2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2017.02.22 邯鄲の夢♪
邯鄲の夢♪

logbook #241 塩原温泉郷 元湯 元泉館








賑やかな温泉がイメージの塩原温泉郷ですが
1200年の歴史を誇り”塩原温泉発祥の地”と呼ばれる温泉地が
原生林の広がるひっそりとした山間にありました

塩原十一湯と呼ばれ11の温泉地からなる塩原温泉郷ですが
泉質もロケーションも様々な顔を見せます
今回訪問した塩原温泉発祥の地”塩原元湯”は
現在三軒の温泉宿が残る静かなエリアです

元泉館1

原生林豊かな奥塩原を流れる箒川の上流”赤川渓谷”沿いに
ゑびすや、元泉館、大出館と三軒の宿が並んでいます
どの宿も混浴風呂を持つという混浴マニアにはたまらない温泉地☆
しかしながらココ元泉館のみ”立ち寄り入浴”では2つの男女別内湯利用のみで
メインの混浴の利用は不可(汗)
宿泊もしくは食事・休憩付きの日帰りプランかが条件となります

元泉館33

混浴内湯「邯鄲(かんたん)の湯」
雰囲気抜群の静かな落ち着いた浴室です

この他に元泉館には男女別露天風呂付き大浴場「高雄の湯」
この名前は江戸時代の名妓で吉原の花魁・二代目高尾大夫(たかおたゆう)が
元湯出身で幼少期から元湯に浸かっていたことから由来しています
となると”美人の湯”なのですね...ぜひともあやからねば!

もうひとつ男女別の檜風呂「宝の湯」があります

元泉館には3つの源泉がありますが全て特徴のある濁り湯の
含硫黄・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
濁り湯で硫黄臭がするので”酸性”かなと思いきやph6.7~6.9と
お肌に優しい柔らかなお湯でした
しかもメタケイ酸も豊富に含まれていて
まさに女性には嬉しい美人の湯です☆

元泉館11

元泉館10

メインの混浴岩風呂”邯鄲(かんたん)の湯”は岩風呂の作りで
全体的に木造りの壁と高い湯気抜き天井
湧出口からは源泉がかけ流されていて硫黄成分がびっしり付着しています
高い天井にある梁につながる木の柱が湯船から出ていて
とてもインパクトがあります
お湯ももちろん適温で
熱すぎもせず温すぎもせず
珍しく長湯してしまうほどGood☆

この時は殿方と数名ご一緒しましたが
皆さん真の温泉好きなのでしょう
思い思いにお湯を堪能しているようでした
塩原温泉といえば名物”ワ◯さん”が有名ですが
元泉館の混浴は立ち寄り不可ということもあり
そんな雰囲気の方は誰もいなくて
皆さん自然にお湯を楽しんでいらっしゃいました☆
なのでワタシもリラックス♪

元泉館20

1200年前の開湯とされる塩原温泉郷
806年に如葛仙という人物が発見した説や地元の猟師が発見した説
矢坂市にある寺山観音寺を開いた徳一大師が発見した説など様々残されています

今でこそ三軒のみの塩原温泉発祥の地”元湯”も
昔は”元湯千軒”と呼ばれ世帯数85軒、32軒の宿が立ち並ぶ通りには
8つの源泉がありお寺やお堂もあったりと
湯治に多くの人が訪れ信仰の場として大いに賑わった温泉地でした

しかし1659年に起きた田島大地震によって山津波が発生
温泉地は壊滅状態に。
命からがら逃げ出した人たちは新天地として”新湯””上塩原””下塩原”に移り住み
奇跡的に難を逃れた数件が現在の元湯の姿となりました

元泉館15

”邯鄲の湯”の”邯鄲(かんたん)”とは中国戦国時代の趙にあった都の名前
中国に伝わる故事「邯鄲の夢」から取ったものと思われます

「邯鄲の夢」
地方出身の廬生(ろせい)という貧しい青年が
出世を望み一旗揚げようと邯鄲にやってきます
お腹を満たそうとある茶屋に入り呂翁という老人に出会いました

盧生は呂翁に将来の夢を語り、また呂翁は熱心に盧生の話に耳を傾けます
やがて呂翁は盧生に枕を与え休むように諭し
旅の疲もあって、すぐに盧生は深い眠りへと落ちていきました
夢の中では邯鄲での成功物語がどんどん進んでいきます
ついには国を動かす役職についたり幸せの絶頂を感じたと思えば
成功を妬むものによって謀反をかけられ失脚しどん底をも味わいます
成功など目指さねければ..と思うこともあったり紆余曲折を経て
最終的には成功を勝ち取りますが次第にやってくる老いには勝てず
家族に見守られながら一生を終えていきます

元泉館26

眠りから覚め気づくと目の前には呂翁の姿
自分はといえば見すぼらしいままの格好
呂翁も盧生が何に驚いているかわかっていました
自分の50年のドラマティックな波乱万丈の人生を見てきましたが
それは注文した粥かゆがまだ炊き上がらぬ程の束の間の事だったという事

人の一生というのはこのように短く儚いもの
それを悟った盧生は邯鄲に行くのをやめ
故郷に戻ったという話です
つまり「栄枯盛衰の儚さ」を象徴した故事です

...ワタシの解釈としては盧生に一言いいたい!
「なんでそこで家に帰るかなぁ~」(笑)
いかにも”煩悩は捨てよ”的な”利他”を重んじる仏の世界観の話...
ワタシだったらそんな夢を見たら間違いなく確信を得て
邯鄲まで走っていきますよ~(笑)

人生は一瞬のストーリーなのは理解できます
向かえる時間は果てしなく思えても
過ぎてしまえばあっという間
人生いい事ばかりではない事は分かっています
でも悪い事ばかりは続かないと思っています
ベタな言い方をすれば”止まない雨はない”し”夜明けの来ない夜はない”です

なのでこの”邯鄲の夢”の故事には全く納得いかなかったワタシですが
弘法大師の「自利利他」という言葉を聞いて救われました
”利他”つまり人のために..ばかりが善の行いでクローズアップしがちですが
”自利”(自分が満たさせる)があってこその”利他”(人を導ける)であると
弘法大師はメッセージを残しています
さすがっ!空海様☆
だからワタシは目指す事ができるのです♪

元泉館29

塩原元湯”元泉館”「邯鄲の湯」での「邯鄲の夢」
なおさらワタシは
混浴王になるために明日から更にスピードを上げていきます☆
ヾ(´∀`○)ノイェーイ♪



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 栃木県那須塩原市湯本塩原101
【☎︎】 0287-32-3155
【入浴料】 800円(立ち寄りでは混浴内湯は使用不可)
休憩・食事付きの”休憩プラン”で混浴内湯利用可
【入浴時間】 8:00~20:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 元泉館HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

ブログランキング
どれかひとつに”おまけ”画像ありま~す☆










励みになります☆
混浴王を目指すワタシへポチっとお願いします♡
Secret