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千と千尋の神隠し?

logbook #167 四万温泉 積善館





四万温泉を代表する温泉宿の一つ
ランドマークに挙げられる宿として
ここ”積善館”は欠かせないでしょう

積善館の敷地に入ると
目の中に飛び込んくるのが
赤い橋と歴史を感じる建造物

積善館37

元禄4年に建てられた本館は
日本最古の木造湯宿建築と伝えられています
江戸時代の元禄4年(1691年)創業の積善館は
昔ながらの湯宿建築の雰囲気を今もなお残す
希少な温泉宿として群馬県の指定文化財にも登録されています

目の前の新湯川に架かる赤い橋
その先に立つ歴史的建造物
あの有名な「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルですね
この赤い橋は
息を止めて一気に渡らないといけませんね☆
全てが素晴らしい佇まいです

IMG_9726のコピー

その中でも有名なお風呂
積善館といえば、この”元禄の湯”
大正ロマネスクを用いた贅沢な造りは
昭和5年に建てられました

鹿鳴館を思わせるような
アーチ型の窓からは陽が優しく差し込み
タイル張りに5つの湯船が
素敵なアンティークの世界を作りだしています

ただ残念なのが
ここは混浴ではないということ...(涙)
昔は中央の壁がなく混浴だったそうですが..
う〜その頃に入りたかった〜

積善館17

でもご安心を♪
元禄の湯とは別に”岩風呂”という
積善館唯一の混浴風呂があります

館内を奥へと進み一番遠い場所にありました
男女別の脱衣所の先には
半地下になっている岩風呂☆
利根川の青石を埋め込んである作り

ほとんどの方は元禄の湯が目当てですし
宿泊客も”杜の湯”や”山荘の湯”などの大浴場があるので
ましてや女性の方が
わざわざここまで足を運ぶことも少なそうな感じです
なので有名な積善館にありながら
”穴場”的な混浴かもしれません

積善館19

もののふ隊の”のぶさん”とご一緒しました☆
ガラスブロックの採光窓の向こうは
人が歩く道になっているので
時折観光客や宿泊者の楽しそうな声が聞こえてきます

ナトリウム・カルシウム塩化物硫酸塩温泉のこのお湯は
豊富な湯量を誇る自家源泉
積善館の源泉はどこにあるかというと
先ほどの赤い橋の下に流れる
新湯川の川底からの自然湧出

赤い橋から100m程上流の川底に
コンクリートの部屋があり
そこに温泉を貯めているそうです
毎分900リットルのお湯の湯温は78度
熱交換・冷却加水・自然冷却等により適温にしているので
新鮮なお湯を楽しめます

積善館24

またいつものように遊んでいますが..
お許しくださいませ

積善館28

日本の温泉宿は新旧さまざまな宿が入り混じっています
熊本の黒川温泉のように
壁の色から建築様式まで
ある程度の統一感を持った温泉街もいいですが
ワタシは四万温泉のような
ちぐはぐな時代観も好きです

四万温泉街を歩きながら
この朱塗りの赤い橋にたどり着いたら
この先にどんな世界が待っているのか
ワクワクしてしまいそうです

あなたもここで
普段の忙しさを忘れるような
素敵な神隠しにあってみてはいかがですか?

積善館9



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【四万温泉 積善館】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4236
【☎︎】 0279-64-2101
【入浴料】 1000円
【入浴時間】 10:00~17:00
【定休日】 無休

【HP】 四万温泉 積善館HP


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
文豪が”缶詰め”?

logbook #166 四万温泉 湯元四萬館





四万温泉の玄関口”温泉口”のバス停近くにある
歴史ある老舗旅館”湯元 四萬館”

古くからこの宿には
井伏鱒二や太宰治といった文豪達が訪れ滞在しています
玄関ロビーには彼らが四萬館で過ごす写真などが展示され
当時の様子を見ることができます
太宰治の”風の便り”は
この宿を舞台に描かれたそうですよ
(読んだことはありませんが...汗)

四萬館5

4階建の建物の2階部分が玄関になっており
一階は全てお風呂に☆
男女別の大浴場の他に
数多くの貸切風呂があるのも
この四萬館の特徴であり魅力でしょう

廊下から中庭を眺める窓もレトロ調に作られ
全体的に和の中に大正ロマンを感じられます

ワタシがお気に入りなのがかわいいピンクの浴衣☆
うさぎさんのデザインになっています
女性への気配りは嬉しいところです♪

四萬館38

宿泊した部屋は館内の一番奥にある
別館の”壺天”
露天風呂付きの客室☆

”壺天”とは、昔ある国で仕事を終えると
店先の壺にヒュッと消えてしまい
翌日は楽しそうに壺からすうーっと出て来る
薬屋の主人がいたそうです
その主人は、その壺に帰っていくのが一番の楽しみで
仕事の疲れも取れ活力が生まれる
そういう不思議な壺だったとか
いわゆる別天地だったのでしょう

そんな名前の付いた”壺天”
浴槽のあるテラスの湯船からは
緑の自然いっぱいの四万川を望め
とってもリラックスでき
名前通り”別天地”を存分に味わえます

さて目的の混浴風呂は2つ
川沿いにある”河童の湯”と
敷地の一番奥にある離れの岩風呂”文人の湯”

ただ残念ながら
どちらも期間限定のため
入浴できず...(泣)
(6月中旬〜9月のみ)
要確認でお出かけくださいね

四萬館7
離れの岩風呂”文人の湯”

ご夫婦やカップルさんにオススメなのが
この宿にたくさんある貸切風呂です

他の方に気兼ねなくゆったりとお湯を楽しめますね♪
普通は貸切が優良な所が多いのですが
ここは全て何度入浴してもOK
予約もいらず浴室入口の札が”空”になっていれば大丈夫です

全てのお風呂からは四万川が望め
素晴らしい眺めを楽しめ
それぞれが趣向を凝らしたお風呂になっているので
その違いも楽しめます

そして夜の貸切風呂もまた
静寂に包まれた四万の自然の中で
ゆっくりと過ごせます

四萬館18
〜そよかぜの湯〜

四萬館20
〜そよかぜの湯〜

四萬館28
〜風の谷〜

四萬館34
〜野うさぎの湯〜

ワタシ達は”壺天”のお風呂もあったので
一日の滞在で全ての貸切風呂を回るには
難しいほどの贅沢な”湯づくし”の宿です

太宰治もこの宿に”カンヅメ”状態で逗留しました
もともとこの”カンヅメ”という言葉は
締め切り迫る時期に編集の担当者が
作家が逃げられないように(笑)という理由と
”転地効果”を生かすために”缶詰”状態にしたことから生まれたので
正しくは”館詰”になるそうです

太宰治の愛した四萬館
ワタシもここであれば
”館詰”もいいかなぁ♪

四萬館10


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【四万温泉 湯元四萬館】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 群馬県吾妻郡中之条町上四万3838
【☎︎】 0279-64-2001
【入浴料】 日帰り入浴不可
【入浴時間】 混浴の”文人の湯””河童の湯”
ご利用時間はチェックインから午後8時まで
朝は早朝から
入浴時期7月~9月のみ
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 湯元四萬館HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
四万温泉"たむら大帝国”!

logbook #165 四万温泉 たむら






四万の病を治すとされ
群馬出身の人なら誰でも知っている”上毛かるた”では
『世のちり洗う四万温泉』と詠われている四万温泉

700年代後半に坂上田村麻呂が蝦夷討伐の際に発見した説と
900年代後半の永延年間に源頼光の家臣碓井貞光による発見説などがあるそうですが
とにかく歴史は古いということです(笑)

四万温泉は日向見、ゆずり葉、新湯、山口、温泉口地区の
5つの地区からなり
山間の四万川沿いにたくさんの温泉宿があります
道幅も狭いところが多く
車ですれ違うのもやっとという場所もありますが
複雑に入りくんだ道を進むだけでも
所々に温泉地の風情や雰囲気を楽しめます

四万温泉の中心部でもある”新湯地区”
四万川と新湯川の合流部”萩橋(はぎばし)”のたもとには共同湯”河原の湯”があり
この先には”四万グランドホテル”がどっしりと構えています
さらに奥へと細い道を進むと”たむら坂”に差し掛かり
この坂を登る途中にある老舗旅館が「四万温泉 たむら」です

たむら13

玄関部のフロント部分は
室町時代に作られたという茅葺屋根の母屋
こじんまりとしていますが
たむら坂を上がると一際目を引く
存在感のある建物です

中に入ると二間続きの書院造りの畳敷きの和室があり
「上段の間」は一段高くなっていて
昔は位の高い方が休む部屋となり
低い方の「中の間」にその従者が待機したそうです
ここ”たむら”は現在で14代目というから驚き!
実に500年の歴史を刻んでいる宿です
(室町時代です)

ワタシの予想を反してさらにびっくりしたのが
「たむら」の規模の大きさ!
一見表玄関だけ見ると
茅葺屋根の鄙びた平屋の宿に見えるのですが
フロントから奥へ進むと
びっくりするくらいに近代的で
大きなバーありラウンジあり
リゾートホテルばりのプールありの鉄筋4階建ての
大型ホテルでした

高台になる茅葺屋根の表玄関が実質4階となり
河原までの坂路に張り付く様に作られた
金涌館、木涌館、水涌館からなる規模の大きさ
宿泊客の収容人数キャパも相当な数でしょうね

手前の大型の”四万グランドホテル”も
実はこのホテルも"たむら”グループのホテル
両ホテルを合わせた一帯の敷地面積は
なんと10万坪を誇ります!

”たむら大帝国”といった感じ

お風呂もたくさんあり

♦︎男性大浴場 甍の湯(いらかのゆ) 浴槽4つ
収容人数 125人

♦︎女性大浴場 甍の湯(いらかのゆ) 浴槽4つ
収容人数 100人

♦︎男湯露天風呂 森のこだま
収容人数 55人

♦︎女湯露天風呂 森のこだま
収容人数 50人

♦︎男湯大浴場 岩根の湯 浴槽2
収容人数 42人

♦︎女湯大浴場 岩根の湯 浴槽2
収容人数 35人

♦︎男性大浴場 御夢想の湯(ごむそうのゆ)
檜風呂 収容人数 20人

♦︎男性庭園風呂 甌穴(おうけつ)
収容人数 15人

♦︎女性大浴場 御夢想の湯(ごむそうのゆ)
檜風呂 収容人数 20人

♦︎女性庭園風呂 甌穴(おうけつ)
収容人数 15人

♦︎貸切風呂 クリスタル
収容人数 4人

7本の源泉から毎分1,600ℓの掛け流しのお湯☆
温泉三昧ですね

たむら11

唯一の混浴露天風呂が
”幻の湯 竜宮”
ネーミングがすごい('笑)

理由を聞いたら
時折、川の増水で水没してしまうため
その名前がついたそうです

今回はお友達カップルさんとご一緒☆
彼女さんもとてもスレンダーな方で
とてもワタシは一緒に並べない...(汗)

目の前には涼しげな清流を望め
上流部には”弁天の滝”を見ることができて
マイナスイオンもたくさん受けられる感じ☆
このまま歩いて川遊びも可能です

ただここの露天風呂は
客室や4階のラウンジから
覗けてしまう開放的すぎる(笑)場所なので
楽しすぎて羽目をはずすと
見られちゃうのでご注意を☆

四万温泉最大の温泉施設
混浴だけでなく
いろんなお風呂を楽しめるのも
ここ”たむら”の魅力ですね♪

たむら22



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【四万温泉 たむら】
みうたんお気に入り度☆☆☆

【住所】 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4180
【☎︎】 0279-64-2111
【入浴料】 1,680円
【入浴時間】 10:00〜15:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】 たむらHP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
”別世界系”異空間の湯治場☆

logbook #164 いわき 吉野谷鉱泉






”時空の歪み”
未曾有の被害をもたらした東日本大震災
実はこの時期に
不思議な体験をしたという報告が数多く伝えられています

被災地の被害の状況を確認しに行くため数名乗車したワゴン車が
突然、目の前に現れた雲のような渦に包まれたかと思った瞬間
周りの景色が突然一変し
全員が車窓に広がる古風な村落の風景や人々の姿を目撃しました
そして、わずか数秒後にはまた元の津波後の状況に戻っていたそうです

別の報告では
親族を探しに行ったご夫婦の旦那さんが
奥さんの目の前で
突然雲のような渦に包まれたと思ったら
その渦に吸い込まれるように姿を消してしまったといいます

あちこちを探しましたが全く見つからず
のちに警察へ捜索願いを出したところ
確かに旦那さんと年齢も同姓同名の確認が取れました
しかし、その記録は1981年に
ある警察官が勤務していた警察署に駆け込んできたとの事です

現在でも至る所で時空の歪みは存在しているそうですが
いわゆる”神隠し”といわれる行方不明事件のほとんどが
そのような事例のよるものなのかもしれませんね...

!?
なぜいきなりそのような”都市伝説”的な話題から?
(笑)

今回訪問した混浴風呂のある自炊宿に足を踏み入れた時に
まるで”時空の歪み”に巻き込まれてしまったのかと
錯覚してしまうような体験があったからなのです(笑)

吉野谷鉱泉13

福島県の浜通りの中心地”いわき市”
その中にある”いわきニュータウン”は
大学あり大型店舗もある新興住宅地

今回の目的地である吉野谷鉱泉は
ネットなどで見る限り山の中の鄙びた一軒宿
その雰囲気とは対照的に
ますます賑やかになる景色
本当にこの道で正解?と思えた頃
その不思議なエアスポットの様な空間が現れます

吉野谷鉱泉14

ニュータウンの住宅地の景色から
ぐるっと180°向きを変えると
全く別世界の森と谷が広がる景色に早変わり

こんな場所に?と
誰もが違和感を覚えます

吉野谷鉱泉15

こんな感じです
まるでここだけが時代に取り残されたような空間
不思議な力に吸い込まれるように谷に下りると
これまた昭和初期を思わせる鄙びた建物が☆

車を駐車スペースに止め
母屋らしき場所に歩いて行くと
中庭には烏骨鶏やヤギ、野ウサギまで飛び跳ねています
そのままウサギを追いかけたら
不思議の国のアリスのようにどこかに迷い込んでしまいそう

子供の頃に田舎のおばあちゃんの家に
遊びに来た感じ
「ごめんくださ〜い」と声をかけると
奥から”これまた(笑)”かなり独特な風貌の男の人が登場
下はスウェットに綿入れ袢天を羽織った格好
「ここは初めてか?」と聞かれ
様々な宿の説明を丁寧にしてくれました

古家に漂う家の匂いってわかります?
台所の匂いとお線香の匂い
さらにちょとしたお漬物の混じったような
懐かしい香り
そしてその静かな空間に
古い振り子時計の音が静かに聴こえてくる
ワタシも完全に子供の頃にタイムスリップしています

湯治部屋が並ぶ長い廊下を奥に進むと浴室があります
途中には自炊のための炊事場
その廊下の窓から中庭を臨むと
さらに驚きの光景...
ここは”蛍雪ゼミナール”なる塾をも併設しているようで
これも古い家屋の中で数名の小学生から中学生が
勉強をしていました

ますますワタシの中での不思議感が増します

夕暮れ時
ニュータウンの子供達が
自転車に乗って
ポッカリと口を開けたような
この吉野谷の森に吸い込まれていく...
漂流教室のようですね...

ちなみにここには”兄”と呼ばれる社長さんと
”弟”と呼ばれる二人の方がいて
社長さんの方が塾の講師を兼任し
弟さんはなんと”作家”さん
ノンフィクションの本を何冊か出していました
天才肌の雰囲気も見た目も
とても濃いキャラのお二人
ますます吉野谷の別世界観が増します

さあさあ肝心の温泉レポ!

吉野谷鉱泉35

案内のもと浴室に入ると
同じ作りの浴槽が脱衣所とともに
左右対称に二つあります
男女別かな?と思ったら
常にお湯は片方の浴槽にしか張っていなくて
もう片方はシャワーのみを使い
掛け湯をするためのスペースとしてのみ使われているとの事
なので”混浴”というわけですね

吉野谷鉱泉24のコピー

二つの浴槽は扉で行き来ができます
すでに殿方がおひとり入浴されていました
浴室自体は広めですが
湯船は3人も入るといっぱい
これも家庭的な昔のお風呂っぽいですね

殿方も体を赤くしながら
じっとお湯に体を沈めています
ここの鉱泉は体の芯までじっくり温めてくれるらしく
ご一緒した殿方はここで持病の腰痛が
かなり良くなったそうです

はじめは”熱い〜”とびっくりしましたが
次第に慣れてきて
殿方のようにじっくり浸かる事ができました
なるほど!
刺激の少ないやわらかいお湯が
体の芯を癒していくのが不思議な感覚でわかります

殿方が入っている場合
混浴初心者の女性には
かなりハードルが高いかもですね
膝と膝が当たってしまいそうな浴槽ですから(笑)

吉野谷鉱泉31

浴槽には二つの蛇口があり
”白水鉱泉”と渋水鉱泉”と記されています
どちらもぬるめというか
ほぼ水の状態で勢い良く出てきます
鉱泉成分の中で特徴的なのは
微量な放射線物質”ストロンチウム”と
聞きなれない”プロミン”が含まれています

自炊スペースにも”渋水鉱泉”の蛇口があり
みなさんペットボトルに汲んで
持ち帰るそうですよ

鉱泉を温めるのはボイラーではなく
ここは完全なるアナログ方式の”薪”で焚いています
なるほど!
よく見ると浴槽の中にポッカリと穴が空いています
すごい!初めて!

巻きで焚いたお湯って
とても柔らかくてこんなに肌に優しいだなんて
素晴らしい♪
しかもお湯を熱くするときは
浴室に備え付けの小さな”鐘”を鳴らすと
壁の向こうで使用人の方が巻きをくべるというシステム
きっと”釜爺”がいるんですね☆

そして熱くなったら
浴槽に備え付けの大きなバケツに入った
水を湯船に入れるという
どこまでも徹底したアナログ方式でした

吉野谷鉱泉36

この日、ワタシは久々にハイキングをした直後だったので
筋肉痛がかなり酷かったのですが
このお湯でピタリと痛みが治まりました♪
おそるべし”吉野谷鉱泉”!!

巻きで焚いた優しいお湯
全てが素敵なアナログ方式
大正、昭和の頃から時が止まったような異空間
江戸時代からの相伝の名湯

きっと時代がどんなに変化しても
ここだけは今までも
そしてこれからも
ほのぼのとした日本の原風景を残してくれるでしょう

ここはぜひぜひ足を運んでみてください!
みうたん一押しの自炊宿です☆



みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【いわき 吉野谷鉱泉】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 福島県いわき市平吉野谷南作135-2
【☎︎】 0246-28-3288
【入浴料】 1時間 500円
半日 相部屋利用 1200円 (8:20~12:00と12:00~16:00)
個室利用 1600円
1日 相部屋利用 1600円 (8:20~16:00)
個室利用 2200円

子供 1回入浴 小学生以下 300円 中学生 400円 半日・1日ともに半額
【入浴時間】 8:20~16:00
【定休日】 不定休(要確認)

【HP】


参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
2015.09.18 ゲトウ☆
ゲトウ☆

logbook #163 夏油温泉 元湯夏油






夏油温泉真湯1

『夏油温泉』
これ知らない人は絶対に読めない名前ですよね〜
”げとう”と読みます
夏油温泉のお湯が夏の日の夕暮れ時に
油のようにユラユラと見えたことから名付けられた説と
”グットォ”というアイヌ語で
意味は”崖のある所”という意味からという説があります
岩手や青森、秋田にも
アイヌ由来の名前って多いんですね

で、その夏油温泉
カレと混浴を廻り始めた頃から
混浴で出会う人たちに
「ゲトウはいいよ〜」「ゲトウに行った?」と
よく”ゲトウ”という名前を聞かされていました
その”ゲトウ”の正体が”夏油”だったんですね(笑)

冬季休業になる程
冬には深い雪に閉ざされる山間の
岩手駒ケ岳の登山コースの起点になる場所
周囲はダケカンパの原生林に囲まれた
静かな温泉地
現在は3つの宿があり
混浴はココ”元湯夏油”と隣の”夏油観光ホテル”にあります

夏油温泉真湯17
〜真湯(混浴)〜

元湯夏油には旅館だけではなく湯治部もあり
長期滞在者も多いため
建物の周辺には食事をする場所もあります
元湯正面の建物から川沿いに点在する
露天風呂にアクセスするエントランス沿いは
ちょっとした温泉街のような
鄙びた雰囲気の不思議な空間でした

いくつかある混浴の露天風呂は2つのエリアに分かれていて
それぞれ手前からのアクセスで"真湯”と”目の湯”
奥からのアクセスで”大湯””疝気の湯”そして女性専用の”滝之湯”に行けます

夏油温泉真湯21
〜河原から見る”真湯”〜

夏油温泉は夏油川の河原に露天風呂があるので
仕方のないことかもしれませんが
”湯治”に来るご年配の方や体の不自由な方には
あの崖下に降りる石段はきついと思うな〜(汗)

しかも全部の湯船をいっぺんに廻ろうとしたら
2回も石段を往復しないといけない...
手前のエリアと奥のエリア
川づたいに繋げればいいのにね

でもその階段の上り下り運動が
足腰の効果につながるのかな??

夏油温泉真湯34
〜目の湯(混浴)〜

手前の階段を降りた所にあるのが”真湯”
広めの湯船でゆったり入れます
そして”真湯”から気の簡易的な橋を伝って
向こう岸の”目の湯”へ渡ります

ここは暖簾もしてあって
影になる湯船なので
混浴時間にあっても
女性は入りやすいと思います

ともに湯温も適温で
夏油川の川の音を聞きながら
ゆったりと湯浴みを楽しめます

手前を楽しんだあとは続いて奥のエリアへ

奥の石段を降りると途中に女性専用の”滝湯”があって
降り切った所に”大湯”があります
いわば”元湯夏油温泉”の目玉と言える
有名な露天風呂です

夏油温泉大湯8
〜大湯(混浴)〜

何人もの常連さんが言います
”夏油に来て大湯に入らなければ意味がない”
その根拠は?と聞きたかったのですが
特に意味はわかりませんでした(笑)

やはり人気の湯船
数名の殿方が湯船のふちに座り込んでいました
透明の綺麗なカルシウム・ナトリウム硫酸塩・塩化物泉
足元や岩の割れ目から自噴しているお湯
足をつけてみたら..
激・激・激アツ!!
”絶対無理〜”というくらい
この日(も)熱かったです
なるほど
だから皆さんお湯に浸からずに
湯船のふちで休まれているんですね

でもいるんですよね〜
涼しい顔して入っている年配の常連サン

わかりました!”大湯”のはいらなくちゃいけない意味
これだけの激アツの風呂に入って”夏油温泉一人前”的なことなのかもしれません
ワタシは一瞬だけ太ももまで入りましたがギブアップ
でもそのあと
ずっとポカポカしてました
やっぱり効果が高そう☆

夏油温泉大湯6
〜大湯(混浴)〜

ワタシも他の殿方同様
激アツの太ももの余韻を感じながら
目の前の渓流の流れを眺めていました
それだけも夏油のマイナスイオンを感じられます

全ての露天風呂はしっかりとした屋根が付いていて
特に”真湯”と”大湯”の屋根は光が通るようになっているので
雰囲気も明るいです

最後の混浴露天の”疝気の湯”
ここだけは屋根がなく完全な露天風呂
すぐ目の前にダイレクトに川の流れを見ながら入れます
個人的にはココが一番気に入ったかな☆
ただ狭くて4人も入ったら満員ですね

夏油温泉大湯15
〜疝気の湯(混浴)〜

一人殿方が入っていましたが
”失礼しま〜す”って入れてもらいました
目の前の大自然をぼ〜っと眺めながら
しばし癒しの時間
極楽極楽〜

多くの人に勧めてもらったように
確かにロケーションもお湯も最高の温泉でした
東北を代表する混浴ではないでしょうか☆

全ての混浴露天風呂には女性も楽しんでもらえるように
”女性時間”も設けられていて
二つのエリアが時間差になっているので
どちらもゆっくり廻れる気配りが嬉しいですね

ただひとつ残念な事
全国的に見られることですが
ここにも超不審な動きの殿方が数名ほどいました
ネットなど見ていても
ここ最近の夏油もそんな問題が浮上しているとの事
この日もワタシ達の”追いかけ”をしてくる人もいる始末..
基本ワタシは気にしないのですが
あまり酷くなると
混浴存続の危機も考えられます
ひとりひとりの心がけと配慮が必要です

ワタシ的に言えば
逆に自然にしてくれていた方が
こちらも自然に振る舞えるので
変な話、裸もしっかり見れますよ〜って思います(変ですね 笑)
不審な行動をされると
ワタシでも思わず隠したくなってしまいますので
本当に逆効果!(笑)

せっかくの一期一会!
みんなで楽しい時間を過ごしたいと思います

夏油温泉大湯20
〜疝気の湯(混浴)〜

夏油温泉のひと時
とても癒されました
また来ようっと♪


みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪

【夏油温泉 元湯夏油】
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆

【住所】 岩手県北上市和賀町岩崎新田1-22
【☎︎】 090-5834-5151
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~17:00(土日祝は~15:00)
【定休日】 11月~5月中旬は冬季休業

【HP】 元湯夏油HP

参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください