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2017.12.01
木地師の温泉宿
木地師の温泉宿
logbook #271 泥湯温泉 小椋旅館
秋田県のメジャーな温泉地といえば
乳頭温泉郷や玉川温泉の名前が真っ先に思い浮かびますが
秋田南部、宮城・岩手との県境に跨るように聳える
名峰栗駒山の裾野に広がる栗駒国定公園の山懐深くにも
歴史ある名湯があります
景勝地である”小安峡”や日本三大霊地の”川原毛地獄”の程近く
まるで昭和初期から大正時代にタイムスリップしたような
素朴な集落の「泥湯温泉」
ブナの原生林に囲まれた静けさと
山肌の露わになった地獄地帯から湯気が噴出する荒々しさの入り混じった
地球の息吹が脈々と息づく温泉地です
2軒の宿からなる泥湯温泉(豊明館は休業?)
今回訪れたのは最も古い「小椋旅館」
創業は明治時代という老舗旅館です
もう一軒の「奥山旅館」とは対照的な素朴な外観
あまり商売っ気を感じることのない佇まいは
逆に老舗旅館の貫禄を感じます
細い路地を挟んで母屋である宿泊棟と浴室棟が向かい合って建っています
どちらも焦げ茶や黒を基調とした木造建築
母屋で立ち寄りの受付を済ませると
向かいの男女別内湯を案内されます
小椋旅館の内湯の湯はかなり温泉ツウを唸らせる
上質のお風呂と聞いていますが
今回の目的は離れにある混浴の露天風呂☆
その旨を女将さんに伝えると
「ああ~露天風呂ね、ちょっとぬるいかも..」との事
それでも良いと伝えると場所を教えてくれました
きっと露天風呂希望の場合は
こちらから申し出ないと教えないシステムなのかも
宿から100m程離れた川沿いに
目的の露天風呂はありました☆
小ぶりな脱衣所に東屋風の屋根に覆われた湯船
浴槽は5~6人が入れそうな大きさです
特に囲いもなく”気づけばそこにある”的な開放感があります
早速脱衣し手前のお湯に足を入れると....人肌...ww
冷たくはないけど、ちょっと躊躇してしまう湯温
もう5月のGWとはいえ、秋田栗駒はまだ肌寒い
正装になったもののアタフタしちゃいました(笑)
でも!よく見れば
浴槽は1/3でちょっとした仕切りがあり
奥の狭い方に足をつけてみたら
結構温かい☆
決して適温!ではないのですが
まだこちらの方が入浴できそうなので
こちらに入ってみました
それでも肌寒かったのですが
塩ビパイプから流される源泉にピタッとくっついていれば
なかなかいい湯加減♪
終始ここから離れられませんでした
他の方のブログなどを見ると
逆に熱過ぎて入れない様な感じだったのにな~
季節によるのかしら
浴槽のお湯は白濁した濁り湯ですが
塩ビパイプから出てくる新鮮な源泉は無色透明でした
ほんのり硫黄の香り
源泉井戸?の蓋には”天狗の湯”の文字
これはお隣の奥山旅館の混浴露天風呂の源泉名と同じ
という事は同じ源泉!?
だとしたら酸性の硫化塩泉ですね
それを物語る様に
源泉井戸付近のパイプには硫黄成分がこびり付いていました
泥湯温泉の近くには木地山という山があり
木地師が住んだ山でもあります
(木地師=ろくろを使って木工品を作ったり加工を行う人)
木地師発祥の近江の国の皇室の家来で
太政大臣”小椋秀実”が地域の杣人(きこり)に技術を伝承し
木地師として全国各地に広がったとされます
小椋旅館の”小椋”は
まさに木地師に多くみられる姓のひとつで
鳴子や土湯に代表される”こけし十系”にひとつに数えられる木地山系こけし
そのこけし作り名人の”小椋久太郎”(昭和8年没)こそ
小椋旅館の女将の祖父に当たるんですって
なかなか歴史深い旅館なんですね
湯船から山々を見上げると、そこには
まもなく新緑の季節を迎えようとしている
泥湯温泉の景色がありました
1200年の歴史を刻む
この静かな温泉地
遠い昔にタイムスリップしてしまった様な感覚は
現代社会で失われてしまったワタシ達日本人の
遺伝子が求める”田舎像”の様な気がします
どんなに時代が変わろうとも
これからも変わらぬ素朴さがずっと
受け継がれていく事でしょうね
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【泥湯温泉 小椋旅館】
~2016.5 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
【☎︎】 0183-79-3035
【入浴料】 300円
【入浴時間】 5:00~18:00
【定休日】 冬季休業
【HP】
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
ブログランキング
どれかひとつに”おまけ”画像ありま~す☆
励みになります☆
混浴王を目指すワタシへポチっとお願いします♡
logbook #271 泥湯温泉 小椋旅館
秋田県のメジャーな温泉地といえば
乳頭温泉郷や玉川温泉の名前が真っ先に思い浮かびますが
秋田南部、宮城・岩手との県境に跨るように聳える
名峰栗駒山の裾野に広がる栗駒国定公園の山懐深くにも
歴史ある名湯があります
景勝地である”小安峡”や日本三大霊地の”川原毛地獄”の程近く
まるで昭和初期から大正時代にタイムスリップしたような
素朴な集落の「泥湯温泉」
ブナの原生林に囲まれた静けさと
山肌の露わになった地獄地帯から湯気が噴出する荒々しさの入り混じった
地球の息吹が脈々と息づく温泉地です
2軒の宿からなる泥湯温泉(豊明館は休業?)
今回訪れたのは最も古い「小椋旅館」
創業は明治時代という老舗旅館です
もう一軒の「奥山旅館」とは対照的な素朴な外観
あまり商売っ気を感じることのない佇まいは
逆に老舗旅館の貫禄を感じます
細い路地を挟んで母屋である宿泊棟と浴室棟が向かい合って建っています
どちらも焦げ茶や黒を基調とした木造建築
母屋で立ち寄りの受付を済ませると
向かいの男女別内湯を案内されます
小椋旅館の内湯の湯はかなり温泉ツウを唸らせる
上質のお風呂と聞いていますが
今回の目的は離れにある混浴の露天風呂☆
その旨を女将さんに伝えると
「ああ~露天風呂ね、ちょっとぬるいかも..」との事
それでも良いと伝えると場所を教えてくれました
きっと露天風呂希望の場合は
こちらから申し出ないと教えないシステムなのかも
宿から100m程離れた川沿いに
目的の露天風呂はありました☆
小ぶりな脱衣所に東屋風の屋根に覆われた湯船
浴槽は5~6人が入れそうな大きさです
特に囲いもなく”気づけばそこにある”的な開放感があります
早速脱衣し手前のお湯に足を入れると....人肌...ww
冷たくはないけど、ちょっと躊躇してしまう湯温
もう5月のGWとはいえ、秋田栗駒はまだ肌寒い
正装になったもののアタフタしちゃいました(笑)
でも!よく見れば
浴槽は1/3でちょっとした仕切りがあり
奥の狭い方に足をつけてみたら
結構温かい☆
決して適温!ではないのですが
まだこちらの方が入浴できそうなので
こちらに入ってみました
それでも肌寒かったのですが
塩ビパイプから流される源泉にピタッとくっついていれば
なかなかいい湯加減♪
終始ここから離れられませんでした
他の方のブログなどを見ると
逆に熱過ぎて入れない様な感じだったのにな~
季節によるのかしら
浴槽のお湯は白濁した濁り湯ですが
塩ビパイプから出てくる新鮮な源泉は無色透明でした
ほんのり硫黄の香り
源泉井戸?の蓋には”天狗の湯”の文字
これはお隣の奥山旅館の混浴露天風呂の源泉名と同じ
という事は同じ源泉!?
だとしたら酸性の硫化塩泉ですね
それを物語る様に
源泉井戸付近のパイプには硫黄成分がこびり付いていました
泥湯温泉の近くには木地山という山があり
木地師が住んだ山でもあります
(木地師=ろくろを使って木工品を作ったり加工を行う人)
木地師発祥の近江の国の皇室の家来で
太政大臣”小椋秀実”が地域の杣人(きこり)に技術を伝承し
木地師として全国各地に広がったとされます
小椋旅館の”小椋”は
まさに木地師に多くみられる姓のひとつで
鳴子や土湯に代表される”こけし十系”にひとつに数えられる木地山系こけし
そのこけし作り名人の”小椋久太郎”(昭和8年没)こそ
小椋旅館の女将の祖父に当たるんですって
なかなか歴史深い旅館なんですね
湯船から山々を見上げると、そこには
まもなく新緑の季節を迎えようとしている
泥湯温泉の景色がありました
1200年の歴史を刻む
この静かな温泉地
遠い昔にタイムスリップしてしまった様な感覚は
現代社会で失われてしまったワタシ達日本人の
遺伝子が求める”田舎像”の様な気がします
どんなに時代が変わろうとも
これからも変わらぬ素朴さがずっと
受け継がれていく事でしょうね
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【泥湯温泉 小椋旅館】
~2016.5 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 秋田県湯沢市高松字泥湯沢25
【☎︎】 0183-79-3035
【入浴料】 300円
【入浴時間】 5:00~18:00
【定休日】 冬季休業
【HP】
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2017/12/02 Sat 03:54 [ Edit ]
みうたん
ひでさん
こんにちは!いつもコメントありがとうございます☆
やはり東北の自然や温泉のポテンシャルの高さはさすがです!
いやいやお二人のフットワークの軽さ!
近い近い!!
ぜひ足を運んでみてくださいね
こんにちは!いつもコメントありがとうございます☆
やはり東北の自然や温泉のポテンシャルの高さはさすがです!
いやいやお二人のフットワークの軽さ!
近い近い!!
ぜひ足を運んでみてくださいね
2017/12/05 Tue 11:56 URL [ Edit ]
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2017/12/11 Mon 23:03 [ Edit ]
このコメントは管理者の承認待ちです
2017/12/12 Tue 15:48 [ Edit ]
みうたん
Rippleさん
こんにちは!いつもコメントありがとうございます☆
泥湯温泉のタイムスリップした雰囲気
ここの露天風呂は本館から離れていて
周りも静かな立地
...ともなれば
当然Rippleさん達の温泉宴会開催ですね
きっとお気に入りになる事間違いなしですよ
夏は夏で熱い日もあるらしいです
自然の産物、ご機嫌に任せるしかなさそうですね
こんにちは!いつもコメントありがとうございます☆
泥湯温泉のタイムスリップした雰囲気
ここの露天風呂は本館から離れていて
周りも静かな立地
...ともなれば
当然Rippleさん達の温泉宴会開催ですね
きっとお気に入りになる事間違いなしですよ
夏は夏で熱い日もあるらしいです
自然の産物、ご機嫌に任せるしかなさそうですね
2017/12/13 Wed 18:53 URL [ Edit ]
みうたん
YSYさん
こんにちは!いつもコメントありがとうございます!
そうです!まさに泥湯温泉自体が文化財そのもの
”何もない”を楽しみ
普段は見過ごしてしまっている
”大切なもの”への感謝を感じられる温泉です
こんにちは!いつもコメントありがとうございます!
そうです!まさに泥湯温泉自体が文化財そのもの
”何もない”を楽しみ
普段は見過ごしてしまっている
”大切なもの”への感謝を感じられる温泉です
2017/12/13 Wed 19:00 URL [ Edit ]
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2018/02/03 Sat 20:33 [ Edit ]
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2023/04/16 Sun 02:44 [ Edit ]
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