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ワイルドな天空の露天風呂

logbook #162 藤七温泉 彩雲荘





藤2

岩手県八幡平市と秋田県鹿角市を結ぶ
全長約50kmのワインディングロード
通称”アスピーテライン”
県境の最高標高は1600m
そこから広がる高原には沼や湿原が広がり
まさに絶景が広がります☆

桓武天皇の勅命で奥州蝦夷征伐に訪れた
坂上田村麻呂がたどり着き
その極楽浄土のような景色に感激したそうです
戦の神である八幡神宮を奉り
戦勝を祈ったことから
”八幡平(はちまんたい)”と呼ばれるようになりました

広い八幡平を見渡すと
高原のあちこちから湯けむりが上がっているのが見え
豊富な温泉があることがわかります
”ふけの湯”や”松川温泉”
遠く秋田側には”玉川温泉”など
地球のエネルギーを強く感じる場所です

藤19

アスピーテラインの県境
八幡平山頂レストハウスより
樹海ラインを下っていくとまもなく
地獄谷を思わせる
湯けむりと荒々しいワイルドな
山肌むき出しの場所が見えてきます

ここが有名な”藤七温泉”
硫黄の匂いが立ち込め
温泉ファンにとっては
なんとも言ず笑みが溢れてしまう雰囲気満載☆

この藤七温泉を管理する”彩雲荘”
ここで日帰り入浴の受付をします
一見するとドライブインのように見える建物
その奥にはロッジ風の宿泊棟が連なっています

藤32

建物には男女別の内湯がありますが
藤七温泉の目玉はやはり混浴露天風呂!
この標高1,400mの荒々しい山肌に広がる
雲上の露天風呂

広い敷地内には
混浴露天風呂が5つ
女性用の露天風呂が2つ
でもせっかくここに来たならば
開放感120%の混浴露天風呂に入らなくては損!損!

『恥ずかしさ<解放間<爽快感』

という公式が誰にも当てはまるはず☆

遠く眼下には運が良ければ秋の早朝
雲海を見ることができるそうです
岩手山をシルエットに浮かび上がらせながら昇るご来光は
言葉を失う美しさなんですって
キタ━(゚∀゚)━!
ぜひ宿泊で来ないとですね

藤七4

藤七の至る所で湯気が上がり
転がっている石や岩には
硫黄の黄色い成分が付着しています
その地熱を利用した小屋
(何をするところかな?)
温泉卵を作る?オンドル小屋?

一番広い湯船は”藤七の湯”
藤七という名前はココを発見した
木こりの名前からついたと言われています

やはり人気の露天風呂だけあって
たくさんの方がやってきます
一人で来ていた若い女性も
臆することなく”藤七の湯”へ入ってきました
その後にもまた数名の女性も☆
逆に男性陣が遠慮して
その周りの”二の湯””三の湯”や”四の湯”へ避難する感じ(笑)

そこまでしてでも女性がココのお湯を好むワケ
それがこの”泥”ではないでしょうか?

藤27

ワタシも全身に泥パック☆
効果はよくわかりませんが
塗ったところはピカピカになりますよ〜

カップルで来ている人たちも多く
仲陸まじく泥を背中に塗りあっていました♪
若いカップルから年配のご夫婦まで
皆さん思い思いにリラックスした雰囲気が伝わってきます
そんな自然なスキンシップができるのも藤七の魅力かも

一番高い場所にある”一の湯”
ここからの眺めは最高で
ご来光での特等席でもありながら
実はそれ以上に一番感動するのは夜らしく
この”一の湯”は建物からも離れているので
遮る光も少なく
頭上には満点の星空が手に届くように見れる特等席でもあります
うわ〜見たいな〜〜☆

八幡平天空の露天風呂
混浴ファンのみならず
誰もが一度は訪れるべき場所だと思います♪

藤七6

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【藤七温泉 彩雲荘】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】  八幡平市松尾寄木北の又
【☎︎】 090-1495-0950
【入浴料】 600円
【入浴時間】 8:00~19:00
【定休日】 11月〜4月は冬季休業

【HP】 藤七温泉 彩雲荘HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
青の洞窟の白濁湯

logbook #161 松川温泉 松楓荘(しょうふうそう)





大自然が残る十和田八幡平国立公園の
南東部に位置する松川温泉
八幡平山頂へ続くアスピーテラインや
樹海ラインは冬季閉鎖になる中
雪深い中も通年営業をする温泉郷です

松川温泉郷にある宿は
この厳しい冬の間も
日本発の地熱発電所である
松川地熱発電所からの蒸気を引き込み
暖房に利用していて
寒さの厳しい冬でも
館内は快適に過ごせるようになっています

松川温泉に3軒ある宿
もっとも歴史が古く
”鄙びた”山小屋ロッジ風な外観の宿が
”松川温泉 松楓荘(しょうふうそう)”です

松川温泉の宿は
全て”〜荘”がつきますね

松楓荘1

平日でしたが
玄関ロビーや入ってすぐの休憩室には
多くの方で賑わっていました
とても人気の宿なのでしょう

この宿には男女別内湯
女性用露天風呂の他に
混浴露天風呂と有名な”洞窟岩風呂”があります

受付でおかみさんに案内をしていただき
本館外の”洞窟岩風呂”へ
おかみさんが抱っこしていたココの看板猫
その名もなんと”ねこちゃん”(笑)
可愛かったなぁ〜

外に出ると源泉の井戸なのか
パイプからはシューシューと音を立てて
湯気とお湯が勢い良く吹き上がっています
お〜〜良質の温泉の気分が増します♪

松楓荘5

松楓荘7

宿と洞窟岩風呂を隔てる川には
立派な木の橋が架けられています
対岸は岩がせり出した崖のようになっていて
そこにぽっかりと口を開けたように
洞窟岩風呂はあります

大雨で水かさが増したり
地盤が弱い時には
この洞窟岩風呂は立ち入り禁止になるので
確認してから行ってくださいね

木の階段を数段降りたところにある湯船
ワタシの目の中に飛び込んできた
洞窟内に浮かび上がる青みがかった白濁のお湯
青の洞窟☆
うわ〜♪
テンション上がりますね

松楓荘17

ここは混浴ですが
先客がいたり後から誰か入ってきたら
この洞窟という閉塞感
女性にはちょっと抵抗があるでしょうね
ただカップルさんにとっては
この閉塞感が逆にいいかも♪

お湯は適温でした
ここも松川温泉の酸性単純硫黄泉
洞窟内の壁面は
硫黄成分で白っぽくなってます

何本もの木の柱で支えられてはいるものの
ちょっとしたドキドキ感☆
いつ誰が入ってくるかのドキドキ感(笑)

松楓荘15

松川温泉の開湯は約280年前の
江戸時代といわれていますが
この地でのお湯の発見は平安時代の武将
安部貞任の家臣伊藤某によるもので
その末裔である高橋与次郎が
1743年(寛保3年)に開湯したのが始まりと言われています

通年営業なので
冬は一面銀世界の中
この洞窟岩風呂を楽しめることでしょう

夜になるとロウソクのランプに火が灯されるみたい
ますます幻想的な世界を体験できそうです

松楓荘21

今回の松楓荘で最高の洞窟岩風呂を体験できましたが
実はひとつ”ミス”がありました〜
実は”洞窟岩風呂”ばかりが頭にあって
もうひとつの”混浴露天風呂”に入らずに帰ってしまいました...(泣)
やっちまった..です!
次回リベンジですね

松楓荘25

もっとたくさん人が入ってくるかと思ったのですが
この時は終始ワタシ達だけの貸切状態
ちょっと寂しい気もしますが
とてものんびりできました
洞窟の閉塞感とは言っても
間口が大きく開いているので
”半洞窟”といった方がイメージしやすいかも
完全な洞窟状態では
ワタシも彼も”プチ閉所恐怖症”なので
厳しいですね(笑)

松川温泉の3軒の宿
松川荘・峡雲荘そしてココ松楓荘の
どれかに宿泊すると
3つの宿のお風呂を無料ではしごできる
"松川温泉入湯手形"が貰えて
かなりお得みたいです

八幡平国立公園
大自然に包まれながら
忙しさを忘れて
ゆったりと過ごすのも
いいかもしれませんね

松楓荘4

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【松川温泉 松楓荘】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 岩手県八幡平市松尾寄木1-41
【☎︎】 0195-78-2245
【入浴料】 500円
【入浴時間】 8:00~20:00
【定休日】 無休

【HP】 松川温泉 松楓荘

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
白濁の大きな露天風呂

logbook #160 松川温泉 松川荘





松川温泉の開湯は280年前
今でこそ車ですぐに来れる場所ですが
深いブナやカンパを始めとする
落葉広葉樹の広大な原生林
そして冬は深い雪に閉ざされる場所
当時の人たちは
この松川の湯を求めて
麓から何日もかけて訪れたのでしょうね

八幡平へ続く”八幡平樹海ライン”の入り口
松川温泉の中でも再奥に位置する宿が
”松川温泉 松川荘”です

玄関の目の前には
宿のさらに奥にある
日本発の松川地熱発電所へ続く太いパイプラインが
何本も張り巡らせています
大人の背丈ほどの場所を走っていて
ちょっとした工場の敷地内のようです

ちなみにこのパイプで
東八幡平温泉まで引湯されています
当地である松川温泉の3つの宿には
それぞれに独自の源泉を所有しているので
地熱発電のお湯は使われていません

松川荘9

宿はちょっと鄙びた旅館風の佇まい
受付を済ませ
館内の奥にある混浴露天風呂へ
他には男女別の館内内湯と女性用露天風呂が2つあり
女性優位の優しい宿ですね

本館から混浴露天のある表へ一度出ると
ユニークな”たまごの館”という
温泉たまごを作れるコーナーがあります

松川荘17

20名ほどは余裕で入れそうな
広い混浴露天風呂
お湯は松川温泉の白濁湯
単純硫化水素泉
もちろん源泉掛け流しで
湧出口には黄色がかった硫黄の温泉成分が
見事にこびりついています

すぐ目の前には松川が流れているのですが
残念ながら目隠しがあって
渓流は見えません
ただ湯船のふちにちょっとした
休憩のできる石のテーブルセット(?)があるので
その大きなテーブルに登れば
松川の渓流が一望できますよ〜

ところでこのテーブルと椅子
裸でミーティングでもするのかしら?(笑)

松川荘13

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【松川温泉 松川荘】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
【☎︎】 0195-78-2255
【入浴料】 500円
【入浴時間】 7:00~19:00
【定休日】 無休

【HP】 松川温泉 松川荘HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
日本発!地熱発電所☆

logbook #159 松川温泉 峡雲荘






峡雲荘2


八幡平山頂レストハウスより”八幡平樹海ライン”を下り
終点に位置するのが”松川温泉郷”
標高800mの十和田八幡平国立公園の南東のはずれに位置し
3軒の温泉宿と1軒のペンションがあります
それぞれの温泉宿が独自の源泉を持つ豊富な湯量を誇ります
しかも
全ての宿に”混浴”があるという(ペンションは除く)
(´ω`人)
ファンにとっては
たまらない温泉郷です

訪れた11月初旬
紅葉もピークは過ぎたものの
まだまだ色鮮やかに
ワタシ達を迎えてくれました
樹海ラインからは雄大な岩手山の姿を望めます

峡雲荘11

まず最初に訪れた宿が
松川温泉郷”峡雲荘”
外観も新しくリニューアルされたようで
立派なホテル風の建物
ロービーや廊下も今風に
そして清潔感もあり好感が持てます

目指すは”混浴露天風呂”
男性は男湯の方からアクセス可能なようですが
それとは別に混浴露天風呂には専用の男女別脱衣所があります
入り口や作りが変に狭かったりで
女性用脱衣所は定員ひとりって感じです

峡雲荘12

混浴露天風呂☆
泉質は単純硫化水素泉
無色透明の源泉は空気に触れることで白濁し
季節ごとに微妙な色の変化があるそうです
特徴的だったのは
少し緑がかった白濁湯

お湯も適温でいいです☆
女性の方も数名タオルなしで入っていました
入る時と上がる時だけ
パートナーの方にガード(しっかり)してもらえれば
入ってしまえば白濁湯
女性にも比較的混浴を楽しめると思います

平日にもかかわらず
ワタシ達の混浴冒険では珍しく
お客さんがひっきりなしに
入ってこられていました

露天風呂からは見上げると紅葉の木々がとても素敵です
ただ囲いがあるので
もっと紅葉を見たいがために
ワタシは人目も気にせず
正装のまま(笑)
乗り出すように松川の紅葉を楽しみました

目の前では異様なくらいに
たくさんの湯気を黙々と上げている
地熱発電の冷却塔があります
山間の温泉地には間違いなく違和感ですが
松川温泉らしい姿でもあるのでしょう
とにかく迫力満点です
松川地熱発電所は
なんと日本発の地熱発として有名なんですよ

白濁湯にひらひらと紅葉が落ちてきます
松川の地熱の恩恵の中
紅葉の葉で遊びながら(笑)
これからくる冬の訪れを感じていました

峡雲荘19

みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【松川温泉 峡雲荘】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 岩手県八幡平市松尾寄木
【☎︎】 0195-78-2256
【入浴料】 500円
【入浴時間】 8:00〜20:00
【定休日】 無休

【HP】 松川温泉 峡雲荘HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
八幡平最古の湯

logbook #158 蒸の湯温泉 ふけの湯





八幡平(はちまんたい)温泉郷のひとつ”ふけの湯”
鄙びた温泉宿を描かせれば右に出るものもいない
シュールな漫画家”つげ義春”さんもここを訪れ描かれた
有名な温泉です

岩手側からアスピーテラインを進み
八幡平の標高1100mに位置し
そのまま秋田側に降りると
有名な”玉川温泉”にたどり着きます

八幡平にはあちこちから湯けむりが上がり
なんとも言えない雰囲気を見せてくれます

宿に向かう道沿いの植物も
高山特有の背の低い草木に変わっていきます
この辺り一帯は八幡平の樹海で
ブナやダケカンバ・アオモリトドマツの
まさに秘境の真っ只中
登山道にもなっているので
ハイキングや登山客が多く見られます

ふけ9

ふけの湯の外観は
山間の分校のような木造建築
鄙びた感満点!
いざ玄関を入ると綺麗に黒光りした床
木造りの室内はしっかり清掃されています

玄関の突き当たりには
”金勢様”が祀られています
ここは子宝の湯なのでしょう

宿の中には男女別の内湯と露天風呂
目的である混浴の露天風呂は
宿から出て少し歩いた場所にあります

宿から下りの道を進むと
大きな窪地があり
湯けむりがあちこちから上がっています
イメージで言うと
玉川温泉を小さくした感じかな
ワイルドな荒野という雰囲気

ふけ12のコピー

その荒々しい荒野の真ん中に
ステージのように 笑
(宿から降ってくる道から遠目に丸見え)
混浴の露天風呂があります

丸い樽風呂が4つと
広めの木造りの四角い湯船

訪れた11月初旬
アスピーテラインもいよいよ通行止に入る直前
ふけの湯の荒野には
冷たい風が吹き抜けていきます

...めちゃ寒い...
っていうか
お湯も超ぬるい...

とても入っていられず
樽風呂からメインの湯船へ裸でダッシュ!

ふけ17

こちらも決して適温とは言えずぬるめ...(涙)
なんとかお湯の湧出口のお湯が適温
なのでここから動けず...
この露天風呂は
夏がベストシーズンかも
なんとか体を温めます

この露天風呂のほか
近くには簡易的なテントを張ったオンドル小屋
離れたところに女性専用の露天風呂があります

その昔は
つげ義春さんが”オンドル小屋”で描いたような
大きな湯治棟があったようですが
昭和48年の土砂崩れの災害によって
崩壊し現在はありません
女性用の露天風呂の場所
この写真の場所にあったようですね

ふけ25

歴史は古く
今から300年前の宝永年間に開湯
八幡平最古の湯である”ふけの湯”
長い間人々の体を癒し、治癒させ
効能が伝えられてきたお湯
この日常では見ることのできないような
ロケーションによる転地効果も大きな魅力です
ぜひ足を運んでみてくださいね☆

寒むぅ〜
本館の内湯で温まろう〜♪

ふけ21


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【ふけの湯】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆

【住所】 秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内
【☎︎】 0186-31-2131
【入浴料】 500円
【入浴時間】 8:00~18:00
【定休日】 11月~4月冬季休業

【HP】 ふけの湯HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください