2017.10.25
見事な石灰華☆
見事な石灰華☆
logbook #268 小川温泉元湯 ホテルおがわ
富山県と言って思い浮かぶもの...
「ホタルイカ」「越中富山の置き薬」「蜃気楼」「ます寿司」と様々ですが
ワタシの中で真っ先に思い浮かぶのは”黒部渓谷”
日本有数の切り立ったV字峡谷は長い歴史の中で人々の侵入を拒み続けた大自然の脅威
もちろん山深い北アルプスの地熱地帯でもあり
祖母谷、黒薙、鐘釣、阿曽原など豊富な温泉地帯が点在しています
そんな富山県の黒部の玄関口とも言える朝日町の朝日小川ダムの上流に歴史ある温泉がありました
富山市内を起点とする県道45号線の終点になるのが今回訪問した小川元湯温泉☆
開湯400年という歴史を持つ温泉地です
その小川元湯温泉唯一の一軒宿が、この「ホテルおがわ」
創業が明治19年と120年の歴史を持つ老舗旅館ですが
そのイメージとは大きく懸け離れた鉄筋6階建で全客室51
収容人数310名の規模の大型観光ホテルでした
この日も大型観光バスが数台停まっているほど普段からも人気の宿☆
それでいて元々”湯治場”としての歴史が長いこの宿には
いまでも「不老館」という炊事場を完備した湯治棟が本館横に残っています
館内には男女別の内湯と露天風呂が完備され
真横を流れる小川を眺めながら入浴することができます
でもでも♪混浴ファンにとってのお目当は
何といってもこの宿の名物である「天然洞窟野天風呂」☆
ここへは本館から一度出て駐車場前の県道の終点を
さらに遊歩道に沿って小川沿いを7~8分歩いた先にあります
比較的綺麗に整備された河川敷の遊歩道を進みますが、ひとりで歩く場合は「熊鈴」もしくは「ベアスプレー」を持参する事をお勧めします
頻繁に熊の目撃情報も出ているようなので...(汗)
立地的な事からも利用は日の出から日没までとなっています
日頃の運動不足を解消するには丁度いい距離かなww
程なく歩くと男女別の立派な脱女が見えてきます
ココがこの宿の名物でもある混浴の”天然洞窟野天風呂”です☆
ここから更に先に進んだ先には女性専用野天風呂の”蓮華の湯”がありました
ここは混浴と言っても宿が用意する湯浴み着の着用がOKなので
比較的、混浴初心者の女性にもハードルが低いと思います☆
女性は上の写真でもお分かりの通り、脱衣所から直接湯船へアクセスできますよ
なので殿方はこの位置に陣取らないようにしてくださいね♪
露天風呂も結構広めで15人くらいは余裕で入れると思います
名物の洞窟風呂は奥1/3ほどのエリアになっていて
洞窟風呂といえど、とても開放的な作りでした
肝心のお湯は少々濁りのある炭酸水素塩泉、弱アルカリの肌に優しいお湯
露天風呂の手前の方はお湯の湧出口から遠い事もあり、少し温めのお湯でした
湯の淵や底を見れば、このお湯の効能や温泉成分の濃さが一目瞭然です
混浴のお風呂では殿方の定位置って結構重要ですよね
例えば常に女性脱衣所や女性が出てくる方向を向いたままの場所や
湯船に出入りするための場所に陣取られると女性はなかなか湯船に入れないというより
混浴に入って来なくなりますし(笑)
あとは今回の湯船のように手前のエリアと洞窟エリアを分ける狭窄部に陣取られると
移動したくても移動できない場合があります...
(ワタシも奥の洞窟エリアに行きたかったのですが...カレに何とか言ってもらって避けていただきました)
やはり女性も安心して入浴できる配慮って大事かなぁって思います
混浴が今後も衰退しないように...☆
今回はご一緒した殿方に配慮いただき、メインの洞窟風呂の方へ移動できました☆
これが洞窟風呂の壁面にある源泉湧出の石灰華☆
説明を読めば幅18m高さはなんと20mの噴泉塔との事
おお~見事です!
現在は突き出た3本のパイプを通って源泉が湯船に打たせ湯の様に流れ落ちます
でもでも!源泉温度は約70度と高温!!
知らずに”打たせ湯”したら火傷しちゃうのでご注意を!!!
(なぜ打たせ湯状態にしてあるんだろう...)
長い年月をかけて湧出配管のパイプをもジワジワとパラサイトしていきそうな温泉成分
触れてみたら硬く滑らかな析出物☆よく鍾乳洞などで見るものと一緒ですね
自然が作り出す芸術作品に今回も改めて感動~(涙)
これは温泉成分に含まれ地表に出るまで溶けていた炭酸カルシウムが
長い年月をかけて沈殿し形成されたそうです
こんな迫力ある石灰華のアート!混浴といえどもココまで来て見なかったら損ですよ~
洞窟内はお湯の流れる音が響いて、これまた迫力満点☆
洞窟付近のお湯の温度は源泉が注がれている事で少々熱めでした
小川温泉元湯の歴史ですが、江戸時代のはじめの元和3年(1617年)
関ヶ原の戦い後の江戸幕府による全国平定の真っ只中
この地域に住む民と和尚の枕元に薬師如来が立ち「布施谷の湯を小川へ移す」と告げられます
その後、村人が小川の上流を訪ねてみると
大きな岩の間からこんこんと湧き出るお湯を見つけたとそうです
霊験あらたかなこのお湯は、由来どおり「薬師の湯」と呼ばれたり
またはこのお湯に浸かり子宝を授かったという人も増え「子宝の湯」とも呼ばれ
近郷近在に広く知られることとなります
江戸時代半ばには越中四名湯のひとつとして数えられるほどの温泉となりました
地域の人たちが大切にしてきた小川温泉元湯は湯治場として栄えてきましたが
昭和40年代より温泉旅館としての姿に変貌を遂げ現在の姿になります
そんな長い歴史の中で守られてきた石灰華の洞窟露天風呂はとても貴重であり今後も残していきたい財産だと思いました☆
雪の多いこの地域
遊歩道の先にある「天然洞窟野天風呂」と「蓮華の湯」は冬季閉鎖となります
(12月~4月初旬)
素晴らしい炭酸泉であるこのお湯のデメリットをあげるとすれば...
”山奥””川のそば””炭酸泉”とこの三拍子が揃えばお決まりなのが.....アブです(汗)
特に真夏の露天風呂は予想どおりアブ祭りだそうです
なので小川元湯の洞窟露天風呂のベストシーズンは冬季閉鎖の前後かなぁと思います
ぜひぜひ”ご利用は計画的に!”な温泉ですね☆
何はともあれ素晴らしい温泉のひとつです♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【小川温泉元湯 ホテルおがわ】
~2016.4 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 富山県下新川郡朝日町山崎湯ノ瀬1
【☎︎】 0765-84-8411
【入浴料】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯利用 500円 (館内の全浴室も利用の場合 1,000円)
【入浴時間】 9:00~14:30
【定休日】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯は冬季閉鎖(12月~4月初旬)
【HP】 ホテルおがわHP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #268 小川温泉元湯 ホテルおがわ
富山県と言って思い浮かぶもの...
「ホタルイカ」「越中富山の置き薬」「蜃気楼」「ます寿司」と様々ですが
ワタシの中で真っ先に思い浮かぶのは”黒部渓谷”
日本有数の切り立ったV字峡谷は長い歴史の中で人々の侵入を拒み続けた大自然の脅威
もちろん山深い北アルプスの地熱地帯でもあり
祖母谷、黒薙、鐘釣、阿曽原など豊富な温泉地帯が点在しています
そんな富山県の黒部の玄関口とも言える朝日町の朝日小川ダムの上流に歴史ある温泉がありました
富山市内を起点とする県道45号線の終点になるのが今回訪問した小川元湯温泉☆
開湯400年という歴史を持つ温泉地です
その小川元湯温泉唯一の一軒宿が、この「ホテルおがわ」
創業が明治19年と120年の歴史を持つ老舗旅館ですが
そのイメージとは大きく懸け離れた鉄筋6階建で全客室51
収容人数310名の規模の大型観光ホテルでした
この日も大型観光バスが数台停まっているほど普段からも人気の宿☆
それでいて元々”湯治場”としての歴史が長いこの宿には
いまでも「不老館」という炊事場を完備した湯治棟が本館横に残っています
館内には男女別の内湯と露天風呂が完備され
真横を流れる小川を眺めながら入浴することができます
でもでも♪混浴ファンにとってのお目当は
何といってもこの宿の名物である「天然洞窟野天風呂」☆
ここへは本館から一度出て駐車場前の県道の終点を
さらに遊歩道に沿って小川沿いを7~8分歩いた先にあります
比較的綺麗に整備された河川敷の遊歩道を進みますが、ひとりで歩く場合は「熊鈴」もしくは「ベアスプレー」を持参する事をお勧めします
頻繁に熊の目撃情報も出ているようなので...(汗)
立地的な事からも利用は日の出から日没までとなっています
日頃の運動不足を解消するには丁度いい距離かなww
程なく歩くと男女別の立派な脱女が見えてきます
ココがこの宿の名物でもある混浴の”天然洞窟野天風呂”です☆
ここから更に先に進んだ先には女性専用野天風呂の”蓮華の湯”がありました
ここは混浴と言っても宿が用意する湯浴み着の着用がOKなので
比較的、混浴初心者の女性にもハードルが低いと思います☆
女性は上の写真でもお分かりの通り、脱衣所から直接湯船へアクセスできますよ
なので殿方はこの位置に陣取らないようにしてくださいね♪
露天風呂も結構広めで15人くらいは余裕で入れると思います
名物の洞窟風呂は奥1/3ほどのエリアになっていて
洞窟風呂といえど、とても開放的な作りでした
肝心のお湯は少々濁りのある炭酸水素塩泉、弱アルカリの肌に優しいお湯
露天風呂の手前の方はお湯の湧出口から遠い事もあり、少し温めのお湯でした
湯の淵や底を見れば、このお湯の効能や温泉成分の濃さが一目瞭然です
混浴のお風呂では殿方の定位置って結構重要ですよね
例えば常に女性脱衣所や女性が出てくる方向を向いたままの場所や
湯船に出入りするための場所に陣取られると女性はなかなか湯船に入れないというより
混浴に入って来なくなりますし(笑)
あとは今回の湯船のように手前のエリアと洞窟エリアを分ける狭窄部に陣取られると
移動したくても移動できない場合があります...
(ワタシも奥の洞窟エリアに行きたかったのですが...カレに何とか言ってもらって避けていただきました)
やはり女性も安心して入浴できる配慮って大事かなぁって思います
混浴が今後も衰退しないように...☆
今回はご一緒した殿方に配慮いただき、メインの洞窟風呂の方へ移動できました☆
これが洞窟風呂の壁面にある源泉湧出の石灰華☆
説明を読めば幅18m高さはなんと20mの噴泉塔との事
おお~見事です!
現在は突き出た3本のパイプを通って源泉が湯船に打たせ湯の様に流れ落ちます
でもでも!源泉温度は約70度と高温!!
知らずに”打たせ湯”したら火傷しちゃうのでご注意を!!!
(なぜ打たせ湯状態にしてあるんだろう...)
長い年月をかけて湧出配管のパイプをもジワジワとパラサイトしていきそうな温泉成分
触れてみたら硬く滑らかな析出物☆よく鍾乳洞などで見るものと一緒ですね
自然が作り出す芸術作品に今回も改めて感動~(涙)
これは温泉成分に含まれ地表に出るまで溶けていた炭酸カルシウムが
長い年月をかけて沈殿し形成されたそうです
こんな迫力ある石灰華のアート!混浴といえどもココまで来て見なかったら損ですよ~
洞窟内はお湯の流れる音が響いて、これまた迫力満点☆
洞窟付近のお湯の温度は源泉が注がれている事で少々熱めでした
小川温泉元湯の歴史ですが、江戸時代のはじめの元和3年(1617年)
関ヶ原の戦い後の江戸幕府による全国平定の真っ只中
この地域に住む民と和尚の枕元に薬師如来が立ち「布施谷の湯を小川へ移す」と告げられます
その後、村人が小川の上流を訪ねてみると
大きな岩の間からこんこんと湧き出るお湯を見つけたとそうです
霊験あらたかなこのお湯は、由来どおり「薬師の湯」と呼ばれたり
またはこのお湯に浸かり子宝を授かったという人も増え「子宝の湯」とも呼ばれ
近郷近在に広く知られることとなります
江戸時代半ばには越中四名湯のひとつとして数えられるほどの温泉となりました
地域の人たちが大切にしてきた小川温泉元湯は湯治場として栄えてきましたが
昭和40年代より温泉旅館としての姿に変貌を遂げ現在の姿になります
そんな長い歴史の中で守られてきた石灰華の洞窟露天風呂はとても貴重であり今後も残していきたい財産だと思いました☆
雪の多いこの地域
遊歩道の先にある「天然洞窟野天風呂」と「蓮華の湯」は冬季閉鎖となります
(12月~4月初旬)
素晴らしい炭酸泉であるこのお湯のデメリットをあげるとすれば...
”山奥””川のそば””炭酸泉”とこの三拍子が揃えばお決まりなのが.....アブです(汗)
特に真夏の露天風呂は予想どおりアブ祭りだそうです
なので小川元湯の洞窟露天風呂のベストシーズンは冬季閉鎖の前後かなぁと思います
ぜひぜひ”ご利用は計画的に!”な温泉ですね☆
何はともあれ素晴らしい温泉のひとつです♪
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【小川温泉元湯 ホテルおがわ】
~2016.4 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 富山県下新川郡朝日町山崎湯ノ瀬1
【☎︎】 0765-84-8411
【入浴料】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯利用 500円 (館内の全浴室も利用の場合 1,000円)
【入浴時間】 9:00~14:30
【定休日】 天然洞窟野天風呂・蓮華の湯は冬季閉鎖(12月~4月初旬)
【HP】 ホテルおがわHP
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2017.10.19
閼伽(あか)の湯??
閼伽(あか)の湯??
logbook #267 赤倉温泉 最上荘
山形県北部に位置する最上地方
県内でも有数の豪雪地帯の一つです
その最上町を走る国道47号船(北羽前街道)の宮城県との県境近くに
1000年以上の歴史を誇る温泉地があります
「赤倉温泉」
新潟県の妙高にも同じ名前の温泉地がありますね
こちらは山に囲まれた田園風景の中
現在9軒の旅館で構成される静かな温泉地ですが
湯量が豊富で各旅館それぞれが自家源泉を持ちます
赤倉温泉を流れる小国川沿いに建つ最上荘は
温泉街の最も奥に位置しています
外観は昭和な雰囲気漂う木造2階建て
全8室で収容人数30名の家族経営の鄙びた温泉旅館☆
写真右側の建物が湯小屋になります
伺った時は玄関を開けて声をかけても全く応答なし...
何度呼びかけても応答なし...
田舎旅館のローカリズム”あるある”ですね(笑)
これも日本の田舎の良い所
このような地域には”防犯対策”や”セコム”は無縁らしいです
それだけ皆おおらかで
きっと家族のようなお付き合いをしているんだと思います
お互いがそれぞれ信頼し合っている雰囲気が
またワタシたちの気持ちも癒してくれます
玄関先で何度も呼びかけ待ち続けた結果
ようやく奥の方から”ハイハイ”と現れた高齢の女将さん
なんでも客室の掃除で聞こえなかったとの事ww
慌てずに大丈夫ですよ~と思いながら立ち寄り入浴をお願いすると
今日は平日でお客さんもいないので
なんと!お湯を抜き始めてしまったとの事...
げげっ~!せっかく来たのに~!
でも黙っていないのがカレ(笑)
”15分でも良いので”という事で直談判成功☆
なんとか入浴する事ができました
女将さんありがとうございま~す!
この宿の浴室は2つ
この混浴大浴場の他に女性専用内湯があります
ご覧のようになんといっても名物は、この混浴の”観音湯大浴場”
浴室の広さは約40畳で湯船も20畳だそうです
これは毎分1,615ℓという湯量豊富な赤倉温泉の成せる業ですね♪
以前訪問したすぐ近くの湯守三之丞もまた
岩をくり抜いた大きな湯船が印象的でした
お湯は無色透明なお湯はカルシウム・ナトリウム - 硫酸塩温泉で
源泉温度は72度と高めなので井戸水での加水あり
もちろん加温・循環なしの正真正銘100%源泉掛け流し
phは8.1と高く美人の湯です
湯船には大きな湯船には2箇所パイプが引かれていて
脱衣所から見ると手前が源泉投入のパイプ、奥が加水用のパイプでした
浴室にはシャワーはないものの、カランも設置してありました
高い湯気抜き天井と開放感たっぷりの大きく取られた窓のおかげで
内湯でありながら閉塞感は全くなく広々とした印象がありました
窓の外には赤倉の長閑な田園風景を見ることができます
特に曇りガラスにするわけでもないので、あまり覗き込むと外から丸見え...!
でもきっと地元の方からすれば日常の風景なのでしょう
「あ~誰かお風呂に入ってるなぁ」ぐらいにしか思わないのかもしれませんね(笑)
山寺・立石寺を開山した3年後の863年(貞観5年)に
慈覚大師円仁が奥羽地方巡りの際にこの地を訪れ
元の村人が小国川の水で傷を負った馬を癒している姿を見た円仁が
手にしていた”錫杖(しゃくじょう)”で川底を突き
石の間から薬湯が湧き出たと伝わります
また鎌倉時代になり山岳修験道が最盛期を迎える頃
近くの翁山に向かう際に赤倉のお湯で見を清め
清流とされた小国川の水を仏に備えるという習わしがあったそうです
仏教語で仏事に用いる水を「閼伽(あか)」といい
古くはこの地域が険しい河岸段丘の地形だったことから
危険な岩場のことを”蔵”と言ったそうで
その”閼蔵”が現在に伝わる”赤倉”に定着したとも伝わります
その他
尾花沢と鳴子の関所をつなぐ峠筋であった赤倉には旅人が立ち寄ることも多かったそうで
湯の中には人の垢を食べる小さな虫がいて
それを”垢食い虫”と呼んだことから「赤倉」の字を当てたとも伝わります
きっと人がたくさん入ってもお湯が濁ることなく綺麗だったのは
実際は”垢食い虫”ではなく豊富にかけ流されるお湯のおかげなのでしょうね
奥の細道をめぐる松尾芭蕉や平泉に落ち延びる道中の義経や弁慶も辿った赤倉温泉
様々な言い伝えが残るのは、古くから地域の人に崇められ大切にされてきた証だと思います
ここでは長閑な時間だけがただただ流れ
慌ただしくする必要もない日常があります
古を思いながらお湯にゆっくりと浸かる時間も
ワタシたちには必要なのかもしれませんね
また心現れたひと時でした♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【赤倉温泉 最上荘】
~訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県最上郡最上町富澤819-4
【☎︎】 0233-45-2059
【入浴料】 500円
【入浴時間】 8:00~18:00(宿泊者がいる場合は16:00まで)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 赤倉温泉 最上荘HP
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logbook #267 赤倉温泉 最上荘
山形県北部に位置する最上地方
県内でも有数の豪雪地帯の一つです
その最上町を走る国道47号船(北羽前街道)の宮城県との県境近くに
1000年以上の歴史を誇る温泉地があります
「赤倉温泉」
新潟県の妙高にも同じ名前の温泉地がありますね
こちらは山に囲まれた田園風景の中
現在9軒の旅館で構成される静かな温泉地ですが
湯量が豊富で各旅館それぞれが自家源泉を持ちます
赤倉温泉を流れる小国川沿いに建つ最上荘は
温泉街の最も奥に位置しています
外観は昭和な雰囲気漂う木造2階建て
全8室で収容人数30名の家族経営の鄙びた温泉旅館☆
写真右側の建物が湯小屋になります
伺った時は玄関を開けて声をかけても全く応答なし...
何度呼びかけても応答なし...
田舎旅館のローカリズム”あるある”ですね(笑)
これも日本の田舎の良い所
このような地域には”防犯対策”や”セコム”は無縁らしいです
それだけ皆おおらかで
きっと家族のようなお付き合いをしているんだと思います
お互いがそれぞれ信頼し合っている雰囲気が
またワタシたちの気持ちも癒してくれます
玄関先で何度も呼びかけ待ち続けた結果
ようやく奥の方から”ハイハイ”と現れた高齢の女将さん
なんでも客室の掃除で聞こえなかったとの事ww
慌てずに大丈夫ですよ~と思いながら立ち寄り入浴をお願いすると
今日は平日でお客さんもいないので
なんと!お湯を抜き始めてしまったとの事...
げげっ~!せっかく来たのに~!
でも黙っていないのがカレ(笑)
”15分でも良いので”という事で直談判成功☆
なんとか入浴する事ができました
女将さんありがとうございま~す!
この宿の浴室は2つ
この混浴大浴場の他に女性専用内湯があります
ご覧のようになんといっても名物は、この混浴の”観音湯大浴場”
浴室の広さは約40畳で湯船も20畳だそうです
これは毎分1,615ℓという湯量豊富な赤倉温泉の成せる業ですね♪
以前訪問したすぐ近くの湯守三之丞もまた
岩をくり抜いた大きな湯船が印象的でした
お湯は無色透明なお湯はカルシウム・ナトリウム - 硫酸塩温泉で
源泉温度は72度と高めなので井戸水での加水あり
もちろん加温・循環なしの正真正銘100%源泉掛け流し
phは8.1と高く美人の湯です
湯船には大きな湯船には2箇所パイプが引かれていて
脱衣所から見ると手前が源泉投入のパイプ、奥が加水用のパイプでした
浴室にはシャワーはないものの、カランも設置してありました
高い湯気抜き天井と開放感たっぷりの大きく取られた窓のおかげで
内湯でありながら閉塞感は全くなく広々とした印象がありました
窓の外には赤倉の長閑な田園風景を見ることができます
特に曇りガラスにするわけでもないので、あまり覗き込むと外から丸見え...!
でもきっと地元の方からすれば日常の風景なのでしょう
「あ~誰かお風呂に入ってるなぁ」ぐらいにしか思わないのかもしれませんね(笑)
山寺・立石寺を開山した3年後の863年(貞観5年)に
慈覚大師円仁が奥羽地方巡りの際にこの地を訪れ
元の村人が小国川の水で傷を負った馬を癒している姿を見た円仁が
手にしていた”錫杖(しゃくじょう)”で川底を突き
石の間から薬湯が湧き出たと伝わります
また鎌倉時代になり山岳修験道が最盛期を迎える頃
近くの翁山に向かう際に赤倉のお湯で見を清め
清流とされた小国川の水を仏に備えるという習わしがあったそうです
仏教語で仏事に用いる水を「閼伽(あか)」といい
古くはこの地域が険しい河岸段丘の地形だったことから
危険な岩場のことを”蔵”と言ったそうで
その”閼蔵”が現在に伝わる”赤倉”に定着したとも伝わります
その他
尾花沢と鳴子の関所をつなぐ峠筋であった赤倉には旅人が立ち寄ることも多かったそうで
湯の中には人の垢を食べる小さな虫がいて
それを”垢食い虫”と呼んだことから「赤倉」の字を当てたとも伝わります
きっと人がたくさん入ってもお湯が濁ることなく綺麗だったのは
実際は”垢食い虫”ではなく豊富にかけ流されるお湯のおかげなのでしょうね
奥の細道をめぐる松尾芭蕉や平泉に落ち延びる道中の義経や弁慶も辿った赤倉温泉
様々な言い伝えが残るのは、古くから地域の人に崇められ大切にされてきた証だと思います
ここでは長閑な時間だけがただただ流れ
慌ただしくする必要もない日常があります
古を思いながらお湯にゆっくりと浸かる時間も
ワタシたちには必要なのかもしれませんね
また心現れたひと時でした♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【赤倉温泉 最上荘】
~訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 山形県最上郡最上町富澤819-4
【☎︎】 0233-45-2059
【入浴料】 500円
【入浴時間】 8:00~18:00(宿泊者がいる場合は16:00まで)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 赤倉温泉 最上荘HP
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2017.10.01
アルプス気分♪
アルプス気分♪
logbook #266 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山のホテル
ワタシが思う奥飛騨温泉郷の中で
最も素晴らしい眺望を楽しめる混浴露天風呂のひとつ
それがここ”山のホテル”です♪
新穂高温泉の山の傾斜の森の中に立ち
一際目をひく北欧風のお洒落な佇まいは
まさにアルプスを思わせる山岳リゾートホテルです
かわいい~
スイスや北欧を思わせる外観は
鉄筋4階建の客室数86の比較的大きな観光ホテル
新穂高エリアでも人気の宿らしく
この日も数台の大型バスが駐車場に停まっていました
暖炉のある落ち着いた湯上り処
”山のホテル”は前回の”山月”と同じ
穂高荘ホテルリゾートの系列ホテル
宿泊者はどちらの露天風呂も自由に湯めぐりできます
立ち寄り入浴不可である両方のお湯を楽しむためには
宿泊が条件となりますが
食事もおいしく対応も良しなのでオススメですよ♪
館内には男女別の内湯と露天風呂の大浴場
離れ”山峡槍の湯”には混浴露天風呂、女性専用露天風呂、貸切露天風呂が用意されています
ここの目玉はなんといっても蒲田川の渓谷沿いにある”山峡槍の湯”の混浴露天風呂
祖谷の”かずら橋”の様にホテル前からケーブルカーに乗って降りていきます
ワクワクしますね♪
離れの”山峡槍の湯”は24時間入浴可能ですが
このケーブルカーの運行時間が25時迄(翌5時から)なので
夜中にゆっくり露天風呂を楽しみたい方は
階段を使うことになります(汗)
行きはヨイヨイ
帰りは辛い~ですねww
ここが混浴露天風呂☆
素晴らしいでしょ~♪
なんといっても魅力の一つがこの露天風呂の圧倒的広さ☆
湯船の広さは540㎡、なんと295畳の広さを誇ります
ワァォ!!。+。(゚∀`ノ)p。+
HPではハッキリと公表はしていないものの
混浴露天風呂の単一湯船としての広さは間違いなく日本一ではないでしょうか
(玉造温泉 長寿園の龍宮の湯は217畳、宝川温泉 汪泉閣の一番大きい”子宝の湯”は200畳佳留萱山荘は250畳ですが湯船が2つに分かれています)
それはもう圧巻の開放感です
訪れたのは3月の奥飛騨
まだ寒さの厳しい季節ですが
”広い露天風呂あるある”の湯温が低い事もなく
丁度いい湯加減が保たれていました♪
単純温泉で源泉温度が93度
奥飛騨温泉の特色である高い源泉温度のため加水ありですが
正真正銘100%源泉掛け流しです
自家源泉と共同源泉の2つの源泉からは毎分4000ℓの
豊富なお湯が供給されているおかげで
これだけの広さが実現できているのでしょうね
蒲田川の流れの先の遠くに見える灯りは
有名な共同露天風呂”新穂高の湯”の前に架かる”中尾橋”
右の山の頂上付近には新穂高ロープウェイの鉄塔の灯りも見えますね
とにかく規格外の広さと開放感で
心も体もリラックス~
でついつい無防備にしていたら
いつの間にか大傘の反対側に殿方の姿が...
ありゃりゃ...見られてましたねww
失礼しました~
お湯の流れる音以外
静寂に包まれる新穂高の露天風呂
優しい白熱球にぼんやり照らされる神秘的な世界で
岩に頭を置き
ゆっくり目を閉じて
お湯の揺らぎに身をまかせると
ワタシの脳内は完全にα波が支配し
なんとも言えない心地よさに包まれます
まさに”極楽~”です♪
朝一の露天風呂☆
まだまだ肌寒い張り詰めた外気の中
湯気の上がる極上のお湯に身を沈めます
やっぱり気持ちいい~♪
また夜とは違った開放感の味わえる”山峡槍の湯”
名前の由来でもある槍ヶ岳の勇姿が望める露天風呂なのですが
残念ながらこの朝は低い雲が立ち込め
アルプスの山々を見ることは出来ませんでした
それでも目の前には蒲田川の流れを望む景色は最高のロケーション
快晴の日だったら言うことなし!ですね
これから迎える新緑や秋の紅葉
一面銀世界の広がる冬景色など
四季を通じて楽しめる露天風呂☆
なんども足を運ぶ価値ありです
上に見えるのは本館前の道路
木々の葉が落ちてしまう冬場は
完全に上から丸見えですので
女性はご注意を☆
でもここは湯浴み着着用推奨の露天風呂なので
その点は問題なさそうですね♪
日本一の広さと北アルプスの素晴らしい眺望を楽しめる山のホテル
またゆっくり来たいなぁ~って
心から思えた宿です
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【新穂高温泉 山のホテル】
~2016.3 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂577-13
【☎︎】 0578-89-2004
【入浴料】 立ち寄り不可
【入浴時間】
【定休日】 無休
【HP】 山のホテルHP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #266 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山のホテル
ワタシが思う奥飛騨温泉郷の中で
最も素晴らしい眺望を楽しめる混浴露天風呂のひとつ
それがここ”山のホテル”です♪
新穂高温泉の山の傾斜の森の中に立ち
一際目をひく北欧風のお洒落な佇まいは
まさにアルプスを思わせる山岳リゾートホテルです
かわいい~
スイスや北欧を思わせる外観は
鉄筋4階建の客室数86の比較的大きな観光ホテル
新穂高エリアでも人気の宿らしく
この日も数台の大型バスが駐車場に停まっていました
暖炉のある落ち着いた湯上り処
”山のホテル”は前回の”山月”と同じ
穂高荘ホテルリゾートの系列ホテル
宿泊者はどちらの露天風呂も自由に湯めぐりできます
立ち寄り入浴不可である両方のお湯を楽しむためには
宿泊が条件となりますが
食事もおいしく対応も良しなのでオススメですよ♪
館内には男女別の内湯と露天風呂の大浴場
離れ”山峡槍の湯”には混浴露天風呂、女性専用露天風呂、貸切露天風呂が用意されています
ここの目玉はなんといっても蒲田川の渓谷沿いにある”山峡槍の湯”の混浴露天風呂
祖谷の”かずら橋”の様にホテル前からケーブルカーに乗って降りていきます
ワクワクしますね♪
離れの”山峡槍の湯”は24時間入浴可能ですが
このケーブルカーの運行時間が25時迄(翌5時から)なので
夜中にゆっくり露天風呂を楽しみたい方は
階段を使うことになります(汗)
行きはヨイヨイ
帰りは辛い~ですねww
ここが混浴露天風呂☆
素晴らしいでしょ~♪
なんといっても魅力の一つがこの露天風呂の圧倒的広さ☆
湯船の広さは540㎡、なんと295畳の広さを誇ります
ワァォ!!。+。(゚∀`ノ)p。+
HPではハッキリと公表はしていないものの
混浴露天風呂の単一湯船としての広さは間違いなく日本一ではないでしょうか
(玉造温泉 長寿園の龍宮の湯は217畳、宝川温泉 汪泉閣の一番大きい”子宝の湯”は200畳佳留萱山荘は250畳ですが湯船が2つに分かれています)
それはもう圧巻の開放感です
訪れたのは3月の奥飛騨
まだ寒さの厳しい季節ですが
”広い露天風呂あるある”の湯温が低い事もなく
丁度いい湯加減が保たれていました♪
単純温泉で源泉温度が93度
奥飛騨温泉の特色である高い源泉温度のため加水ありですが
正真正銘100%源泉掛け流しです
自家源泉と共同源泉の2つの源泉からは毎分4000ℓの
豊富なお湯が供給されているおかげで
これだけの広さが実現できているのでしょうね
蒲田川の流れの先の遠くに見える灯りは
有名な共同露天風呂”新穂高の湯”の前に架かる”中尾橋”
右の山の頂上付近には新穂高ロープウェイの鉄塔の灯りも見えますね
とにかく規格外の広さと開放感で
心も体もリラックス~
でついつい無防備にしていたら
いつの間にか大傘の反対側に殿方の姿が...
ありゃりゃ...見られてましたねww
失礼しました~
お湯の流れる音以外
静寂に包まれる新穂高の露天風呂
優しい白熱球にぼんやり照らされる神秘的な世界で
岩に頭を置き
ゆっくり目を閉じて
お湯の揺らぎに身をまかせると
ワタシの脳内は完全にα波が支配し
なんとも言えない心地よさに包まれます
まさに”極楽~”です♪
朝一の露天風呂☆
まだまだ肌寒い張り詰めた外気の中
湯気の上がる極上のお湯に身を沈めます
やっぱり気持ちいい~♪
また夜とは違った開放感の味わえる”山峡槍の湯”
名前の由来でもある槍ヶ岳の勇姿が望める露天風呂なのですが
残念ながらこの朝は低い雲が立ち込め
アルプスの山々を見ることは出来ませんでした
それでも目の前には蒲田川の流れを望む景色は最高のロケーション
快晴の日だったら言うことなし!ですね
これから迎える新緑や秋の紅葉
一面銀世界の広がる冬景色など
四季を通じて楽しめる露天風呂☆
なんども足を運ぶ価値ありです
上に見えるのは本館前の道路
木々の葉が落ちてしまう冬場は
完全に上から丸見えですので
女性はご注意を☆
でもここは湯浴み着着用推奨の露天風呂なので
その点は問題なさそうですね♪
日本一の広さと北アルプスの素晴らしい眺望を楽しめる山のホテル
またゆっくり来たいなぁ~って
心から思えた宿です
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【新穂高温泉 山のホテル】
~2016.3 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂577-13
【☎︎】 0578-89-2004
【入浴料】 立ち寄り不可
【入浴時間】
【定休日】 無休
【HP】 山のホテルHP
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2017.09.24
秀綱の湯にて
秀綱の湯にて
logbook #265 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山月
奥飛騨温泉郷を形成する5つの温泉地の中で
比較的静かで素朴な温泉旅館が多い温泉郷再奥に位置する新穂高温泉
山々がが迫るような絶景を楽しめる自然豊かなエリアです
そんな中でココ”山月”は鉄筋8階建という新穂高エリアでは異色の大型観光ホテルです
外観こそ平成10年に建てられた比較的新しい現代風の建物ですが
一歩館内に脚を踏み入れると
そこは古き良き時代の風情を感じられる和風一色!
玄関の吹き抜けのエントランスの頭上には
樹齢500年といわれる欅の大木の梁が組み込まれ
見る者を圧倒します
自然豊富で素朴な奥飛騨本来の姿に
見事に調和した純和風旅館ですね♪
館内には男女別の露天風呂付き内湯がありますが
ワタシ達のお目当てである混浴露天風呂は本館から一度出て
道路を渡った向かい側にありました
「離れ大露天風呂」
広さ15畳の混浴露天風呂”山峡秀綱の湯”と
女性専用露天風呂”山峡蒲たんぼの湯”
そして貸切露天風呂が用意されています
この露天風呂は蒲田側に沿って走る県道475号線
”新穂高の湯”に至る2つのトンネルの間
バイパスではなく佳留萱山荘へ向かう旧道沿い
つまりバイパスと旧道の間にあるのですが
今まで何度となく通っていたのに
ここに露天風呂があるなんて全然知らなかった~
後ろに見えるのが男女別の脱衣小屋
露天風呂の一部分はブクブクとジャグジーになっていました
全体的に源泉温度の高い奥飛騨の温泉
山月の源泉温度も高く93度と高温なため加水しています
単純泉のお湯は無色透明で入りやすいお湯です
写真でもわかるように塀に囲まれているので閉塞感を感じるのかと思いきや
山の斜面に作られた露天風呂の南東側は視界が開けていて
目の前には北アルプスの西穂高岳や涸沢岳が一望できる眺望の良さ♪
とても開放感を感じられます
ただ向かい側の本館の最上階あたりからは
ちょっと見えてるような感じ...ww
ワタシは全く気にしませんが女性はご注意を
でもこの混浴露天風呂は女性に湯浴み着を用意しているので安心ですね♪
この日は夕食に近い時間帯で、誰も入浴していなかったので
いつものように堂々と正装入浴でした(笑)
”山峡秀綱の湯”
ヒデツナ??
聞きなれない人物の名前ですね
戦国時代にこの飛騨の国を治めていた三木家最後の当主”三木秀綱”です
自らを公家の姉小路を名乗り”姉小路(あねがこうじ)秀綱"と呼ばれた人物
奥方が斎藤道三の娘だったこともあり織田家に仕え
この飛騨の国、高山近くに居城を構えていました
しかし本能寺で信長討たれると状況は一変
佐々成政に与して秀吉に抗していた為に、秀吉方の金森長近に攻め落とされ落城
秀綱と奥方と少数の一行は飛騨を追われ信州へ落ち延びることとなりました
三木家再興を願い信州の”島々”で落ち合うことを約束し
人目を逃れる為に二手に分かれ
秀綱達は安房峠ルート、奥方達は焼岳~上高地を経て
徳本峠からそれぞれ島々を目指しますが
ふたりが再開することは二度となかった悲運の物語
あまり表舞台では語られることのない戦国時代の一幕
信州へ向かう英気を養う為に数日間一行が身を潜めた場所が、ここ新穂高の地なのです
追っ手から逃げる彼らが体を癒した露天風呂が
実際にここから1~2km上流の蒲田川のほとりにありましたが
大正時代の大洪水で流出してしまい現在は川の底に眠っているそうです
そんな由来にあやかりココ山月に”山峡秀綱の湯”が作られたのですね
いままであまり奥飛騨の歴史なんて考えたこともなかったなぁ
実際に調べてみると奥飛騨を始め、安房峠トンネルから松本へ向かう国道158号線沿いなど
いたるところに悲運の最後を遂げた彼等を弔う秀綱神社や石碑が見られます
ふたりが落ち合う筈だった約束の地”島々”(現在の新島々駅の近く)には島々神社が建立され
この地で山賊に襲われ命を絶った奥方を祀ってあります
(信ぴょう性の高い祟りも実際にあり建立されました)
二度と出会うことのなかった秀綱と奥方
最後の時を過ごした奥飛騨の地で
いまと変わらぬ西穂高の山々を眺め
新穂高のお湯で体を癒しながら
ふたりは何を思っていたのだろうと
古の時を思い浮かべながら
ワタシも奥飛騨のひと時を過ごしました
ここは立ち寄り不可ですが
系列ホテルの「山のホテル」に宿泊しても
湯巡りができます
ぜひ足を運んでみてくださいね~♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山月】
~2016.3 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂418
【☎︎】 0578-89-2036
【入浴料】 立ち寄り入浴不可
【入浴時間】
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 山月HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #265 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山月
奥飛騨温泉郷を形成する5つの温泉地の中で
比較的静かで素朴な温泉旅館が多い温泉郷再奥に位置する新穂高温泉
山々がが迫るような絶景を楽しめる自然豊かなエリアです
そんな中でココ”山月”は鉄筋8階建という新穂高エリアでは異色の大型観光ホテルです
外観こそ平成10年に建てられた比較的新しい現代風の建物ですが
一歩館内に脚を踏み入れると
そこは古き良き時代の風情を感じられる和風一色!
玄関の吹き抜けのエントランスの頭上には
樹齢500年といわれる欅の大木の梁が組み込まれ
見る者を圧倒します
自然豊富で素朴な奥飛騨本来の姿に
見事に調和した純和風旅館ですね♪
館内には男女別の露天風呂付き内湯がありますが
ワタシ達のお目当てである混浴露天風呂は本館から一度出て
道路を渡った向かい側にありました
「離れ大露天風呂」
広さ15畳の混浴露天風呂”山峡秀綱の湯”と
女性専用露天風呂”山峡蒲たんぼの湯”
そして貸切露天風呂が用意されています
この露天風呂は蒲田側に沿って走る県道475号線
”新穂高の湯”に至る2つのトンネルの間
バイパスではなく佳留萱山荘へ向かう旧道沿い
つまりバイパスと旧道の間にあるのですが
今まで何度となく通っていたのに
ここに露天風呂があるなんて全然知らなかった~
後ろに見えるのが男女別の脱衣小屋
露天風呂の一部分はブクブクとジャグジーになっていました
全体的に源泉温度の高い奥飛騨の温泉
山月の源泉温度も高く93度と高温なため加水しています
単純泉のお湯は無色透明で入りやすいお湯です
写真でもわかるように塀に囲まれているので閉塞感を感じるのかと思いきや
山の斜面に作られた露天風呂の南東側は視界が開けていて
目の前には北アルプスの西穂高岳や涸沢岳が一望できる眺望の良さ♪
とても開放感を感じられます
ただ向かい側の本館の最上階あたりからは
ちょっと見えてるような感じ...ww
ワタシは全く気にしませんが女性はご注意を
でもこの混浴露天風呂は女性に湯浴み着を用意しているので安心ですね♪
この日は夕食に近い時間帯で、誰も入浴していなかったので
いつものように堂々と正装入浴でした(笑)
”山峡秀綱の湯”
ヒデツナ??
聞きなれない人物の名前ですね
戦国時代にこの飛騨の国を治めていた三木家最後の当主”三木秀綱”です
自らを公家の姉小路を名乗り”姉小路(あねがこうじ)秀綱"と呼ばれた人物
奥方が斎藤道三の娘だったこともあり織田家に仕え
この飛騨の国、高山近くに居城を構えていました
しかし本能寺で信長討たれると状況は一変
佐々成政に与して秀吉に抗していた為に、秀吉方の金森長近に攻め落とされ落城
秀綱と奥方と少数の一行は飛騨を追われ信州へ落ち延びることとなりました
三木家再興を願い信州の”島々”で落ち合うことを約束し
人目を逃れる為に二手に分かれ
秀綱達は安房峠ルート、奥方達は焼岳~上高地を経て
徳本峠からそれぞれ島々を目指しますが
ふたりが再開することは二度となかった悲運の物語
あまり表舞台では語られることのない戦国時代の一幕
信州へ向かう英気を養う為に数日間一行が身を潜めた場所が、ここ新穂高の地なのです
追っ手から逃げる彼らが体を癒した露天風呂が
実際にここから1~2km上流の蒲田川のほとりにありましたが
大正時代の大洪水で流出してしまい現在は川の底に眠っているそうです
そんな由来にあやかりココ山月に”山峡秀綱の湯”が作られたのですね
いままであまり奥飛騨の歴史なんて考えたこともなかったなぁ
実際に調べてみると奥飛騨を始め、安房峠トンネルから松本へ向かう国道158号線沿いなど
いたるところに悲運の最後を遂げた彼等を弔う秀綱神社や石碑が見られます
ふたりが落ち合う筈だった約束の地”島々”(現在の新島々駅の近く)には島々神社が建立され
この地で山賊に襲われ命を絶った奥方を祀ってあります
(信ぴょう性の高い祟りも実際にあり建立されました)
二度と出会うことのなかった秀綱と奥方
最後の時を過ごした奥飛騨の地で
いまと変わらぬ西穂高の山々を眺め
新穂高のお湯で体を癒しながら
ふたりは何を思っていたのだろうと
古の時を思い浮かべながら
ワタシも奥飛騨のひと時を過ごしました
ここは立ち寄り不可ですが
系列ホテルの「山のホテル」に宿泊しても
湯巡りができます
ぜひ足を運んでみてくださいね~♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 山月】
~2016.3 訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂418
【☎︎】 0578-89-2036
【入浴料】 立ち寄り入浴不可
【入浴時間】
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 山月HP
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2017.09.15
"あんき"な宿で
"あんき"な宿で
logbook #264 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 宝山荘別館
奥飛騨温泉郷の最奧にある新穂高温泉
狭いエリアの中に数多くの混浴宿が残る全国有数の混浴パラダイス☆
特に夏は混浴ファンだけではなく、国内外から多くの観光客や北アルプスを目指す登山客やハイカーで賑わう一大観光地
日本の屋根と評される日本アルプスの3000m級の名峰に囲まれたその景色は”ここは日本?”と疑うほどのダイナミックさを楽しむことができます。
今回ワタシ達が訪れたのは3月はじめの冬の終わり
世の中は春の陽気を感じ始める頃
標高800mの奥飛騨の地はまだまだ冬の面影が残っていました
奥飛騨の混浴スポットとして有名な公共の露天風呂”新穂高の湯”のすぐ近く
新穂高ロープウェイへ向かう途中に今回の宿はあります
「宝山荘別館(ほうざんそうべっかん)」☆
外観は素朴な山小屋の様なイメージの木造荘二階建ての造り
”別館”つまりアネックスという事は本館があるわけで
新穂高温泉の一つ手前の温泉地”栃尾温泉”に正真正銘の本館「宝山荘」があります
混浴を有するのはこちらの別館で、館内に男女別の内湯があり
本館を出た蒲田川沿いにある露天風呂が混浴になります
無色透明の単純泉が加水加温なしに岩の間から木筒を通って湯船に注がれていました
湯量豊富な奥飛騨温泉は温泉郷全体でいうと別府、由布院に次ぐ湧出量を誇ります
なので奥飛騨温泉の特徴として、どの宿も大きな露天風呂を持っている事が挙げられます☆
その中でも比較的小ぶりな大きさの部類に入る宝山荘別館の露天風呂ですが
それでもゆうに10人以上はゆっくりとお湯に浸かれる広さでした
目の前には蒲田川、葉を落とした木々の間からは
対岸に人新穂高温泉きっての人気の混浴宿”槍見館”が見えます
程よいBGMの様に耳に届く川の流れの音を聞きながら
貸切状態の露天風呂でリラックス~♪
なんとも言えない贅沢な時間ですね
人が多い人気の槍見館や佳留萱山荘と違い
なかなかの穴場である宝山荘別館
ゆったりとお湯を楽しみたい人にはピッタリの露天風呂だと思います
派手さはありませんが
山奥の秘境の雰囲気を楽しむには
いい意味で飾り気のない宝山荘別館は最適☆
まさに”あんきな宿”
(飛騨弁で”気楽な・気軽な”の意)
奥飛騨の自然に抱かれてみるのも
いい時間の過ごし方ですよ♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【新穂高温泉 宝山荘別館】
~2016.3訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾442-14
【☎︎】 0578-89-2457
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~14:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 宝山荘別館HP
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logbook #264 奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 宝山荘別館
奥飛騨温泉郷の最奧にある新穂高温泉
狭いエリアの中に数多くの混浴宿が残る全国有数の混浴パラダイス☆
特に夏は混浴ファンだけではなく、国内外から多くの観光客や北アルプスを目指す登山客やハイカーで賑わう一大観光地
日本の屋根と評される日本アルプスの3000m級の名峰に囲まれたその景色は”ここは日本?”と疑うほどのダイナミックさを楽しむことができます。
今回ワタシ達が訪れたのは3月はじめの冬の終わり
世の中は春の陽気を感じ始める頃
標高800mの奥飛騨の地はまだまだ冬の面影が残っていました
奥飛騨の混浴スポットとして有名な公共の露天風呂”新穂高の湯”のすぐ近く
新穂高ロープウェイへ向かう途中に今回の宿はあります
「宝山荘別館(ほうざんそうべっかん)」☆
外観は素朴な山小屋の様なイメージの木造荘二階建ての造り
”別館”つまりアネックスという事は本館があるわけで
新穂高温泉の一つ手前の温泉地”栃尾温泉”に正真正銘の本館「宝山荘」があります
混浴を有するのはこちらの別館で、館内に男女別の内湯があり
本館を出た蒲田川沿いにある露天風呂が混浴になります
無色透明の単純泉が加水加温なしに岩の間から木筒を通って湯船に注がれていました
湯量豊富な奥飛騨温泉は温泉郷全体でいうと別府、由布院に次ぐ湧出量を誇ります
なので奥飛騨温泉の特徴として、どの宿も大きな露天風呂を持っている事が挙げられます☆
その中でも比較的小ぶりな大きさの部類に入る宝山荘別館の露天風呂ですが
それでもゆうに10人以上はゆっくりとお湯に浸かれる広さでした
目の前には蒲田川、葉を落とした木々の間からは
対岸に人新穂高温泉きっての人気の混浴宿”槍見館”が見えます
程よいBGMの様に耳に届く川の流れの音を聞きながら
貸切状態の露天風呂でリラックス~♪
なんとも言えない贅沢な時間ですね
人が多い人気の槍見館や佳留萱山荘と違い
なかなかの穴場である宝山荘別館
ゆったりとお湯を楽しみたい人にはピッタリの露天風呂だと思います
派手さはありませんが
山奥の秘境の雰囲気を楽しむには
いい意味で飾り気のない宝山荘別館は最適☆
まさに”あんきな宿”
(飛騨弁で”気楽な・気軽な”の意)
奥飛騨の自然に抱かれてみるのも
いい時間の過ごし方ですよ♪
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
【新穂高温泉 宝山荘別館】
~2016.3訪問~
みうたんお気に入り度☆☆☆☆
【住所】 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾442-14
【☎︎】 0578-89-2457
【入浴料】 500円
【入浴時間】 10:00~14:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 宝山荘別館HP
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