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2016.01.12
ノスタルジックな旅籠(はたご)へ☆
ノスタルジックな旅籠(はたご)へ☆
logbook #191 宮城県 鎌先温泉 木村屋旅館
仙台の奥座敷として有名な「作並温泉」「秋保温泉」
古くから湯治場として栄えた「鳴子温泉」と
宮城県には多くの温泉地があります
そんな中ワタシも初めて聞いた温泉地が「鎌先温泉」
開湯はなんと今から600年ほど前の1428年の室町時代
地元の農民が山を草刈り中に、喉を潤すために水を求めたところ温泉の湧出を発見
鎌の先で伺いながら温泉を掘り当てた事から「鎌先」という名前がついたそうです
宮城県の南部に位置する「白石市」
宮城蔵王の玄関口であり仙台藩の支城である白石城の城下町
歴史を感じる人口3万5000人の静かな街です
素麺と違い「油を使わない手延製法」を忠実に受け継ぎ
一本一本丁寧に延ばし仕上げた独自の伝統の逸品「うーめん」が有名です
その白石市から車でわずか30ほどの山あいに鎌先温泉はあります
現在はわずか5件の宿が残る小さな温泉街ですが
一歩温泉街に足を踏み入れるとノスタルジックな宿の佇まいに
古の時にタイムスリップしたかのような錯覚に☆
細く入り組んだ路地、木造建築の旅館群
宿泊者は温泉街の入口にある共用の駐車場に車を止め歩いていくので
足腰の弱い方や大きなトランクがあると大変なのですが
小京都を思わせる風情ある景観に心安らぎます
その中で一際目を引く建物が木造4階建の老舗旅館「湯主一條」
今の建築法では絶対に難しそうなこの建築は
大正時代に宮大工が釘一本使わずに建てたもの
東日本大震災でもビクともしなかったそうです
現在で20代目というから驚き!
一條の祖先は京都の公家
戦国大名の今川義元の食客として仕え
織田信長に敗れた桶狭間の後東北に落ち延び
この地の湯で傷を癒し、そのまま宿屋を始めたそうです
伊達政宗、片倉小十郎も入湯したといわれます
まさに鎌先温泉のランドマークとして「Old Beauty」を今に伝えます
今回訪れたのは鎌先の温泉街の中で最奥の最も高台に建つ「木村屋旅館」
1999年に改築した建物は鉄筋の5階建て
立派な石垣はお城のような佇まいを誇ります
この宿の創業は元禄元年(1688)で400年の歴史がある老舗旅館
ふたつの源泉を持ち、泉質はナトリウム-塩化物硫酸塩泉
わずかに鉄分を含むお湯は茶褐色の”にごり湯”になっていて
肌に優しくなじむ素晴らしい名湯
昔から「傷は鎌先」といわれる薬湯で湯治客には人気のお湯です
最上階には男女別の内湯「殿の湯」と「姫の湯」とそれぞれの露天風呂「月見浴殿」
そして混浴内湯の「天狗岩風呂」があります
最上階にある「月見浴殿」からは鎌先の温泉街が一望できる素晴らしいロケーション
ただワタシが入浴したのは日没後だったので辺りは真っ暗でしたが
日頃の喧騒を忘れさせてくれるほどの静寂に包まれ心も体も癒されます
いつものごとく、宿泊のお客さんも少なかったので
男湯に潜入させていただきました~ごめんなさい...
内湯も共に改装されてからの湯殿らし新しい感じでした
さぁメインの混浴内湯の「天狗岩風呂」
こちらは本館の1階の一番奥の方にあり
改装前の旧館的な雰囲気漂う廊下の先にあります
なのでちょっと寂しい雰囲気のエリアを抜けていきます
「天狗の岩風呂」
鎌先の山に昔から伝わる天狗伝説をもとに
天狗の棲家をイメージして作ったそうですが
なにせ薄暗く、なんとも不気味な印象
柱ともいえないような鍾乳洞のような感じで
奥の方はちょっとした洞窟風呂になっています
ハッキリ言って....怖いです....(汗)
男女別の脱衣所からアクセスしますが
ワタシは怖がりなので男性用脱衣所でカレとヌギヌギ..
違う意味で女性一人での入浴は、やっぱり怖いと思います
ここだけは男性でも誰かいてくれた方が安心できそう
浴室の壁には天狗のお面が!
一層不気味さを醸し出しています...
ただただ静寂の中にお湯の流れ出る音だけが響きます
鎌先には天狗伝説だけでなく河童伝説や
あの”かぐや姫”伝説も語り継がれています
きっと人里離れた山間だけに
人々を寄せ付けなかったミステリアスな場所だったということでしょうね
天狗岩風呂はちょっと怖かったけど(汗)
高度経済成長もバブルの波も跳ね除け
古の時の流れを今に伝える鎌先をぜひ皆さんも感じてみてください
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【鎌先温泉 木村屋旅館】
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 宮城県白石市鎌先温泉1-51
【☎︎】 0224-26-2161
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:30~16:00(天狗の岩風呂利用可能か電話で確認)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 木村屋旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
励みになります☆
混浴王を目指すワタシへポチっとお願いします♡
logbook #191 宮城県 鎌先温泉 木村屋旅館
仙台の奥座敷として有名な「作並温泉」「秋保温泉」
古くから湯治場として栄えた「鳴子温泉」と
宮城県には多くの温泉地があります
そんな中ワタシも初めて聞いた温泉地が「鎌先温泉」
開湯はなんと今から600年ほど前の1428年の室町時代
地元の農民が山を草刈り中に、喉を潤すために水を求めたところ温泉の湧出を発見
鎌の先で伺いながら温泉を掘り当てた事から「鎌先」という名前がついたそうです
宮城県の南部に位置する「白石市」
宮城蔵王の玄関口であり仙台藩の支城である白石城の城下町
歴史を感じる人口3万5000人の静かな街です
素麺と違い「油を使わない手延製法」を忠実に受け継ぎ
一本一本丁寧に延ばし仕上げた独自の伝統の逸品「うーめん」が有名です
その白石市から車でわずか30ほどの山あいに鎌先温泉はあります
現在はわずか5件の宿が残る小さな温泉街ですが
一歩温泉街に足を踏み入れるとノスタルジックな宿の佇まいに
古の時にタイムスリップしたかのような錯覚に☆
細く入り組んだ路地、木造建築の旅館群
宿泊者は温泉街の入口にある共用の駐車場に車を止め歩いていくので
足腰の弱い方や大きなトランクがあると大変なのですが
小京都を思わせる風情ある景観に心安らぎます
その中で一際目を引く建物が木造4階建の老舗旅館「湯主一條」
今の建築法では絶対に難しそうなこの建築は
大正時代に宮大工が釘一本使わずに建てたもの
東日本大震災でもビクともしなかったそうです
現在で20代目というから驚き!
一條の祖先は京都の公家
戦国大名の今川義元の食客として仕え
織田信長に敗れた桶狭間の後東北に落ち延び
この地の湯で傷を癒し、そのまま宿屋を始めたそうです
伊達政宗、片倉小十郎も入湯したといわれます
まさに鎌先温泉のランドマークとして「Old Beauty」を今に伝えます
今回訪れたのは鎌先の温泉街の中で最奥の最も高台に建つ「木村屋旅館」
1999年に改築した建物は鉄筋の5階建て
立派な石垣はお城のような佇まいを誇ります
この宿の創業は元禄元年(1688)で400年の歴史がある老舗旅館
ふたつの源泉を持ち、泉質はナトリウム-塩化物硫酸塩泉
わずかに鉄分を含むお湯は茶褐色の”にごり湯”になっていて
肌に優しくなじむ素晴らしい名湯
昔から「傷は鎌先」といわれる薬湯で湯治客には人気のお湯です
最上階には男女別の内湯「殿の湯」と「姫の湯」とそれぞれの露天風呂「月見浴殿」
そして混浴内湯の「天狗岩風呂」があります
最上階にある「月見浴殿」からは鎌先の温泉街が一望できる素晴らしいロケーション
ただワタシが入浴したのは日没後だったので辺りは真っ暗でしたが
日頃の喧騒を忘れさせてくれるほどの静寂に包まれ心も体も癒されます
いつものごとく、宿泊のお客さんも少なかったので
男湯に潜入させていただきました~ごめんなさい...
内湯も共に改装されてからの湯殿らし新しい感じでした
さぁメインの混浴内湯の「天狗岩風呂」
こちらは本館の1階の一番奥の方にあり
改装前の旧館的な雰囲気漂う廊下の先にあります
なのでちょっと寂しい雰囲気のエリアを抜けていきます
「天狗の岩風呂」
鎌先の山に昔から伝わる天狗伝説をもとに
天狗の棲家をイメージして作ったそうですが
なにせ薄暗く、なんとも不気味な印象
柱ともいえないような鍾乳洞のような感じで
奥の方はちょっとした洞窟風呂になっています
ハッキリ言って....怖いです....(汗)
男女別の脱衣所からアクセスしますが
ワタシは怖がりなので男性用脱衣所でカレとヌギヌギ..
違う意味で女性一人での入浴は、やっぱり怖いと思います
ここだけは男性でも誰かいてくれた方が安心できそう
浴室の壁には天狗のお面が!
一層不気味さを醸し出しています...
ただただ静寂の中にお湯の流れ出る音だけが響きます
鎌先には天狗伝説だけでなく河童伝説や
あの”かぐや姫”伝説も語り継がれています
きっと人里離れた山間だけに
人々を寄せ付けなかったミステリアスな場所だったということでしょうね
天狗岩風呂はちょっと怖かったけど(汗)
高度経済成長もバブルの波も跳ね除け
古の時の流れを今に伝える鎌先をぜひ皆さんも感じてみてください
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【鎌先温泉 木村屋旅館】
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 宮城県白石市鎌先温泉1-51
【☎︎】 0224-26-2161
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:30~16:00(天狗の岩風呂利用可能か電話で確認)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 木村屋旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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ripple
人工的に作られた木々の雰囲気が
ナウシカの腐海の森の底を思い出しました。
でも、どんなに不気味な場所でもくまさんが
居れば鬼に金棒ですよね。
頼もしい彼でいいですね。
ちなみに私は今、ぎっくり腰で情けない限りです(;^_^A
ナウシカの腐海の森の底を思い出しました。
でも、どんなに不気味な場所でもくまさんが
居れば鬼に金棒ですよね。
頼もしい彼でいいですね。
ちなみに私は今、ぎっくり腰で情けない限りです(;^_^A
2016/01/12 Tue 23:58 URL [ Edit ]
こんにちわ!
そして初めまして(^_^)ノ
こんな温泉があったんですね~
宮城県(多賀城市)に2年程住んでましたが全然知りませんでした…
これでも温泉各所は巡り歩いたつもりなんですがけど(^_^;)
知らない温泉地に行くときはいつも参考にさせてもらってます(^_^)ゞ
コメントしちゃっても良いのかどうか分からなかったのですが…しても大丈夫でしたか?
そして初めまして(^_^)ノ
こんな温泉があったんですね~
宮城県(多賀城市)に2年程住んでましたが全然知りませんでした…
これでも温泉各所は巡り歩いたつもりなんですがけど(^_^;)
知らない温泉地に行くときはいつも参考にさせてもらってます(^_^)ゞ
コメントしちゃっても良いのかどうか分からなかったのですが…しても大丈夫でしたか?
2016/01/13 Wed 01:56 URL [ Edit ]
天狗もそうですが、特に東北の温泉はお風呂に謎のオブジェが多い気がします。
お地蔵様とか観音様、子宝の湯みたいなとこにはでっかいアレがあったり、鬼だか閻魔様だかみたいのもあったと思ったな〜…どこだか忘れたけど。
しかし歴史を感じる温泉、いつまでも残ってほしいものですね。
お地蔵様とか観音様、子宝の湯みたいなとこにはでっかいアレがあったり、鬼だか閻魔様だかみたいのもあったと思ったな〜…どこだか忘れたけど。
しかし歴史を感じる温泉、いつまでも残ってほしいものですね。
2016/01/13 Wed 11:16 URL [ Edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/01/14 Thu 00:55 [ Edit ]
みうたん
右京さん
こんにちは!コメントありがとうございます!
コメントどんどんお待ちしていますよ〜
多賀城市だったんですね☆カレは福田町だったみたいですよ
全国にはまだまだたくさんの混浴温泉がありますね
こんにちは!コメントありがとうございます!
コメントどんどんお待ちしていますよ〜
多賀城市だったんですね☆カレは福田町だったみたいですよ
全国にはまだまだたくさんの混浴温泉がありますね
2016/01/15 Fri 09:45 URL [ Edit ]
みうたん
Rippleさん
こんにちは!コメントありがとうございます!
確かに宮崎ワールドっぽいですね(笑)
ジブリの世界だ!
ところでぎっくり腰大丈夫ですか〜〜??
お大事になさってください!
こんにちは!コメントありがとうございます!
確かに宮崎ワールドっぽいですね(笑)
ジブリの世界だ!
ところでぎっくり腰大丈夫ですか〜〜??
お大事になさってください!
2016/01/15 Fri 09:47 URL [ Edit ]
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