2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2016.05.15 ブルー♪
ブルー♪

logbook #207 鳴子温泉郷 鳴子温泉 旅館すがわら





鳴子温泉の起源は平安時代の837年(承和4年)
鳥屋ヶ森(鳴子火山)にて火山性の爆発が起こり
現在の鳴子温泉街の温泉神社付近からお湯が吹き出した事で始まります

1000年以上前に編集された「後日本後記」にはこう綴られています

「雷響き振動昼夜止まらず。
温泉河に流れてその色 漿(米を煮た汁)の如し。
加うるに以って山焼け、谷塞がり石崩れる。
さらに新沼を作る。
沸く声雷の如し」

すがわら22

この大規模な噴火を里人が朝廷に報告
この年の10月朝廷はこの地に一社を建てて
温泉神社を祀り”從五位下”を賜ります
鳴子温泉神社は延喜式内社の由緒の深い神社として
愛媛道後温泉の湯神社
兵庫有馬温泉の湯泉神社
栃木那須温泉の湯泉神社
福島湯本温泉の温泉神社
島根県の玉造湯神社とならび
その名は京の都にまで届いていたと言います

当時の雷鳴の鳴響く様子から
「啼き子の湯」と呼ばれ
それが「鳴子」に変わっていったと伝えられます

他にも平泉へ逃げる途中に生まれた義経の子を
この付近の湯で産湯につけた時に初めて啼いたことから
「啼き子」になったという伝承もありますが
真実は如何に...(汗)

現在は鳴子温泉神社の"一の鳥居"脇で
湯気を上げながら湧き出る源泉があり
「御神湯」として6本の木筒を通って
共同湯「滝の湯」へ流されています

鳴子温泉の豊富な源泉と湯量の起源はここにあり
そしてここに祀られる温泉神社も
鳴子温泉と共に歴史深いものなんですね

すがわら14

今回の宿は鳴子温泉街の東側
鬼首に向かう鳴子大橋の突き当たりにある老舗旅館
慶応元年1865年創業の「旅館すがわら」です

9つのお風呂を持ち
人気の貸切風呂が4つもあり
貸切追加料金や予約は一切なく
ご夫婦やカップルで楽しめる宿です

ワタシ達は混浴宿を中心に全国を回っていますが
「え?すがわらって混浴だった?」と思われる方も多いのではないでしょうか
宿のHPでも4つの貸切風呂と1つの足湯
男女別大浴場「摩天の湯」の内風呂と露天風呂
男女別大浴場「美肌の湯」の内風呂と露天風呂
とだけ記載してあります

ここ鳴子温泉の古くからの習慣である「湯治」において
高齢者の配偶者による介護という
なくてはならない文化が根付いており
”男湯に限り女性入浴可”という宿も未だに数多く残っているそうです
ここ旅館すがわらもその貴重な宿のひとつ

いきなりワタシが男湯に入浴して
騒ぎになっては大変なので、一応フロントで確認済み
やはり言葉を濁すように大々的には混浴を打ち出してはいないとの事でした
当然大浴場にワタシが入っていったら
知らない殿方達は「??」な表情をしていました(笑)

すがわら31

摩天の湯の露天風呂は小ぶりな作りで
山の斜面を利用した高台にある箱庭のようなお風呂
景観はほとんど望めませんが
庭木の緑もあり時折気持ちのいい風が流れていきます

この宿の目玉となっているのが摩天の湯の内湯♪
旅館すがわらの人気の理由その2でもある「美人の湯」なのです

特に館内の源泉の中でも美容温泉成分といわれる
メタケイ酸含有量が最も多いのがこの内湯
温泉成分は天候や温度などで様々な色や濁りを見せますが
ここのお湯の場合、見事な「青」に変化します
条件が揃えば見られるそうです

鳴子温泉の中でメタケイ酸が最も高い数値のこの源泉は
シリカコロイドの散乱現象により青くなるとの事

この日は運良く素晴らしいブルーのお湯を見る事ができました
「すがわらブルー」と呼ばれるお湯
窓から差し込む陽の光がより美しい”ブルー”を作り出しています

改めて温泉って生き物で神秘的なものだなぁ~と
とっても嬉しく、そしてとても幸せな気持ちになれた時間でした

すがわら30


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷5
【☎︎】 0229-83-2022
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:30~14:00(13:30最終受付)
【定休日】 無休(混雑時はお断りあり)

【HP】 旅館すがわらHP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

ブログランキング
どれかひとつに”おまけ”画像ありま~す☆










励みになります☆
混浴王を目指すワタシへポチっとお願いします♡
Secret