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弁天様の鄙びた宿

logbook #117 那須温泉郷 弁天温泉旅館




栃木県北部の温泉地
那須温泉郷☆
活火山である茶臼岳の恩恵を受けた源泉が
多くの温泉を湧出させています

弁天温泉は那須温泉郷の中でも比較的歴史は浅く
明治17年(1884)に創設者小林佐吉翁が
新天地を求めてこの地に来住した頃
ある夜夢枕に現われた弁財天のお告げによって
出で湯の有ることと
地に埋もれている自分の像を
世に出すよう教えられましたそうです
おぉ-(o゚Д゚ノ)ノ

弁天b

夜明けと共に教えられた処に行くと
そこに熱泉が湧き出て、そしてお告げの通り御像が出土☆
大洞窟の一部に祠を作り安置してあります
それにより“弁天温泉”と名付けられたそうです

ある記述によれば既に天保年間には
温泉場としての記録があるとの説も☆

弁天a

大丸温泉旅館に向かう途中を
横にそれて山あいの細い道を進んだ所に
”弁天温泉旅館”はあります

見た感じは”鄙びた昭和の宿”
感じのいい若旦那?さんが出迎えてくださり
ロビーで受付☆
昭和の宿のお約束!取材に来たであろう有名人の
サイン色紙が数点
(*´艸`*)ァハ♪

男女別の内湯、混浴の露天風呂があります
10人くらいが入れる露天風呂が2つ
大傘の目印の露天風呂とカエルのオブジェのある露天風呂
そして樽風呂とふたつのツボが仲良く並ぶ『夫婦かめの湯』
カップルで沢山楽しめるお風呂です

ただ夏は虫の攻撃は凄そうですね(汗)
しっかり対策を☆

お湯は白くて硫黄泉に見えますが
成分表には“単純泉”となっていました
ただもう少し清潔感があると嬉しいですね♪

弁天c

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【那須温泉郷 弁天温泉旅館】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】  栃木県那須郡那須町湯本157
【☎︎】   0287-76-2211
【入浴料】   1000円
【入浴時間】   10:00~18:00
【定休日】  なし(要確認)

【HP】  弁天温泉旅館HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

塩原の山麓の露天風呂

logbook #116 塩原温泉郷 古町温泉 山麓あづまや




塩原11湯のひとつ“古町温泉”
高層旅館や老舗旅館が軒を連ね
飲食店や物産店が多く塩原温泉の中心部で
箒川沿いには有名な“もみじの湯”があります

その中心部からは少し離れ
古町温泉の南側斜面の麓にひっそりと佇む温泉宿
“山麓あづまや”です

5階建ての近代的な外観とはうらはらに
背伸びをしないほのぼのとした
家族経営を感じる
アットホームな宿

混浴露天風呂は
本館を一度出て裏山の石段を上って行きます
50段で東屋風の脱衣場のある露天風呂
ただあいにくこの日はお湯が張っていなかったので
更に20段程登った所に
2つ目の露天風呂があります

山麓東屋7のコピー

簡易的な脱衣所の先には
大きめの湯船
源泉100%かけ流しのお湯は
奥の岩場から注がれています

ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉のお湯は
無色透明で
他の塩原温泉郷のどのお湯よりも
刺激も少なく、まろやかに感じます

IMG_4166のコピー

“山麓あづまや”という名前通り
山の斜面にあるロケーションなので
遠くに塩原の山並みを望む事が出来て
お湯の流れる音以外は
小鳥のさえずりが聞こえる位の
静寂に包まれています

夜はひとりでは少し心細いかな

本館の男女別内風呂も
岩風呂風の湯船で素敵です

共同湯の有名な塩原温泉ですが
数多く残る温泉宿の混浴にも
素敵なところがいっぱいありますね

静かにまったりと混浴を楽しみたいカップルには
最高のお風呂ですよ♪



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【塩原温泉郷 古町温泉 山麓あづまや】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県那須塩原市塩原1548-1
【☎︎】 0287-32-3636
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:30~18:00
【定休日】 無休

【HP】 山麓あづまやHP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

良き日の塩原温泉の姿

logbook #115 塩原温泉郷 畑下(はたおり)温泉 清琴楼




北関東の混浴エリアとして最もメジャーな温泉地のひとつが
塩原温泉郷です
1000以上の歴史を持つ古い温泉郷で
大きく分けると『塩原11湯』と呼ばれるくらいに
それぞれの個性を持ったエリアに分かれます

那須塩原ICから塩原に入ると
箒川に沿って
大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉の次にあるのが
畑下(はたおり)温泉です

806年に塩原元湯が発見され
明治17年(1884年)に塩原街道が開通し
多くの賑わいを見せる中
夏目漱石、谷崎潤一郎、斉藤茂吉、高村光太郎などの
文豪も訪れた温泉としても有名ですね

その中でも畑下温泉の『清琴楼』は
尾崎紅葉が滞在中に有名な“金色夜叉”を書き上げた宿として知られます

清琴楼d

今でも宿泊者には見学可能な
『紅葉の間』が保存公開されています
ここで執筆されていたんですね

元々は『佐野屋』という屋号だったそうですが
舞台となった「清琴楼」という小説の中の旅館の名前を
今の屋号に変えたそうです
つまり名付けの親は”尾崎紅葉”☆
Σヾ(・Д・´●)ノわぉ!!

今も新館の玄関には
尾崎紅葉像がしっかりと鎮座しています

清琴楼b

ここのもうひとつのポイントは
混浴の露天風呂が湾曲する箒川の中州にあるという所☆
おぉ-(o゚Д゚ノ)ノ
新館を一旦出て、古びた廃屋の庭を抜け
小さな吊り橋を渡って中州の露天風呂へ行きます

平日のお客さんの少ない日は
『貸し切り風呂』として使っているそうです
お湯は少し白濁した含塩化土類・弱食塩泉
ワタシが入った時は一番風呂だったのか
超ゲキ熱(笑)で強敵でした

畑下温泉は今でこそバブル後の静けさに包まれた感は否めません
とくに400号のバイパスが塩釜より抜けた事で
大型バスもそちらに流れてしまう傾向に..
しかし見逃してしまいそうな畑下温泉に一歩足を踏み入れて
川沿いの遊歩道をあるけば
自然の息吹を感じ
まだまだ良き日の塩原温泉の姿を感じ取れる場所です

清琴楼a

中州の静寂の中
箒川の清流に囲まれ
上を見上げれば木々の隙間からのぞく
黄昏れ近い空

身体を無防備にお湯に預ければ
完全なるOFFモードが
皆さんの身体を充電させてくれるでしょう☆


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【塩原温泉郷 畑下温泉 清琴楼】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県那須塩原市下塩原458
【☎︎】 0287-32-3121
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~15:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 清琴楼ホームページ

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

2014.06.04 墨の湯??
墨の湯??

logbook #114 塩原温泉郷元湯 大出館




塩原温泉郷元湯
かつては“元湯千軒”といわれ賑わったこの地も
1695年の大地震の土砂崩れによって
ほぼ壊滅状態になるも
現在3軒の温泉宿が残り
そのうち2軒が混浴になっています

大出館D

元湯温泉を一望出来る高台にある
大出館(おおいでかん)の混浴露天風呂
混浴内湯と同じ源泉で
気温や天候、温度や湿度によって
お湯の色を変える事から
『五色の湯』と名付けられています

この日は黄色みのかかったエメラルドグリーンの
含硫黄 -ナトリウム- 塩化物
露天風呂の温度はすこしぬるめ
冬には長湯出来なそうな感じです

その他“乳白色”になったり“グレー”になったり
自然の神秘的な姿を見せてくれて楽しそう♪

大出館C

混浴内湯より混浴露天に行けます

大出館には2つの源泉
8つの浴槽があるので
結構楽しめますよ☆

だから人気の宿で
週末には沢山の日帰り入浴者で賑わっています

大出館E

同じ湯元の“えびす屋”もそうですが
ゆっくりとお湯を楽しみたい方は
宿泊か平日の訪問をお勧めします

ワタシが訪れた平日は
地元の常連さんぽいご高齢の方が
ゆったりとお湯を愉しんでいらっしゃいました☆

大出館e

これが同じ五色の湯を源泉とする
混浴内湯の“平家かくしの湯”と“御所の湯”
露天に比べると
丁度適温で、色も綺麗なエメラルドグリーンです

でわでわ
大出館の名物の、もうひとつの混浴内湯へ♪

大出館c

人気の“墨の湯”です☆
日本国内でも非常に珍しい黒いお湯で
鉄の成分をたっぷり含んでいます

タオル使用は禁止ですが
タオルをお湯につけると
真っ黒になってしまうんです
(ワタシはタオル使いませんが)笑

左側の五色の湯の源泉を使った“鹿の湯”は
“墨の湯”の上がり湯として入るそうです
(*・Д・)ナルヘソ

大出館b

こうしてみると
真っ暗な中に浮かび上がる姿は幻想的ですね♪

御所の湯のある陽の光を存分に取り入れた混浴内湯とは対照的に
墨の湯は狭い窓から差し込む弱い光が
黒湯に反射して
歴史を感じさせる湯小屋を
更に摩訶不思議な世界へ導いてくれます

忙しい毎日の中で
少しだけ足を止めて
スローな時間の流れを
このお湯で味わってみるのも
オススメです♪

大出館a

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【塩原温泉郷元湯 大出館】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 栃木県那須塩原市湯本塩原102
【☎︎】 0287-32-2438
【入浴料】 600円
【入浴時間】 10:00~14:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 塩原温泉郷元湯 大出館HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください

2014.05.29 梶原の湯
梶原の湯

logbook #113 栃木県 塩原温泉郷 元湯 えびす屋




塩原11湯の中の”元湯”温泉は
名前の通り塩原温泉発祥の地で
箒川(ほうきがわ)沿いに広がる温泉街から
一山超えた山あいに現在3軒ほどの旅館がある
ひっそりとした雰囲気♪

でも江戸時代には元湯だけで
戸数84旅館48戸“元湯千軒”と呼ばれる程の
活気ある賑わいを見せていましたが
1695年の大地震の山体崩壊によって
ほとんどが土砂に埋もれ
現在のえびす屋に残る“梶原の湯”だけが
奇跡的に残ったそうです

塩原温泉最古の湯ですね

えびすa

祠を形どったお湯の注ぎ口には
白い硫黄がびっしりこびりついていて
硫黄臭のお湯が流れてきます
これが“梶原の湯”です

泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
よくわからないけど(笑)
簡単に言うと炭酸入りの硫黄泉♪
温度もちょうど良くて
ゆっくり入っていられます

”梶原の湯”は飲泉すると胃腸に良いとされ
大正時代には、このお湯を原料に
『長命丸』という胃腸薬が作られていたそうです

この日もご一緒した殿方は
持参のペットボトルに
梶原の湯を汲んでいました

えびす屋a

混浴内湯のふたつある湯船のもうひとつは
“弘法の湯”☆
梶原の湯に比べると硫黄の更に濃い泉質という事が
真っ白に変化した湯船の淵を見ればわかります
コチラの湯は激アツで
非常に入り応えのあるお湯です
含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

湯の注ぎ口は竹筒になっていて
5~6分ごとにお湯が勢い良く吹き出る間欠泉になっています
そのために竹筒の周りは
鍾乳洞の様に析出物が見事に蓄積して綺麗♪

しーんと静まり返った湯小屋内に
突如響き渡る間欠泉の音に
毎回ビックリさせられます

見ているだけでも楽しい~♪

えびすcf

多くの方が“梶原の湯”の方で時間を過ごしていました

女性用内湯には弘法の湯の源泉のみが引かれているので
梶原の湯を楽しむ為には
混浴に入りざるをえない(汗)状況です☆

薄暗い木造の
湯気の立ちこめる
混浴湯小屋

日常ととはかけ離れた
非日常的な空間で
思い思いに湯につかる
平日でもひっきりなしに多くの人が訪れる
人気のお湯です

えびすや11

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【塩原温泉郷元湯 えびす屋】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県那須塩原市湯本塩原153
【☎︎】 0287-32-3221
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:45~15:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】塩原温泉郷元湯 えびす屋HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください