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2015.09.30
”別世界系”異空間の湯治場☆
”別世界系”異空間の湯治場☆
logbook #164 いわき 吉野谷鉱泉
”時空の歪み”
未曾有の被害をもたらした東日本大震災
実はこの時期に
不思議な体験をしたという報告が数多く伝えられています
被災地の被害の状況を確認しに行くため数名乗車したワゴン車が
突然、目の前に現れた雲のような渦に包まれたかと思った瞬間
周りの景色が突然一変し
全員が車窓に広がる古風な村落の風景や人々の姿を目撃しました
そして、わずか数秒後にはまた元の津波後の状況に戻っていたそうです
別の報告では
親族を探しに行ったご夫婦の旦那さんが
奥さんの目の前で
突然雲のような渦に包まれたと思ったら
その渦に吸い込まれるように姿を消してしまったといいます
あちこちを探しましたが全く見つからず
のちに警察へ捜索願いを出したところ
確かに旦那さんと年齢も同姓同名の確認が取れました
しかし、その記録は1981年に
ある警察官が勤務していた警察署に駆け込んできたとの事です
現在でも至る所で時空の歪みは存在しているそうですが
いわゆる”神隠し”といわれる行方不明事件のほとんどが
そのような事例のよるものなのかもしれませんね...
!?
なぜいきなりそのような”都市伝説”的な話題から?
(笑)
今回訪問した混浴風呂のある自炊宿に足を踏み入れた時に
まるで”時空の歪み”に巻き込まれてしまったのかと
錯覚してしまうような体験があったからなのです(笑)
福島県の浜通りの中心地”いわき市”
その中にある”いわきニュータウン”は
大学あり大型店舗もある新興住宅地
今回の目的地である吉野谷鉱泉は
ネットなどで見る限り山の中の鄙びた一軒宿
その雰囲気とは対照的に
ますます賑やかになる景色
本当にこの道で正解?と思えた頃
その不思議なエアスポットの様な空間が現れます
ニュータウンの住宅地の景色から
ぐるっと180°向きを変えると
全く別世界の森と谷が広がる景色に早変わり
こんな場所に?と
誰もが違和感を覚えます
こんな感じです
まるでここだけが時代に取り残されたような空間
不思議な力に吸い込まれるように谷に下りると
これまた昭和初期を思わせる鄙びた建物が☆
車を駐車スペースに止め
母屋らしき場所に歩いて行くと
中庭には烏骨鶏やヤギ、野ウサギまで飛び跳ねています
そのままウサギを追いかけたら
不思議の国のアリスのようにどこかに迷い込んでしまいそう
子供の頃に田舎のおばあちゃんの家に
遊びに来た感じ
「ごめんくださ〜い」と声をかけると
奥から”これまた(笑)”かなり独特な風貌の男の人が登場
下はスウェットに綿入れ袢天を羽織った格好
「ここは初めてか?」と聞かれ
様々な宿の説明を丁寧にしてくれました
古家に漂う家の匂いってわかります?
台所の匂いとお線香の匂い
さらにちょとしたお漬物の混じったような
懐かしい香り
そしてその静かな空間に
古い振り子時計の音が静かに聴こえてくる
ワタシも完全に子供の頃にタイムスリップしています
湯治部屋が並ぶ長い廊下を奥に進むと浴室があります
途中には自炊のための炊事場
その廊下の窓から中庭を臨むと
さらに驚きの光景...
ここは”蛍雪ゼミナール”なる塾をも併設しているようで
これも古い家屋の中で数名の小学生から中学生が
勉強をしていました
ますますワタシの中での不思議感が増します
夕暮れ時
ニュータウンの子供達が
自転車に乗って
ポッカリと口を開けたような
この吉野谷の森に吸い込まれていく...
漂流教室のようですね...
ちなみにここには”兄”と呼ばれる社長さんと
”弟”と呼ばれる二人の方がいて
社長さんの方が塾の講師を兼任し
弟さんはなんと”作家”さん
ノンフィクションの本を何冊か出していました
天才肌の雰囲気も見た目も
とても濃いキャラのお二人
ますます吉野谷の別世界観が増します
さあさあ肝心の温泉レポ!
案内のもと浴室に入ると
同じ作りの浴槽が脱衣所とともに
左右対称に二つあります
男女別かな?と思ったら
常にお湯は片方の浴槽にしか張っていなくて
もう片方はシャワーのみを使い
掛け湯をするためのスペースとしてのみ使われているとの事
なので”混浴”というわけですね
二つの浴槽は扉で行き来ができます
すでに殿方がおひとり入浴されていました
浴室自体は広めですが
湯船は3人も入るといっぱい
これも家庭的な昔のお風呂っぽいですね
殿方も体を赤くしながら
じっとお湯に体を沈めています
ここの鉱泉は体の芯までじっくり温めてくれるらしく
ご一緒した殿方はここで持病の腰痛が
かなり良くなったそうです
はじめは”熱い〜”とびっくりしましたが
次第に慣れてきて
殿方のようにじっくり浸かる事ができました
なるほど!
刺激の少ないやわらかいお湯が
体の芯を癒していくのが不思議な感覚でわかります
殿方が入っている場合
混浴初心者の女性には
かなりハードルが高いかもですね
膝と膝が当たってしまいそうな浴槽ですから(笑)
浴槽には二つの蛇口があり
”白水鉱泉”と渋水鉱泉”と記されています
どちらもぬるめというか
ほぼ水の状態で勢い良く出てきます
鉱泉成分の中で特徴的なのは
微量な放射線物質”ストロンチウム”と
聞きなれない”プロミン”が含まれています
自炊スペースにも”渋水鉱泉”の蛇口があり
みなさんペットボトルに汲んで
持ち帰るそうですよ
鉱泉を温めるのはボイラーではなく
ここは完全なるアナログ方式の”薪”で焚いています
なるほど!
よく見ると浴槽の中にポッカリと穴が空いています
すごい!初めて!
巻きで焚いたお湯って
とても柔らかくてこんなに肌に優しいだなんて
素晴らしい♪
しかもお湯を熱くするときは
浴室に備え付けの小さな”鐘”を鳴らすと
壁の向こうで使用人の方が巻きをくべるというシステム
きっと”釜爺”がいるんですね☆
そして熱くなったら
浴槽に備え付けの大きなバケツに入った
水を湯船に入れるという
どこまでも徹底したアナログ方式でした
この日、ワタシは久々にハイキングをした直後だったので
筋肉痛がかなり酷かったのですが
このお湯でピタリと痛みが治まりました♪
おそるべし”吉野谷鉱泉”!!
巻きで焚いた優しいお湯
全てが素敵なアナログ方式
大正、昭和の頃から時が止まったような異空間
江戸時代からの相伝の名湯
きっと時代がどんなに変化しても
ここだけは今までも
そしてこれからも
ほのぼのとした日本の原風景を残してくれるでしょう
ここはぜひぜひ足を運んでみてください!
みうたん一押しの自炊宿です☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【いわき 吉野谷鉱泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 福島県いわき市平吉野谷南作135-2
【☎︎】 0246-28-3288
【入浴料】 1時間 500円
半日 相部屋利用 1200円 (8:20~12:00と12:00~16:00)
個室利用 1600円
1日 相部屋利用 1600円 (8:20~16:00)
個室利用 2200円
子供 1回入浴 小学生以下 300円 中学生 400円 半日・1日ともに半額
【入浴時間】 8:20~16:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
logbook #164 いわき 吉野谷鉱泉
”時空の歪み”
未曾有の被害をもたらした東日本大震災
実はこの時期に
不思議な体験をしたという報告が数多く伝えられています
被災地の被害の状況を確認しに行くため数名乗車したワゴン車が
突然、目の前に現れた雲のような渦に包まれたかと思った瞬間
周りの景色が突然一変し
全員が車窓に広がる古風な村落の風景や人々の姿を目撃しました
そして、わずか数秒後にはまた元の津波後の状況に戻っていたそうです
別の報告では
親族を探しに行ったご夫婦の旦那さんが
奥さんの目の前で
突然雲のような渦に包まれたと思ったら
その渦に吸い込まれるように姿を消してしまったといいます
あちこちを探しましたが全く見つからず
のちに警察へ捜索願いを出したところ
確かに旦那さんと年齢も同姓同名の確認が取れました
しかし、その記録は1981年に
ある警察官が勤務していた警察署に駆け込んできたとの事です
現在でも至る所で時空の歪みは存在しているそうですが
いわゆる”神隠し”といわれる行方不明事件のほとんどが
そのような事例のよるものなのかもしれませんね...
!?
なぜいきなりそのような”都市伝説”的な話題から?
(笑)
今回訪問した混浴風呂のある自炊宿に足を踏み入れた時に
まるで”時空の歪み”に巻き込まれてしまったのかと
錯覚してしまうような体験があったからなのです(笑)
福島県の浜通りの中心地”いわき市”
その中にある”いわきニュータウン”は
大学あり大型店舗もある新興住宅地
今回の目的地である吉野谷鉱泉は
ネットなどで見る限り山の中の鄙びた一軒宿
その雰囲気とは対照的に
ますます賑やかになる景色
本当にこの道で正解?と思えた頃
その不思議なエアスポットの様な空間が現れます
ニュータウンの住宅地の景色から
ぐるっと180°向きを変えると
全く別世界の森と谷が広がる景色に早変わり
こんな場所に?と
誰もが違和感を覚えます
こんな感じです
まるでここだけが時代に取り残されたような空間
不思議な力に吸い込まれるように谷に下りると
これまた昭和初期を思わせる鄙びた建物が☆
車を駐車スペースに止め
母屋らしき場所に歩いて行くと
中庭には烏骨鶏やヤギ、野ウサギまで飛び跳ねています
そのままウサギを追いかけたら
不思議の国のアリスのようにどこかに迷い込んでしまいそう
子供の頃に田舎のおばあちゃんの家に
遊びに来た感じ
「ごめんくださ〜い」と声をかけると
奥から”これまた(笑)”かなり独特な風貌の男の人が登場
下はスウェットに綿入れ袢天を羽織った格好
「ここは初めてか?」と聞かれ
様々な宿の説明を丁寧にしてくれました
古家に漂う家の匂いってわかります?
台所の匂いとお線香の匂い
さらにちょとしたお漬物の混じったような
懐かしい香り
そしてその静かな空間に
古い振り子時計の音が静かに聴こえてくる
ワタシも完全に子供の頃にタイムスリップしています
湯治部屋が並ぶ長い廊下を奥に進むと浴室があります
途中には自炊のための炊事場
その廊下の窓から中庭を臨むと
さらに驚きの光景...
ここは”蛍雪ゼミナール”なる塾をも併設しているようで
これも古い家屋の中で数名の小学生から中学生が
勉強をしていました
ますますワタシの中での不思議感が増します
夕暮れ時
ニュータウンの子供達が
自転車に乗って
ポッカリと口を開けたような
この吉野谷の森に吸い込まれていく...
漂流教室のようですね...
ちなみにここには”兄”と呼ばれる社長さんと
”弟”と呼ばれる二人の方がいて
社長さんの方が塾の講師を兼任し
弟さんはなんと”作家”さん
ノンフィクションの本を何冊か出していました
天才肌の雰囲気も見た目も
とても濃いキャラのお二人
ますます吉野谷の別世界観が増します
さあさあ肝心の温泉レポ!
案内のもと浴室に入ると
同じ作りの浴槽が脱衣所とともに
左右対称に二つあります
男女別かな?と思ったら
常にお湯は片方の浴槽にしか張っていなくて
もう片方はシャワーのみを使い
掛け湯をするためのスペースとしてのみ使われているとの事
なので”混浴”というわけですね
二つの浴槽は扉で行き来ができます
すでに殿方がおひとり入浴されていました
浴室自体は広めですが
湯船は3人も入るといっぱい
これも家庭的な昔のお風呂っぽいですね
殿方も体を赤くしながら
じっとお湯に体を沈めています
ここの鉱泉は体の芯までじっくり温めてくれるらしく
ご一緒した殿方はここで持病の腰痛が
かなり良くなったそうです
はじめは”熱い〜”とびっくりしましたが
次第に慣れてきて
殿方のようにじっくり浸かる事ができました
なるほど!
刺激の少ないやわらかいお湯が
体の芯を癒していくのが不思議な感覚でわかります
殿方が入っている場合
混浴初心者の女性には
かなりハードルが高いかもですね
膝と膝が当たってしまいそうな浴槽ですから(笑)
浴槽には二つの蛇口があり
”白水鉱泉”と渋水鉱泉”と記されています
どちらもぬるめというか
ほぼ水の状態で勢い良く出てきます
鉱泉成分の中で特徴的なのは
微量な放射線物質”ストロンチウム”と
聞きなれない”プロミン”が含まれています
自炊スペースにも”渋水鉱泉”の蛇口があり
みなさんペットボトルに汲んで
持ち帰るそうですよ
鉱泉を温めるのはボイラーではなく
ここは完全なるアナログ方式の”薪”で焚いています
なるほど!
よく見ると浴槽の中にポッカリと穴が空いています
すごい!初めて!
巻きで焚いたお湯って
とても柔らかくてこんなに肌に優しいだなんて
素晴らしい♪
しかもお湯を熱くするときは
浴室に備え付けの小さな”鐘”を鳴らすと
壁の向こうで使用人の方が巻きをくべるというシステム
きっと”釜爺”がいるんですね☆
そして熱くなったら
浴槽に備え付けの大きなバケツに入った
水を湯船に入れるという
どこまでも徹底したアナログ方式でした
この日、ワタシは久々にハイキングをした直後だったので
筋肉痛がかなり酷かったのですが
このお湯でピタリと痛みが治まりました♪
おそるべし”吉野谷鉱泉”!!
巻きで焚いた優しいお湯
全てが素敵なアナログ方式
大正、昭和の頃から時が止まったような異空間
江戸時代からの相伝の名湯
きっと時代がどんなに変化しても
ここだけは今までも
そしてこれからも
ほのぼのとした日本の原風景を残してくれるでしょう
ここはぜひぜひ足を運んでみてください!
みうたん一押しの自炊宿です☆
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【いわき 吉野谷鉱泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 福島県いわき市平吉野谷南作135-2
【☎︎】 0246-28-3288
【入浴料】 1時間 500円
半日 相部屋利用 1200円 (8:20~12:00と12:00~16:00)
個室利用 1600円
1日 相部屋利用 1600円 (8:20~16:00)
個室利用 2200円
子供 1回入浴 小学生以下 300円 中学生 400円 半日・1日ともに半額
【入浴時間】 8:20~16:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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