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2016.04.17 秘境の宿にて
秘境の宿にて

logbook #203 滑川温泉 福島屋





姥湯温泉と共に置賜八湯・米沢八湯に名前を連ねる
秘境の名湯「滑川温泉」
その一軒宿「福島屋」は混浴風呂が3つもあり
混浴ファンにとってはたまらない場所です
姥湯温泉の桝形屋とは間違いなく”セット”で訪れる宿ですね

姥湯温泉に向かう東吾妻の一峰一切経山への山中
姥湯との分岐の先”前川”の上流にあります
標高850mのブナの原生林の中に位置する福島屋は
目の前に轟音と共に流れ落ちる滝の水力を利用した
100%水力発電による自家発電を行っています

滑川温泉 前9

宿は奥行きのある建物で
手前が新しい旅館棟で奥に進むにつれ自炊棟の鄙びた雰囲気と
時代の変化を感じるグラデーションが見られます

福島屋の創業は宝暦13年(1763年)
米沢上杉藩の許しを得た初代館主が始めた宿
玄関付近など一部石段や階段など築250年の歴史を刻みます
掃除のしっかり行き届いた館内の柱や廊下は
見事なくらい黒光りし
歩けばギシギシと音を立てる廊下や白熱球の裸電球など
レトロ感が随所で味わえます

滑川温泉 前31

露天風呂は2箇所
まず一つ目は5~6人用の「桧(ひのき)風呂」
男女共用の脱衣所ですが、混浴時間と女性時間に分けられているので
女性も安心して入浴できます

この日はまだ早い時間帯だったので
数名の殿方も入浴していました
やはり秘湯・混浴ファンには人気の宿
姥湯温泉同様ひっきりなしに
立ち寄りのお客さんが来られていましたよ

滑川温泉 前14

目の前には川の流れと原生林の森が広がり
マイナスイオンたっぷりの湯浴みができます
ただすぐ近くには登山道に続く吊り橋があるため
景色の半分には目隠しがあるのが残念...
まぁワタシの場合は見られても平気なので~...www
”恥ずかしさ”よりも”開放感”を望みますね(笑)

夜になるとまた違った雰囲気を感じられます
天気が良ければ頭上には満天の星を望みながらの入浴ができます
ただ一人ではちょっと心細いかも..
ただ日帰り入浴では味わうことのできない
静かな露天風呂は
宿泊者の特権でもあります

滑川福島屋30

次に内湯の混浴風呂
ここは男女別の脱衣所があります
ただし女性用時間は設けられていません
抵抗のある女性の方には、別に女性専用内湯もありますが
ここはぜひ勇気を振り絞り
”恥ずかしさ”よりも”満足感”(笑)を味わうためにも
この混浴内湯をお勧めしま~す

御影石で作られた広めの浴槽には
15人以上はゆったりと入れる大きさで
高く取られた天井には湯気抜きと立派な梁から
昔ながらの木のぬくもりを感じることができます

3つの源泉を持つ福島屋のお湯は
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
もちろん全て源泉掛け流し
加水・加温・循環消毒はありません

昼間は開放的に取られた窓からの光で
ブルーがかった乳白色のお湯がとても綺麗☆
細かな湯の花がお湯の中を舞う感じも
内湯に漂うほのかな硫黄臭も手伝い
高い効能を感じさせてくれます

滑川温泉 前22

滑川福島屋34

ただ内湯に開放的に取られた窓のすぐ前は
吊り橋に続く登山道があります
しかも湯小屋の位置よりも高くなっているため
下半分が曇りガラスとはいえ(昼間は開け放たれていることも多い)
登山客も悪気はなくとも簡単に除けてしまうので
女性は注意してくださいね~
目があうと、むしろ登山客がびっくりしていました(笑)

さてさて
何と言っても福島屋の代表的な露天風呂は
この「岩風呂」ですね
もちろんココにも女性時間が設けられているのでご安心を☆

宿の建物から少し離れた場所にあるため
より自然を感じられる野趣溢れる露天風呂
広さもあり開放感は言うまでもなし
それでいて大きな木が木陰を作ってくれているので
日中でも日よけになってくれます☆

滑川福島屋5

夜の露天風呂は特に格別~♡
白熱球の明かりの中にブルーかかった乳白色のお湯が浮かび上がり
とても幻想的です
目の前には渓流が流れ
まさに理想的な「露天風呂」ではないでしょうか☆

夜の露天風呂って暗く視界が遮られる分
全神経が研ぎ澄まされることで
いつも以上に五感が働き
細胞の奥深くまで沁み渡ります

「滑川温泉」自体の開湯は文明8年(1476年)と500年の歴史があります
地元の郷士が山深く分け入り
この川を渡ろうとした際に岩石で滑り手をついたところ
温かい石を感じ、温泉の湧出を発見したことから
「滑川」と呼ばれるようになりました

滑川福島屋9

手つかずの自然が残る山形と福島の県境に広がる吾妻連峰
どれだけ時代が進みモノや情報に溢れようとも
ここには無縁の古の良き時間が流れています
置賜八湯・米沢八湯はきっと未来に進めば進むほど
その価値やありがたみが多くの人に伝わることでしょう

昔から変わらない景色
500年前の開湯の時代から
もっともっと大昔の時代から
この地を眺め続けている満天の星空が
この夜も光り輝いていました☆

滑川福島屋39


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 山形県米沢市大沢滑川1115
【☎︎】 090-3022-1189
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~16:00
【定休日】 11月中旬~4月中旬は冬季休業

【HP】 滑川温泉 福島屋HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

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