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大自然の中で童心にかえる♪

logbook #178 奥鬼怒温泉郷 八丁の湯





八丁前4


最近のこの国の異常気象はいかがなものでしょうか?
梅雨だというのに
異様なジメジメ感と30度を超える暑さ
真夏を思わせるスコールのような豪雨
あのシトシトと降る
”風情のある梅雨”は何処へ?
日本の温暖化もいよいよ本格的になり
まさに亜熱帯化...
本来の”日本の四季”のもつ美しさが
失われているのかもしれません

そんな梅雨入りして間もなくのとある平日
奥鬼怒温泉郷にやってきました
下界は30度近い夏日が続く中
標高1500mのここ”八丁の湯”は
気温も22度ほどで
暑くもなく寒くもなくの快適な気候でした

八丁前21

奥鬼怒四湯の中のひとつ”八丁の湯”は
カナディアン風のログハウスが並ぶ
現代風の秘湯です

玄関のある本館こそ
昭和4年(1929年)に開業した当時のままの
木造二階建ての鄙びた雰囲気を残しますが
その両脇に並ぶ宿泊棟と休憩棟を見る限りでは
秘湯のこの場所も
今風のリゾート地に見えてきます
新緑のなかに
樹の雰囲気が素晴らしいですね

ここは女夫淵からの遊歩道沿いにあるので
ログハウス前のベンチやテーブルには
ハイキングの方達が休憩されていたり
昼食をとったりしていて
とても活気があります

八丁前18

秘境というのも
この奥鬼怒がマイカー規制をしているからであって
今では電気も通り
加仁湯と八丁の湯は携帯の電波とも近いこともあり
場所によっては通信も可能という便利さがあります
人によっては良くもあり悪くもありなのかな?

まずは男女共用の脱衣所からすぐの
混浴露天風呂”雪見の湯”へ
昭和4年の創業以来の湯船です
四角の湯船に湧出口からお湯が勢い良く流れ込みます

無色透明の八丁の湯の源泉は
敷地内の8箇所の山肌から自然湧出しています
うっすらと湯の花が舞う単純硫黄温泉
ここは日差しが強いと
隠れる場所がないので
女子には厳しいかも...

ワタシ達が入っていたら
おじさまが顔を出して
申し訳なさそうに出て行かれました
ご一緒しても大丈夫なのに
申し訳ないです..

八丁前12

でもそれだけマナーの良い人たちが多いのも特徴かも
さすがに徒歩で2時間近くかけて
女性の裸目的で来る人がいたら
よほどの気合と根性の持ち主ですね(笑)
それに奥鬼怒まで送迎バスで来るには
”宿泊”でないと来れません

...のはずが
実は八丁の湯には
例外的に嬉しいプランがあるのです

『日帰り入浴パック』☆
何なに〜〜!

日帰り入浴+昼食のパックで
1名様~3名様の場合ひとり3,500円
4名様以上であれば、ひとり3.000円で
女夫淵を9:30もしくは10:30に迎えに来て
14:30に八丁の湯を出発というプラン

♪9:30に乗れば八丁の湯に10:00には着くので
最大で4時間半ゆっくりできる!

ここだけでなく
急げば加仁湯や日光澤にも足を伸ばせますよ

八丁前28

こんな感じで昼食をいただきます
素敵な広々としたログハウスをふたりで貸切でした☆
このあと座布団を敷いて、しばし爆睡〜
めちゃ気持ち良くて
すごい贅沢な時間☆

お風呂だけでなく
気持ちのいい八丁の湯近辺を
軽く散策もできちゃいます

絶対にオススメプランですよ☆
ただし、事前予約が必要ですのでご注意を!

素晴らしい奥鬼怒の自然の中でそよ風にあたりながら
かなりゆっくりリラックスした後に
もうひとつの混浴露天風呂”滝見の湯”へ

八丁後17

こちらは岩で組んである庭園風の広い露天風呂
木陰もあったり女性用脱衣所もありと
強い日差しから逃げられます
すでに殿方が一人入浴中でしたが
ワタシはあまりの気持ちよさに
目の前にある大きな滝の前で
おもいっきりマイナスイオンを浴びてしまいました☆
気持ちいい〜〜

実はもう一つここには湯船があります
”石楠花(しゃくなげ)の湯”
目の前に流れ落ちる滝の真横にあるので
迫力満点☆
”滝見の湯”が見渡せる高い位置にあります
どうですか?見えますか〜?

八丁後27

大自然の中で童心に戻り(ワタシの場合は常にですが..)
老若男女問わず誰もが
裸で楽しめる奥鬼怒の秘湯
何度も訪れたい
そして
いつまでも続いて欲しい
素晴らしい宿です


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【奥鬼怒温泉郷 八丁の湯】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣876
【☎︎】 0288-96-0306
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~15:00
【定休日】 無休

【HP】 八丁の湯HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
2015.10.06 仁義な温泉宿
仁義な温泉宿

logbook #177 奥鬼怒温泉郷 加仁湯





奥鬼怒温泉郷には”奥鬼怒四湯”とよばれる4つの宿があります
”日光澤温泉””手白澤温泉””八丁の湯”そして”加仁湯”
混浴がないのが”手白澤温泉”のみでその他の宿では
全て混浴を楽しめます

その中で最も有名な宿が
ここ”加仁湯”ではないでしょうか☆
今回の奥鬼怒温泉郷への冒険を
送迎バスで行くため(汗)
加仁湯に宿泊してきました

加仁湯 前5
〜第二露天風呂〜

マイカー規制のある”秘境”ではあるものの
加仁湯は近代的な4階建ての立派な宿
もう少し鄙びた感じがあるのかと思っていたので
少し拍子抜け..(汗)
平成に新築された新館(積善館)はロビーも客室も
快適なくらいに秘境を感じさせません

もともとは1934年(昭和9年)に
「岳人小屋 蟹湯」という山小屋からスタート
今でもその当時の宿は旧館の奥に移築された
「長久記念館」として残っています
(長久とは現社長の祖父の名前)

加仁湯の最大の魅力は
バラエティーに富んだお風呂の数☆

積善館男女別内風呂
第一露天風呂(女性専用)
第二露天風呂(混浴)
第三露天風呂(混浴)
ロマンの湯(混浴)
温水プール(夏季のみ)
樹齢600年のシナの木の切り株風呂”愛のハラハラ風呂"
巨石風呂
貸切風呂

特に”ロマンの湯”がとてもユニークで
加仁湯にある5つの源泉
♦︎黄金の湯
♦︎崖の湯
♦︎たけの湯
♦︎奥鬼怒4号
♦︎岩の湯
それぞれの源泉が小さな湯船になって
料亭の個室のように仕切られています

ここは加仁湯の全ての源泉を
”利き酒”ならぬ”利き湯”ができるという事☆
めちゃ面白い♪
それぞれが肌触りも温度も違うので
加仁湯の泉質の違いや良さを体感できます
”たけの湯”だけが硫黄を含まない無色透明でした

加仁湯 前15

体の芯までしっかり温めてくれる
名湯”加仁湯”のお湯
”長久記念館”に名前を残す現社長の祖父”小松長久”さん
そのさらに祖父の”小松峰吉”さんの時代(明治時代)に
この辺りの沢には蟹がたくさんいた事から”蟹湯”と名付けられました
彼は当時”小松峰”という地名を残すほどの山男だったそうです

この名湯は受け継がれ
昭和に入り長久さんの時代に
今の加仁湯の前身となる”祖先館”を建設しますが
奇しくも時代は太平世戦争に突入
継手の長久さんは陸軍に徴収され
しばらくの間”蟹湯”は全く誰も管理できない状態が続いたそうです

昭和23年に兵役を離れた長久さんは
荒れ放題であろう蟹湯に戻ります
そこで人生を変える大きな出来事に出会います

約13年間無人だった蟹湯が
荒れているどころか
今まで通り変わらずの状態..
実はその間
山の愛好家やこのお湯を愛する有志たちが
ずっと長久さんに替わり湯守をしていたのでした

加仁湯 前21
〜夜の第三露天風呂〜

その間の宿帳もきちんと管理され
宿代はお賽銭のように並べられていたと言います
..感動〜♪

若き頃はこの宿を継ぐ事に
決して前向きではなかった長久さんでしたが
この出来事によって
強く心を打たれたそうです
山の男たちから”仁の道(ひととしての道)”を
今までなかった自分自身の心に加えてもらったと☆

その時以来
現在の”加仁湯”という名前に変えたそうです

その後彼はツルハシ一本で
温泉の発掘に励むなど
人生をかけて宿の再建に挑んだそうです

加仁湯にある”仁”には深い意味があったのですね
儒教の教えでもある五常(仁・義・礼・智・信)のひとつでもある”仁"
「他人に対する親愛の情、優しさ」を意味します
その後の彼の温泉の発掘にかけた人生は
自分自身のためではなく
ここを訪れる人たちのため
ここを守ってきてくれた有志のため
つまり”利”ではなく”義”を重んじる生き方
”仁義”の考え方が成り立ちます

そんな先代の教えを受け継いでいる加仁湯
その精神に触れることで
数多くのリピーターが何度もココを訪れるのが
よくわかります

加仁湯 後17

翌朝の加仁湯は
ワタシたちに最高のサプライズをくれました♪
カーテンを開けると一面銀世界
11月の奥鬼怒はもう冬の訪れ☆
まだ誰もいない第三露天風呂で
今年初めての雪見風呂を満喫です

九州から来たEMIさんも
奥鬼怒の雪化粧に感動していました

お湯を受け継ぐだけではなく
先人の思いや考え方をも受け継ぐ秘湯の宿
決して表舞台に語られることはなくとも
全国の温泉地には素晴らしいドラマが
たくさんあります
だからこそ
この”混浴”という風前の灯の文化を
私たちの手で守っていかなければと
改めて感じた宿でした

加仁湯 後5

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【奥鬼怒温泉郷 加仁湯】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣871
【☎︎】 0288-96-0311
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~15:00
【定休日】 無休

【HP】 加仁湯HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
北関東最後の秘境

logbook #176 奥鬼怒温泉郷 日光澤温泉





車社会にどっぷり浸かっていると
”歩く”というヒト本来の基本動作さえ
億劫になっているワタシがいます...(汗)

自然豊かな北関東最後の秘境
奥鬼怒温泉郷
車での立ち入りが制限されていて
アクセス方法は宿の送迎か徒歩になります

平家の落人伝説の残る日光市旧栗山村
女夫淵温泉跡地脇の駐車場より先の
奥鬼怒スーパー林道を7kmほど進むと
”奥鬼怒四湯”で知られる
奥鬼怒温泉郷にたどり着きます

日光澤16

家の近くのコンビニへ行くのも
ついつい車を使ってしまうワタシ..
当然”徒歩”という選択はなく(汗)
送迎バスを使えるのは加仁湯、もしくは八丁の湯の宿泊者のみ
奥鬼怒四湯最奥の”日光澤温泉”は宿泊者も
送迎を行っていないので
今回の冒険は”加仁湯宿泊”で送迎をしてもらって
加仁湯から500m先の日光澤温泉を”徒歩”で目指しました☆

日光澤温泉の宿は
山小屋風、ロッジ風の温泉宿
山間の古い分校のような外観
これがまたとてもいい雰囲気を醸し出しています
ここは奥鬼怒・丸沼・尾瀬沼への登山口になっているので
ハイキングを楽しむ人たちが多いみたいです

そっか
だからここの宿は宿泊の人でも
送迎がないのか(笑)

玄関の戸を開けて声をかけても
なんの反応もなし
玄関横をよく見れば”◯◯恋人岬”にあるような鐘があり
これを鳴らしてみると
元気そうな女将さん登場!
なるほど
素敵なアナログシステムだ(笑)

日帰りの入浴は外にある2つの混浴の露天風呂のみ
内湯は宿泊者のみになっています
まずは”露天風呂上”(ネーミングが...ただの”上”..)
こちらはナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
奥鬼怒のお湯のイメージって白濁湯を想像していたのですが
ココは無色透明の肌に優しいお湯です

日光澤17

コンクリート升の浴槽に
源泉がドバドバと注ぎ込まれています
地元栃木伝統の益子焼の陶器板が敷き詰められた湯底
とても綺麗で、よりお湯の効能を感じられます
お風呂の作りや
ちょっとしたタイル使いなど
宿主のセンスが見え隠れしますね

この”露天風呂上”から
さらに石段を降り”露天風呂下”へ♪
今度は一変して鮮やかに青みがかった
濃い白濁湯が目に飛び込んできます

日光澤26

日光澤25

こちらは含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉
こちらの露天風呂は目の前に
奥鬼怒の荒々しい岩肌が望めます
生憎の小雨だったのですが
霧のかかる周りの山々が
水墨画の桃源郷のようで神秘的
1400mの高地であり北関東最後の秘境というに相応しい
素敵なローケーションです

今回の冒険で一緒だった
親友のEMIさん(HORO&EMI)も
気持ちよさそうに日光澤のお湯を楽しんでいます

日光澤の開湯は天保12年(1841年)
当時の書物にも記されています
今でこそ車では簡単に行けない秘湯ですが
当時の人たちがここまでたどり着く努力って...
考えただけでも尊敬します

その後
明治35年の大暴風雨により
日光澤は完全に破壊されます
歴史は断絶されましたが
昭和に入り再び今日の日光澤が再現
今もこのお湯を求めて
多くの観光客やハイカーが訪れる
人気の宿です

奥鬼怒最古のお湯
どうぞお試しください☆

あなたは送迎バス派?
それとも徒歩派??(笑)

日光澤24

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【奥鬼怒温泉郷 日光澤温泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣871
【☎︎】 0288-96-0316
【入浴料】 500円
【入浴時間】 9:00~15:00
【定休日】無休

【HP】 日光澤温泉HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
2015.10.03 温泉のカタチ
温泉のカタチ

logbook #175 平家平温泉 こまゆみの里





ワタシが生まれるずっと前の
日本の高度経済成長期
国民の娯楽のひとつとしての”温泉”が一大ブームとなり
観光の大衆化、大量化、広域化によって
全国の温泉地は大きく変貌を遂げていきます

両親から話を聞けば
当時の新婚旅行のメッカは熱海という時代
白いスーツケースのカップル(アベック 笑)の姿

”湯治場”という温泉地のイメージが一掃され
熱海を中心に大型ホテルが次々と出現していきます

1973年の石油ショック、その後のバブル崩壊
2011年の東日本大震災の追い打ちにより
団体客の足が途絶え
温泉地を取り巻く環境は年々厳しさを増していきました

ワタシ達も全国を回りながら
当時の”遺産”となてしまった
ゴーストタウンのような温泉地をたくさん目にしています

こまゆみ14

関東圏のワタシは子供の頃に
”聚楽よ〜ん”と悩ましげにポーズをとる
マリリンモンロー(的な)女性のCMや
男の子が大きな魚を抱える”伊東に行くならハ・ト・ヤ”のCMなど
記憶に残っています
良き時代でしたね

栃木県を代表する鬼怒川温泉郷も
当時繁栄を極めた温泉地のひとつですが
ココも例外ではなく観光過疎化の影響を
ダイレクトに受けています

しかし今でも密かなる温泉ブームの
復活の兆しはあります
ただ”形”が変化してきました

団体客を受け入れるデラックスな大型ホテルから
個人のお客さんを大切にする温泉宿や
秘湯・湯治場の鄙びた雰囲気を残しつつ
和とモダンのテイストを上手く癒合する形をとり
それを大々的なCM戦略から
口コミ・ネットの時代背景に合わせ
”隠れ家”的要素を旨味に集客する形へと
時代は変化してきています

ただ広いだけの大浴場より
露天風呂付き客室を設け
宿泊客同士があまり顔を会わせることのない静かな宿が
主流になりつつあります

倒産した大型ホテルを買い取り
全面的に今の潮流に合わせた作りと戦略によって
全国各地で成功を収めている”星野リゾート”が
いい例ですね

こまゆみ7

今回は時代の遺産になりつつある
大型ホテルやリゾートマンションの立ち並ぶ
鬼怒川温泉を抜け
さらに栗山村から川俣を過ぎ
人里離れた”奥鬼怒温泉郷”にやってきました

平家の落人伝説が残るほど
人を寄せ付けることのなかった秘境
道路整備により秘境が秘境でなくなりつつある現在
新しい形の”個人満足”の魅力的な宿が
点在する温泉地として人気の奥鬼怒温泉郷

女夫淵温泉の数キロ手前にある
”平家平温泉”と名のつく一軒の温泉宿
”こまゆみの里”
1984年創業の比較的新しい宿
館内は樹のぬくもり漂う素敵な空間です

ちなみに館内に使われている様々な古木は
どれも樹齢何百年だそう☆

こまゆみ26

敷地面積13,000坪の中に
混浴の露天風呂を始め
母屋や幾つかの宿泊棟を結ぶ
渡り廊下が伸びています

男女別の内湯の他に
女性専用露天風呂と混浴の大露天風呂
特に露天風呂からは
鬼怒川の流れと
奥鬼怒の山々を見渡せる
最高のロケーション

栃の木をくりぬいた丸太ブロに
一気に体を沈めると
お湯が滝のように音を立てて
かけ流されていきます
この音
この感じ
メチャメチャ贅沢〜
家庭用の浴槽では
ついついお湯が勿体無いので
この”ざぶ〜ん”はしませんからね(笑)

こまゆみ18

マタギの里といわれるだけあって
こまゆみのご主人のお話では
先日も眼下の鬼怒川の河原を
ツキノワグマの親子がお散歩していたそうです

そうココは彼ら自然動物のテリトリーでもあるのです
うまく共存共栄が大切ですね

温泉宿を切り盛りするという事は
自然界のすべての事を受け入れる覚悟も必要なんだろうな
感謝の気持ちと決断☆
自然界からの恩恵は
時として災害という形で
すべてを奪い去っていく事もあります

2013年2月25日に震度5強の栃木での大地震では
こまゆみの里の湯脈が変わり
温泉が一時ストップしてしまったそうです
オーナーも一時は廃業も考えたそうですが
現在はしっかりお湯も戻ってきました
本当によかったです☆

自然を相手に
日々温泉を切り盛りしてくださる
湯守の英雄の方々へ
心から感謝です

こまゆみ11

すべてのものは時代ごとに形を変えていきます
それは"進化”であるものもあれば
”退化”の場合もあります

”温泉”と一口に言っても

長い歴史の中で
地域に根付き
人々の生活習慣の中でなくてはならない
湯治場としての温泉地の姿

熱海の"金色夜叉〜尾崎紅葉"や鉛温泉の"銀(しろがね)心中〜田宮虎彦"
四万温泉の”風の便り〜太宰治”
湯ヶ島温泉を舞台にした"伊豆の踊子〜川端康成" などに見る
文豪の愛した温泉のイメージ

レジャーを楽しむ観光地としての温泉

癒しを求める ”癒し”の温泉

時代によって求めるニーズも変わり
宿の形も変化していく
それでも日本人の心にある
不変的な拠り所としての”温泉”
であることは間違いありません

こまゆみ31

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【平家平温泉 こまゆみの里】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣646-1
【☎︎】 0288-96-0321
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~17:00
【定休日】 無休

【HP】 こまゆみの里


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鬼怒川のポテンシャル☆

logbook #126 川俣温泉 一柳閣




栃木県は全国でも混浴文化の多く残るエリアのひとつです
大きく分けると『那須エリア』『塩原エリア』『鬼怒川エリア』☆
どこをとっても多くの質の高い温泉があります

今回の川俣温泉『一柳閣』は『鬼怒川エリア』の上流域にある温泉
現在は4軒の温泉宿があり
その中の2軒に混浴が残っています

一柳閣4b

鬼怒川流域を辿ってみましょう☆

昭和からバブル期に大きく栄え
大型観光ホテルの立ち並ぶ“鬼怒川温泉”
華やかな時代に大型バスで団体客を受け入れていた時代の波は過ぎ
今ではひっそりとした雰囲気になっています

鬼怒川を上流に進むと
男鹿川との合流部が現れます
『川治温泉』です
現在川沿いの共同湯”薬師の湯”に混浴が残っています

川俣ダムを過ぎる頃には
景観も一気に山深い印象が濃くなり
”平家の落人の里”や“マタギの里”なる看板が多く目立つように。
ここが『川俣温泉』

更に奥に進むと
今はなき”女夫渕温泉ホテル”の跡地があり
(2009年2月の大地震によりは廃業)
一般の車の乗り入れはここまでになります

ココからは宿泊者専用の送迎バス
もしくは川沿いの遊歩道を10km程徒歩で進むと
秘境ムード満点の『奥鬼怒温泉郷』があります
現在4軒の宿があり、その内の3軒
“加仁湯”“八丁の湯”“日光澤温泉”が混浴宿
そのお湯の質も最高のもので
鬼怒川流域のポテンシャルの高さに改めて感動です♪

一柳閣6
大露天風呂

ここ一柳閣はそんな鬼怒川の深い渓谷に張り付く様に立つ
7階建てのホテルです
7階に玄関ロビーがある作りで
エレベーターにて1階に降り川沿いの露天風呂へ出ます

源泉は2つ☆
ひとつは大露天風呂(男性)と3つの貸し切り風呂、男女別内湯と
もうひとつは露天風呂(女性)になります
つまり2つの源泉を楽しめるのは女性のみという事になりますね☆
析出物の感じを見ても女性用の露天風呂の源泉の方が濃い感じがします♪

弱アルカリ性 ナトリウム‐塩化物.炭酸水素塩温泉
お肌のツルツル感の増すお湯です

『混浴露天風呂』というのはなく
男湯の“大露天風呂”に女性の入浴可という仕組みだそうです(笑)

その他3つの貸し切り風呂は
手前から『檜風呂』『小岩風呂』『大岩風呂』になります
全て鍵をかけられるので
女性やカップルさんも安心して入浴出来る事が
女性客の多い理由かも知れません
もちろん全ての貸し切り風呂からは
渓流を望む素晴らしい景観と開放感があります

一柳閣32

何よりも気さくな一柳閣の名物女将さんの笑顔に
ココを訪れる多くの方達が癒され
リピーターに愛される宿として高い人気を誇ります♪

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【川俣温泉 一柳閣】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 栃木県日光市川俣40-3
【☎︎】 0288-96-0111
【入浴料】 1000円
【入浴時間】 10:00~14:00(電話確認)
【定休日】 無休

【HP】川俣温泉 一柳閣HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください