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2017.03.02
九州最南端の混浴
九州最南端の混浴
logbook #242 鰻温泉 民宿うなぎ湖畔
鹿児島県指宿(いぶすき)市は薩摩半島最南端にある町
薩摩富士と呼ばれる開聞岳が悠然とそびえ
南国らしいパームツリーが立ち並びます
開聞岳の麓には一面に菜花畑が広がり何とも風光明媚な景色を楽しめます
指宿市のある薩摩半島は国内でも有数の地熱地帯で
指宿(いぶすき)という名前も、古くは「湯豊宿(ゆぶじゅく)」と呼ばれ
市内どこを掘っても1mほどで温泉が湧くほど湯量豊富を誇り
源泉は800ヶ所と驚きの多さ!
という事は子供達が砂場で砂遊びをしていたら温泉が湧くって事??
まぁ1mも穴を掘る気合の入った子供もいないでしょうけど(笑)
指宿名物のひとつが”砂むし風呂”というのも頷けますね☆
今回お邪魔したのは指宿の海岸線から少し山あいに入った”鰻(うなぎ)池”という
周囲4.2kmほどの小さな湖(流入出する川がないので正式には”水溜り")の
北東部にある小さな集落の中の温泉地「鰻(うなぎ)温泉」
歓楽的な要素は一切なしの湯治場です
その中で唯一混浴のある「民宿うなぎ湖畔」にやってきました
ロケーションも”鰻池”を見張らせる素晴らしい高台にあり
館内も清潔感のある綺麗な宿です
さっそく受付を済ませ混浴の露天風呂へ♪
一旦外に出て進んだ通路の先で
男女別の脱衣所に分かれます
この宿の露天風呂は写真でもお分かりの通り
露天風呂の真ん中で男女を隔てる塀があり
湯船の先端で”かろうじて”行き来ができるような仕組み
いわゆる”半混浴”の露天風呂☆
脱衣所を出た時は一瞬別浴かと勘違いしますが
知らずに無防備に”いい景色~”って前に進みすぎると
待ち構えている(笑)殿方の目に正装を晒すはめになりますのでご注意を
逆に言えば、殿方が意図的に覗こうとしなければ
まず見られることはないと思います
お湯は少々濁りがあり、白い湯の花が舞っています
男女の境目のところにある湧出口の岩は
真っ白な温泉成分で見事に塗られていました
宿のHPにはアルカリ単純泉と表記されていましたが
鰻温泉自体は”硫化水素泉および単純温泉”との事
白い温泉成分や湯の花から見ると硫黄を含んでいますね
湯加減は人が入っていなかった事もありますが結構熱めのお湯でした
鰻温泉の源泉温度を調べたら88.8℃!
地味な静かな集落の温泉地だけに
その地熱パワーのギャップに驚きでした
開湯は近くの山川という小さな漁村の僧である
盈寿(えいじゅ)が開発の祖といわれ
その記述が江戸時代後期の書物に記されています
1874年(明治7年)には西郷隆盛も一ヶ月ほど湯治で滞在したそうです
ちなみにフーテンの寅さんも34作目で
この地を訪れました(笑)
集落のあちらこちらから噴気のあがる鰻温泉
5500年前の阿多カルデラに関連した火山活動でできた鰻池
その地熱エネルギーを古くから地域の人たちは
生活の知恵として取り入れています
”スメ”と呼ばれる釜戸がどの家庭にもあり
これは地熱による天然の蒸気を利用したもの
煙がこもることを鹿児島弁で”すもる”といい
これがさらに鈍って「スメ」となったそうです
この地域の人々にとって自然エネルギーは古くから
日常生活の中で必要不可欠だったのですね
それにしても”鰻(うなぎ)温泉”というネーミング
めちゃユニークですよね
てっきりうなぎのニュルニュルのように
アルカリが高いお湯なのかな~と思いました
まぁ当然すぐ横にある”鰻池”が由来となっている事は間違いなし!
つまり”うなぎ”がたくさん捕れるから!
...という事でもなさそうです
流出入する河川がない”水溜り”である鰻池
当然、天然のうなぎは生息していなくて
1912年ごろから活性化のためにうなぎの養殖をしたそうです
...が、1996年に後継者不足問題と水質悪化により終了に至ります
この鰻池に伝わる伝説では
その昔、鰻池の水を利用して水田を造ろうと
池の畔で開削工事を始めたところ、池の底から大ウナギが現れ
開削した場所に横たわり水が流れ出るのを塞いでしまったそうです
村人がこれでは邪魔と切り裂いたところ
大ウナギは片身のまま池に逃げ
そのまま池に生き続けたと語り継がれています
そこから”鰻池”と名前がつき
”鰻温泉”になったのが正解のようです
1月でもポカポカ陽気の指宿
静かな温泉地で湧き上がる
火山の国のエネルギーを感じることができました
みなさんもぜひ国内最南端(離島を除く)の混浴温泉で
心ゆくままに静かな集落のローカリズムを満喫しましょう♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 鹿児島県指宿市山川成川6526
【☎︎】 0993-34-1954
【入浴料】 300円
【入浴時間】 8:00~20:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 民宿うなぎ湖畔HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #242 鰻温泉 民宿うなぎ湖畔
鹿児島県指宿(いぶすき)市は薩摩半島最南端にある町
薩摩富士と呼ばれる開聞岳が悠然とそびえ
南国らしいパームツリーが立ち並びます
開聞岳の麓には一面に菜花畑が広がり何とも風光明媚な景色を楽しめます
指宿市のある薩摩半島は国内でも有数の地熱地帯で
指宿(いぶすき)という名前も、古くは「湯豊宿(ゆぶじゅく)」と呼ばれ
市内どこを掘っても1mほどで温泉が湧くほど湯量豊富を誇り
源泉は800ヶ所と驚きの多さ!
という事は子供達が砂場で砂遊びをしていたら温泉が湧くって事??
まぁ1mも穴を掘る気合の入った子供もいないでしょうけど(笑)
指宿名物のひとつが”砂むし風呂”というのも頷けますね☆
今回お邪魔したのは指宿の海岸線から少し山あいに入った”鰻(うなぎ)池”という
周囲4.2kmほどの小さな湖(流入出する川がないので正式には”水溜り")の
北東部にある小さな集落の中の温泉地「鰻(うなぎ)温泉」
歓楽的な要素は一切なしの湯治場です
その中で唯一混浴のある「民宿うなぎ湖畔」にやってきました
ロケーションも”鰻池”を見張らせる素晴らしい高台にあり
館内も清潔感のある綺麗な宿です
さっそく受付を済ませ混浴の露天風呂へ♪
一旦外に出て進んだ通路の先で
男女別の脱衣所に分かれます
この宿の露天風呂は写真でもお分かりの通り
露天風呂の真ん中で男女を隔てる塀があり
湯船の先端で”かろうじて”行き来ができるような仕組み
いわゆる”半混浴”の露天風呂☆
脱衣所を出た時は一瞬別浴かと勘違いしますが
知らずに無防備に”いい景色~”って前に進みすぎると
待ち構えている(笑)殿方の目に正装を晒すはめになりますのでご注意を
逆に言えば、殿方が意図的に覗こうとしなければ
まず見られることはないと思います
お湯は少々濁りがあり、白い湯の花が舞っています
男女の境目のところにある湧出口の岩は
真っ白な温泉成分で見事に塗られていました
宿のHPにはアルカリ単純泉と表記されていましたが
鰻温泉自体は”硫化水素泉および単純温泉”との事
白い温泉成分や湯の花から見ると硫黄を含んでいますね
湯加減は人が入っていなかった事もありますが結構熱めのお湯でした
鰻温泉の源泉温度を調べたら88.8℃!
地味な静かな集落の温泉地だけに
その地熱パワーのギャップに驚きでした
開湯は近くの山川という小さな漁村の僧である
盈寿(えいじゅ)が開発の祖といわれ
その記述が江戸時代後期の書物に記されています
1874年(明治7年)には西郷隆盛も一ヶ月ほど湯治で滞在したそうです
ちなみにフーテンの寅さんも34作目で
この地を訪れました(笑)
集落のあちらこちらから噴気のあがる鰻温泉
5500年前の阿多カルデラに関連した火山活動でできた鰻池
その地熱エネルギーを古くから地域の人たちは
生活の知恵として取り入れています
”スメ”と呼ばれる釜戸がどの家庭にもあり
これは地熱による天然の蒸気を利用したもの
煙がこもることを鹿児島弁で”すもる”といい
これがさらに鈍って「スメ」となったそうです
この地域の人々にとって自然エネルギーは古くから
日常生活の中で必要不可欠だったのですね
それにしても”鰻(うなぎ)温泉”というネーミング
めちゃユニークですよね
てっきりうなぎのニュルニュルのように
アルカリが高いお湯なのかな~と思いました
まぁ当然すぐ横にある”鰻池”が由来となっている事は間違いなし!
つまり”うなぎ”がたくさん捕れるから!
...という事でもなさそうです
流出入する河川がない”水溜り”である鰻池
当然、天然のうなぎは生息していなくて
1912年ごろから活性化のためにうなぎの養殖をしたそうです
...が、1996年に後継者不足問題と水質悪化により終了に至ります
この鰻池に伝わる伝説では
その昔、鰻池の水を利用して水田を造ろうと
池の畔で開削工事を始めたところ、池の底から大ウナギが現れ
開削した場所に横たわり水が流れ出るのを塞いでしまったそうです
村人がこれでは邪魔と切り裂いたところ
大ウナギは片身のまま池に逃げ
そのまま池に生き続けたと語り継がれています
そこから”鰻池”と名前がつき
”鰻温泉”になったのが正解のようです
1月でもポカポカ陽気の指宿
静かな温泉地で湧き上がる
火山の国のエネルギーを感じることができました
みなさんもぜひ国内最南端(離島を除く)の混浴温泉で
心ゆくままに静かな集落のローカリズムを満喫しましょう♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 鹿児島県指宿市山川成川6526
【☎︎】 0993-34-1954
【入浴料】 300円
【入浴時間】 8:00~20:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 民宿うなぎ湖畔HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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ひで
遠征ご苦労様です。
九州は学生の時に車で一周したんですが
そのころ温泉に一切興味が無かったんですね。
今思えばもったいない(>_<)
みーちゃんとも行きたいねって言ってますが
北海道も合わせ、定年後のお楽しみかな~
九州は学生の時に車で一周したんですが
そのころ温泉に一切興味が無かったんですね。
今思えばもったいない(>_<)
みーちゃんとも行きたいねって言ってますが
北海道も合わせ、定年後のお楽しみかな~
Ripple
この地の混浴と言うと勝手にダイナミックな
イメージを抱いてますけど
こちらは割とこじんまりした感じですね。
最南端なんですね。地図で見るとほんと端っこですね。フェリーと車で九州縦断旅行を計画してますけど、こちらはちょっと外れるかなぁ・・
イメージを抱いてますけど
こちらは割とこじんまりした感じですね。
最南端なんですね。地図で見るとほんと端っこですね。フェリーと車で九州縦断旅行を計画してますけど、こちらはちょっと外れるかなぁ・・
2017/03/05 Sun 23:02 URL [ Edit ]
みうたん
ひでさん
こんにちは!
九州を電車で一周!
でも温泉に興味なし....
確かにもったいない!!!
ぜひ今度はみーちゃんと
電車で一周しながら温泉三昧ですね
もちろん超豪華寝台列車”ななつぼし”で☆
こんにちは!
九州を電車で一周!
でも温泉に興味なし....
確かにもったいない!!!
ぜひ今度はみーちゃんと
電車で一周しながら温泉三昧ですね
もちろん超豪華寝台列車”ななつぼし”で☆
2017/03/08 Wed 20:39 URL [ Edit ]
みうたん
Rippleさん
こんにちは!
九州縦断の旅!!!いいなぁ〜
九州制覇の旅ですね♪
確かにワタシ達もここは肩透かしをされたような感じの素朴さでした(笑)
やはり硫黄のにおいぷんぷんの火山的なイメージが先行しますね
九州には意外にそんな温泉が多いんですよ
でも底知れぬパワーを感じる事が出来るんです
こんにちは!
九州縦断の旅!!!いいなぁ〜
九州制覇の旅ですね♪
確かにワタシ達もここは肩透かしをされたような感じの素朴さでした(笑)
やはり硫黄のにおいぷんぷんの火山的なイメージが先行しますね
九州には意外にそんな温泉が多いんですよ
でも底知れぬパワーを感じる事が出来るんです
2017/03/08 Wed 20:48 URL [ Edit ]
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