尊敬します
今にもクマが出そうです...(汗)
春の日差しが降り注ぐ眩しい茶褐色のお湯は
ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩 塩化物温泉
かけ流されたお湯はそのまま目の前を流れる小川にオーバーフローしていきます
露天風呂の湯船の縁には温泉の効能を伺わせる析出物が
びっしりこびり付きます
そして圧巻なのが
露天風呂から目の前に広がる黄土色に染められた石灰丘
これドロじゃないんですよ☆
全てかけ流されていくうちに沈殿していった温泉成分の芸術作品☆
新緑の緑とのコントラストが素晴らしい!
つい見とれて長湯してしまう..そんなリラックスできる混浴露天風呂です
ある研究者のデータによると、この広河原温泉の間欠泉も
近年大きく変化してきているとの発表がありました
ここ数年データを取ってみると、吹き上がる周期が徐々に短くなってきているそうです
これは地中の炭酸ガスと温泉の供給の力のバランスが崩れてきた事にあるとの事
このままではあと数年で噴出が止まってしまうと予測されています
常に自然の恩恵を受けている私たち
素晴らしい温泉もそのひとつ
大自然の中でリラックスしながら
地球の息づかいを目の前で感じる事のできる広河原温泉の間欠泉
しかしそれは無限ではなく有限であるのです
地球の一生という大きなサイクルの中での瞬間にいる私たち
だからこそ感謝の気持ちと共にこの素晴らしい間欠泉が絶える事なく
続いて欲しいと願います
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
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【住所】 山形県西置賜郡飯豊町大字広河原字湯ノ沢448-2
【☎︎】 050-5534-3431
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 11月中旬~4月中旬(冬季休業)
【HP】 湯の華HP
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