2016.08.26
敵に塩を送った道の温泉☆
敵に塩を送った道の温泉☆
logbook #220 長野県 姫川温泉 朝日荘
日本列島を横断する大きな”割れ目”である”フォッサマグナ”
本州の中央部を南北に縦断する独特の構造発達史を持つ地帯
その西の端の線上に糸魚川~静岡構造線があり
姫川温泉はまさにその構造線上にある温泉です
松本市内より北アルプスを左に見ながら
国道147号線を北上、安曇野市から大町を抜けると
そこからは148号線で白馬を抜け信越の県境付近に姫川温泉はあります
姫川温泉は新潟県でもあり長野県でもある温泉(?)
3件の温泉宿からなりますが
2件の宿は長野県側、1件の宿は新潟県糸魚川市になります
秘湯の温泉地でありながら県を跨いでいるって面白いですね☆
姫川という河川は古くから氾濫や土砂崩れを繰り返してきた
暴れん坊な川で、平成7年の水害でも災害復旧工事の作業員が
14名も犠牲になるほどの難所です
姫川沿いに走る国道148号線は
別名「千国(ちくに)街道」と呼ばれ”塩の道”として長い歴史では
とても重要視されていた街道のひとつ
日本海からは塩や海産物が運ばれ
山国信州からは農産物や山の幸が運ばれました
戦国武将の一人、甲斐の国の名将”武田信玄”が窮地に陥った時
宿敵でもあり良きライバルでもあった上杉謙信が
重要な物資の”塩”を信玄公に送った逸話
「敵に塩を送る」の故事となる塩の輸送路として
とても有名な街道です
そんな歴史深い山々に囲まれた静かな温泉街
今回の「朝日荘」は長野県側の宿になります
外観は「ザ・昭和」の代表のような趣
館内に入ると広めのロビーがあります
混浴ですが脱衣所は男女別☆
しかも建物奥にある混浴大浴場にむかう長い廊下(結構暗め)は
ロビーからすでに「男はこっちの階段、女性は向こうの階段」といった具合で
別々に進まなくてはいけません
(これ、かなり心細いです)
なのでワタシはいつものようにクマさんについて行って
男性用脱衣所で脱衣☆
この脱衣所がまためちゃ広い!
コンクリート打ちっ放しの柱があり
雰囲気で言えば公共の総合体育館の通路脇の荷物置き場的な感じ?
片面の壁は岩が突き出る作りでした
浴室内もまた広く、天井は半透明の波板になっているので
昼間はとても明るく開放感はあります
床や壁のタイルやあらわになった天井の鉄骨は
温泉成分で変色している所など
やはり浴室も”ザ・昭和”な匂いがプンプンします
どことなく悪名高き"百穴”(ワタシは行ったことはありません)に似た雰囲気もあるかも..
ただ浴室内にド~ンと鎮座する数々の岩が印象的
これらは浴室のオブジェとして配置したものではなく
もともとそこにあった岩であり、そのまま自然を生かすように
宿を建てたそうです
とても綺麗な自然の大きな岩☆
模様も色もとても素敵ですね~
実はこの周辺の姫川流域は
全国でも有数の翡翠(ヒスイ)の産地なんですよ☆
もしかしたこの岩にも原石が含まれているのかな~??
発掘始めたら怒られちゃいますね(笑)
お風呂の岩は何のためにあるのか?
オブジェ?目隠し?...いいえ...登るためにあるのです(笑)
ということで写真ではお見せできませんが
誰もいない貸切状態だったこともあり
たくさん遊ばせていただきました~♪
あっ!お湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物、炭酸水素塩泉
かすかに硫黄の香りのするなめらかな肌触りのするお湯でした☆
遊びすぎてすっかり逆上せてしまったので
涼しい広~い脱衣所で少しの間涼んでいました
パンツ履くところ、見ないで~(汗)
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆
【住所】 長野県北安曇郡小谷村大字北小谷9922-3
【☎︎】 0255-57-2301
【入浴料】 600円
【入浴時間】 8:00~22:00
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 朝日荘HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #220 長野県 姫川温泉 朝日荘
日本列島を横断する大きな”割れ目”である”フォッサマグナ”
本州の中央部を南北に縦断する独特の構造発達史を持つ地帯
その西の端の線上に糸魚川~静岡構造線があり
姫川温泉はまさにその構造線上にある温泉です
松本市内より北アルプスを左に見ながら
国道147号線を北上、安曇野市から大町を抜けると
そこからは148号線で白馬を抜け信越の県境付近に姫川温泉はあります
姫川温泉は新潟県でもあり長野県でもある温泉(?)
3件の温泉宿からなりますが
2件の宿は長野県側、1件の宿は新潟県糸魚川市になります
秘湯の温泉地でありながら県を跨いでいるって面白いですね☆
姫川という河川は古くから氾濫や土砂崩れを繰り返してきた
暴れん坊な川で、平成7年の水害でも災害復旧工事の作業員が
14名も犠牲になるほどの難所です
姫川沿いに走る国道148号線は
別名「千国(ちくに)街道」と呼ばれ”塩の道”として長い歴史では
とても重要視されていた街道のひとつ
日本海からは塩や海産物が運ばれ
山国信州からは農産物や山の幸が運ばれました
戦国武将の一人、甲斐の国の名将”武田信玄”が窮地に陥った時
宿敵でもあり良きライバルでもあった上杉謙信が
重要な物資の”塩”を信玄公に送った逸話
「敵に塩を送る」の故事となる塩の輸送路として
とても有名な街道です
そんな歴史深い山々に囲まれた静かな温泉街
今回の「朝日荘」は長野県側の宿になります
外観は「ザ・昭和」の代表のような趣
館内に入ると広めのロビーがあります
混浴ですが脱衣所は男女別☆
しかも建物奥にある混浴大浴場にむかう長い廊下(結構暗め)は
ロビーからすでに「男はこっちの階段、女性は向こうの階段」といった具合で
別々に進まなくてはいけません
(これ、かなり心細いです)
なのでワタシはいつものようにクマさんについて行って
男性用脱衣所で脱衣☆
この脱衣所がまためちゃ広い!
コンクリート打ちっ放しの柱があり
雰囲気で言えば公共の総合体育館の通路脇の荷物置き場的な感じ?
片面の壁は岩が突き出る作りでした
浴室内もまた広く、天井は半透明の波板になっているので
昼間はとても明るく開放感はあります
床や壁のタイルやあらわになった天井の鉄骨は
温泉成分で変色している所など
やはり浴室も”ザ・昭和”な匂いがプンプンします
どことなく悪名高き"百穴”(ワタシは行ったことはありません)に似た雰囲気もあるかも..
ただ浴室内にド~ンと鎮座する数々の岩が印象的
これらは浴室のオブジェとして配置したものではなく
もともとそこにあった岩であり、そのまま自然を生かすように
宿を建てたそうです
とても綺麗な自然の大きな岩☆
模様も色もとても素敵ですね~
実はこの周辺の姫川流域は
全国でも有数の翡翠(ヒスイ)の産地なんですよ☆
もしかしたこの岩にも原石が含まれているのかな~??
発掘始めたら怒られちゃいますね(笑)
お風呂の岩は何のためにあるのか?
オブジェ?目隠し?...いいえ...登るためにあるのです(笑)
ということで写真ではお見せできませんが
誰もいない貸切状態だったこともあり
たくさん遊ばせていただきました~♪
あっ!お湯は含硫黄-ナトリウム-塩化物、炭酸水素塩泉
かすかに硫黄の香りのするなめらかな肌触りのするお湯でした☆
遊びすぎてすっかり逆上せてしまったので
涼しい広~い脱衣所で少しの間涼んでいました
パンツ履くところ、見ないで~(汗)
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2016.08.19
混浴の宝石箱や~♪
混浴の宝石箱や~♪
logbook #219 中房温泉
長野県安曇野から燕(つばくろ)岳を目指す山中に
信州を代表する秘境の一軒宿があります
その名も超有名な「中房(なかふさ)温泉」
このブログでも、行ってそうで行ってなかった名宿ですね
標高1450mの秘湯の宿は
夏でもエアコン要らずで快適☆
燕岳登山道の入り口として
シーズンには多くの登山客で賑わいます
この宿の魅力の一つが
何と言っても「混浴のデパート」と形容されるほどの
バラエティーに富んだお風呂
その数はなんと17☆
それだけの数の湯船に注がれる豊富な源泉の湯口は36箇所と
一宿では日本一の所有数を誇ります
更に数ある源泉の湧出口の多くを
敷地内の散歩道脇で実際に間近で見る事ができます
源泉温度は非常に高く90度以上
それでも「加水・加温」は一切なしの源泉掛け流し100%
様々な工夫を凝らした空冷式・水冷式という自然冷却装置により
温泉成分が薄められることなく湯船に注がれます
散歩道のすぐ傍にある空冷式冷却装置☆
実際に見ることが出来るから信用度満点(笑)
中房温泉にはたくさんの外湯があり
しかも結構な山の中を歩くところも...
(ものの10分くらいですが..笑)
でもそれは”ロケーションがいいから”という単純な理由ではなく
出来る限り源泉湧出口に近い場所に湯船を作る事で
お湯の劣化を防いでいるのです
ただ広いだけの露天風呂や湯船の数をただ単に増やす事で
集客をする温泉施設と違い
まさに「湯使い」の優れた温泉宿なのです
なので温泉ファンにとっては「温泉・混浴のデパート」
彦摩呂的に言えば「混浴の宝石箱や~」(笑)
って感じです☆
それでは中房温泉を紹介していきましょう☆
中房温泉の始まりは1821年江戸時代末期
この地に百瀬茂八郎により開かれた明晩鉱山
その際に湧出する温泉を利用し湯治場を設置しました
更に古くには
東日本の名湯開湯伝説ではお馴染み
坂上田村麻呂が征伐の際に、当地の鬼「八面大王」を退治した後に疫病が流行
収束させるために満願寺を建立
祈祷している時に疫病に効く温泉が湧出したのが
この温泉の始まりとも伝えられます
中房温泉には旅館部と湯治部に分かれ
それぞれ旅館部は新館、湯治部は本館(旧館)を使用しています
温泉をご紹介する上で分かりやすく
「外湯」「本館(旧館)」「新館」の3つに分けていきます
ちなみにあまりにもお風呂の数が多すぎるので
一泊二日ではなく二泊以上をお勧めします
(ワタシたちは強行軍の一泊でした...汗)
外湯には夜間入浴禁止の場所であったり
時間帯による男女入れ替えがあったりするので
スケジューリングも入念に効率良くお風呂巡りをしましょう☆
中房温泉マップ
(クリックすると大きくなります)
🔳外湯編
外湯には全部で10のお風呂があります
【湯原の湯】
ここは中房温泉唯一の日帰り入浴施設
燕岳登山者が汗を流せるようにと作られたそうです
男女それぞれ二つの露天風呂があり
日によって男女入れ替え制になっています
【根羽の湯】
このお風呂は2015年にオープンした新しい貸切りのお風呂で
宿泊棟から最も遠く駐車場や合戦橋の直ぐ近くにあります
源泉は「湯原の湯」の湯元「妙見の湯」の源泉を使用
新しい杉の木作り感がとても癒し効果があり
居心地よすぎて住みたくなるぅ~(笑)
このお風呂は長野県の支財援事業
「信州の木活用モデル地域支援事業」の支援を受け
根羽村の杉を使ってつくっています
そして車椅子の方でも入浴しやすいように
バリアフリー設計されています☆
【白滝の湯】
外の湯の中で最も遠い露天風呂のひとつ
徒歩10分を要します
本館の裏手に回り、ちょっとした山道を進みます
新緑に包まれた静かなお風呂☆
「白滝の湯」へはサンダル履きではなくスニーカーをお勧めします
夜になると真っ暗で危険なため夕食以降の入浴は不可
山の上に源泉があり、白滝を描きながら岩の斜面を流れてきます
これも自然冷却の空冷式ですね
流れ落ちたお湯はまだまだ熱いので
一度小さな湯だまりに貯められ
そこから小さい湯船、そして大きな湯船へ注がれています
なので一番手前の大きな湯船が適温☆
このような温度調整を見るのも中房温泉の醍醐味♪
木々に囲まれているため薄暗く
一人ではちょっと心細いかな~
でも秋の季節は紅葉がとても綺麗でしょうね☆
素晴らしい露天風呂です
しばしボ~っとしすぎて時間の流れを忘れてしまいすよ♪
【菩薩の湯】
新館より2番目に遠い露天風呂で徒歩5~6分
「白滝の湯」同様、夕食後は暗くなってしまうので危険につき入浴不可☆
なので一泊で中房温泉にお泊まりの方は、チェックイン後
速やかにこの二つの露天風呂を回るといいかもしれませんね
この「菩薩の湯」
湯船を作るためにこの場所を掘ったところ
な、なんと!土中からこの菩薩像が出土したことから
その名が付けられたという
なんとも御利益のありそうな露天風呂
入浴中も菩薩様が優しく見守ってくれていましたよ♪
露天風呂の奥に道路があるせいか葦簀で目隠しされていて
せっかくの景観が、ちょっともったいないかな~って...
ここは大胆に取っ払ってもらいたいですね(笑)
..ってワタシは大丈夫でも
普通の女性は入りずらくなってしまいますね
【根っこ風呂】
中房温泉の敷地内を見渡せる高台に位置する
”混浴”というよりは”お一人様”専用風呂☆
この湯船、思ったよりも深く
ワタシが立つとお腹のあたりまで浸かることができます
簾を上げてしまえば開放感のある根っこ風呂
カップルさんやご夫婦さんであれば
ギリギリ二人で仲良く入ることも可能かな☆
ワタシはカレと入ってみたら勢いよく半分以上のお湯が
ジャッバ~んと溢れてしまいました(笑)
湯船が小さいだけに
常に劣化されていない新鮮なお湯を楽しめます
【プール風呂】
「根っこ風呂」から敷地の斜面を少し降りたところに
この宿の名物風呂があります☆
それはもはや”風呂”ではなく..
「プール」です(笑)
25mのプールでご丁寧にコースロープもあり
3コースに分かれています
♪第2のコ~ス!25m正装自由形~みうたん!
当然このプール風呂を目の前にしたら
まずは泳ぎます☆
最初は平泳ぎですが..後半は”犬かき”☆...自由形ですから♡
少々湯底の”藻”が気になりますが...
特に夏場はお子さん連れにはメチャ楽しめるお風呂ですね
浮き輪を持ってプカプカ浮いているだけで楽しめそう~
このプール風呂☆
あなどるなかれ!ただのプールではありません
中房温泉の中にいくつかある国の「登録有形文化財」なのです!
ええっ~??
その選考理由が知りたいものですが...
楽しめて貴重なお風呂でした☆
【地熱浴場】
プール風呂より斜面を下がった所に
葦簀に囲まれた広いエリアがあります
覗き込んでみると、そこには浴槽はなく
一面にスノコが敷かれていました
ここは「地熱浴場」☆
地熱を利用した岩盤浴です
側にある棚から”ゴザ”と毛布が用意してあり
自分の好きな場所に敷きます
玉川温泉で岩盤浴の魅力にはまったワタシ!
さっそくゴザを敷いてゴロりん♪
あったか~い♡
6月の涼しげな山の空気の中
至福の時間です
夜になると真っ暗な中
ゴザを敷いて仰向けに寝れば
満天の星空を見ながらの岩盤浴
普段では経験できない贅沢な時間が待っています
残念ながらこの日は小雨交じり...
プラネタリウムはお預けでしたが
とても気持ちが良かったです☆
ここはたまに全裸で寝ている殿方もいるようですが
基本は浴衣着用です☆
..といってもワタシも夜は脱いじゃいましたが(笑)
【滝の湯】(貸切)
外湯唯一の貸切風呂で2つの浴室が対照的にあります
2~3人用の小さな湯船には
高い位置にある木筒からお湯がチョロチョロと注がれています
景観は望めませんが
誰にも気兼ねなく外気に触れながらの湯浴みは
とてもリラックスできますよ~
【蒸し風呂】
源泉”蒸し風呂2号”を使用した蒸し風呂☆
扉を開けると小さめの部屋には湯気がモクモク
ワタシ..閉所恐怖症なので(泣)
ちょっと覗いてすぐに出てきちゃいました
【綿の湯】(足湯)
薬師の湯1号・2号・3号混合泉を使用した足湯
不思議なことに足湯の屋根の梁の部分には”男”と”女”の文字が..
ええっ?足湯なのに男女別??
実はこの「綿の湯」はもともと後ろに見えている
「蒸し風呂」の”汗流し浴槽”として男女別の内湯だったものを
2004年に改装し現在の足湯の姿に☆
なるほど~
そんあ昔の名残を見るのも、また楽しいものですね
【月見の湯】
外湯にある露天風呂の一番人気の「月見の湯」
敷地内の一番高い位置にあるお風呂で
「根っこの湯」や「プール風呂」の上にあります
新館からも近い場所にある露天風呂なので
夜間でも使用可能です
但し本館・新館共に23時には施錠されてしまうために
それ以降は入浴できません
何と言っても「月見の湯」の一番のゴールデンタイムは
陽の落ちた夜でしょうね☆
頭上を隔てるものがないので
晴れた日の夜には今にも降ってきそうな
満天の星空を楽しめます
明治・大正の小説家”吉田 絃二郎”は
夫婦でこの中房温泉を訪れた時
妻である明枝さんは中房に輝く満天の星を見つめ
「星ばかり美しき夜となりにけり」と詠んだそうです
(その俳句の碑は焼山に向かう登山道に)
それだけ見事な星空
アルプスの幻想にゆったりと身を預けてみては如何でしょうか
湯船の周りにはたくさんの植物が☆
ツツジの花びらがとても綺麗でした
🔳本館(旧館)編
中房温泉で最も古い湯治部の本館
玄関を開け廊下を進むとギシギシ響く音が
鄙びた雰囲気を更に演出します
本館には3つの湯船があります
【御座の湯】
中房温泉で最も古く歴史ある男女別内湯
かつては松本藩主をはじめ
日本アルプスを世界に紹介したイギリス人宣教師
ウォルターウェンストンが1912年に宿泊した際に
好んで入浴されたといいます
【大湯】
二階建ての男女別の半露天風呂
この二つは混浴でないことと
過密スケジュールだったので
今回はやむなくスルー...
【不老湯】
本館唯一の混浴大浴場でワタシのお気に入りのお風呂のひとつです☆
古い本館から渡り廊下で不老湯の浴室へ
本館とは対照的に、最近改装された新しい浴室内は
とても清潔感があります
存在感のある天井部分の梁はヒバを使用
浴室内のすべての壁は檜という
木のぬくもり、香りが漂う癒しの空間になっています
浴槽はコンクリートで固められ
無造作に大小の岩が配置されています
内湯でありながら一方は半露天のように大きく開かれているので
開放感もたっぷりです
夜になるとランプの灯りのような
優しい白熱球の光が檜の壁を照らし
ずっとこのままお湯に抱かれていたいと思える
居心地の良さがありました
🔳新館編
最後に旅館部である新館をご紹介します☆
新館には浴室が4つ
【家族風呂】【薬師の湯】
小さな湯船の貸切風呂が2種類あります
館内のお風呂は基本的に24時間入れるので
好きな時間にまったりと過ごせそうですね
【大浴場】
さぁ新館の混浴です☆
「大浴場」は男女別の脱衣所から大きな浴室へ入ります
たまに女性も混浴と知らずに無防備に入ってきてびっくり!
何てこともあるみたいです(笑)
この「大浴場」でまず目につくのが
男女それぞれの洗い場のテリトリーを
邪魔するように隔てている木筒の湧出口!
これ、大浴場の天井に使われている梁(おそらくヒバかな?)と同じ
丸太一本をそのまま使っているんですよ☆
勢いよくお湯が出過ぎないように堰き止めてあります
こんなに大きなお湯の湧出される木筒は
”泡の湯”の露天風呂ものにも劣らない存在感☆
大迫力です
この「大浴場」でようやく他の宿泊客の殿方たちとご一緒しました
平日とはいえ、ある程度の宿泊客がいるものの
これだけのお風呂の数だからなのか
混浴でありながら一度も「混浴」していませんでした(笑)
日帰り不可、立ち寄り湯不可
宿泊客だけの中房温泉には
当然女性の裸目的の”ワ◯”さんは生息していません(笑)
皆さん紳士的に、かつ自然に振舞ってくれているので
安心して混浴を楽しむことができるでしょう
【岩風呂】
混浴大浴場で館内唯一の露天風呂である「岩風呂」へは
夜と朝の二回入浴しましたが
朝のチェックアウト前は殿方が5名ほど入られていました
おお~久々の混浴っぽい感じ(笑)
夜の岩風呂は静けさの中での入浴
灯りも必要最小限でした
お気付きですか?
何やら浴槽の中央部に大きな突起物...
ボスキャラでも出てきそうな正体不明の謎の物体...
岩で固められた源泉の湧出口です
てっぺんから93度の単純硫黄泉が湧出し
オブジェの様な岩の伝って浴槽にかけ流されています
これもひとつの空冷式自然冷却装置という訳です
本当に多種多様の冷却システムがあって
見ているだけでも楽しめますね
さすがに殿方が慌ただしくチェックアウト前の
入浴をされている中での正装はご迷惑かなと思い(笑)
珍しくバスタオル巻きで...☆
皆さんが出て行った後
誰もいなくなった「岩風呂」を満喫しました☆
*********
いかがでしたか?
これだけの数のお風呂を、一泊二日で回ったワタシ達..
我ながら凄い...(笑)
それでも湯疲れひとつせず、心身ともにリフレッシュ出来たのも
やはり中房の究極とも言える「湯使い」の賜物かもしれません
ぜひ中房でじっくりとお湯と向き合ってみたい方は
2泊以上の滞在をお勧めします!
これからやってくる秋の中房の紅葉は
きっと人生の記憶に深く刻まれる時間を提供してくれるでしょう♪
今回は長~いレポート
お付き合い下さいまして感謝です
みうたん
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 長野県安曇野市穂高有明7226
【☎︎】 0263-77-1488
【入浴料】 700円(日帰り入浴施設”湯原の湯(男女別)”のみ)
【入浴時間】 日帰り入浴不可(日帰り施設”湯原の湯”は9:30~16:00)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 中房温泉HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #219 中房温泉
長野県安曇野から燕(つばくろ)岳を目指す山中に
信州を代表する秘境の一軒宿があります
その名も超有名な「中房(なかふさ)温泉」
このブログでも、行ってそうで行ってなかった名宿ですね
標高1450mの秘湯の宿は
夏でもエアコン要らずで快適☆
燕岳登山道の入り口として
シーズンには多くの登山客で賑わいます
この宿の魅力の一つが
何と言っても「混浴のデパート」と形容されるほどの
バラエティーに富んだお風呂
その数はなんと17☆
それだけの数の湯船に注がれる豊富な源泉の湯口は36箇所と
一宿では日本一の所有数を誇ります
更に数ある源泉の湧出口の多くを
敷地内の散歩道脇で実際に間近で見る事ができます
源泉温度は非常に高く90度以上
それでも「加水・加温」は一切なしの源泉掛け流し100%
様々な工夫を凝らした空冷式・水冷式という自然冷却装置により
温泉成分が薄められることなく湯船に注がれます
散歩道のすぐ傍にある空冷式冷却装置☆
実際に見ることが出来るから信用度満点(笑)
中房温泉にはたくさんの外湯があり
しかも結構な山の中を歩くところも...
(ものの10分くらいですが..笑)
でもそれは”ロケーションがいいから”という単純な理由ではなく
出来る限り源泉湧出口に近い場所に湯船を作る事で
お湯の劣化を防いでいるのです
ただ広いだけの露天風呂や湯船の数をただ単に増やす事で
集客をする温泉施設と違い
まさに「湯使い」の優れた温泉宿なのです
なので温泉ファンにとっては「温泉・混浴のデパート」
彦摩呂的に言えば「混浴の宝石箱や~」(笑)
って感じです☆
それでは中房温泉を紹介していきましょう☆
中房温泉の始まりは1821年江戸時代末期
この地に百瀬茂八郎により開かれた明晩鉱山
その際に湧出する温泉を利用し湯治場を設置しました
更に古くには
東日本の名湯開湯伝説ではお馴染み
坂上田村麻呂が征伐の際に、当地の鬼「八面大王」を退治した後に疫病が流行
収束させるために満願寺を建立
祈祷している時に疫病に効く温泉が湧出したのが
この温泉の始まりとも伝えられます
中房温泉には旅館部と湯治部に分かれ
それぞれ旅館部は新館、湯治部は本館(旧館)を使用しています
温泉をご紹介する上で分かりやすく
「外湯」「本館(旧館)」「新館」の3つに分けていきます
ちなみにあまりにもお風呂の数が多すぎるので
一泊二日ではなく二泊以上をお勧めします
(ワタシたちは強行軍の一泊でした...汗)
外湯には夜間入浴禁止の場所であったり
時間帯による男女入れ替えがあったりするので
スケジューリングも入念に効率良くお風呂巡りをしましょう☆
中房温泉マップ
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🔳外湯編
外湯には全部で10のお風呂があります
【湯原の湯】
ここは中房温泉唯一の日帰り入浴施設
燕岳登山者が汗を流せるようにと作られたそうです
男女それぞれ二つの露天風呂があり
日によって男女入れ替え制になっています
【根羽の湯】
このお風呂は2015年にオープンした新しい貸切りのお風呂で
宿泊棟から最も遠く駐車場や合戦橋の直ぐ近くにあります
源泉は「湯原の湯」の湯元「妙見の湯」の源泉を使用
新しい杉の木作り感がとても癒し効果があり
居心地よすぎて住みたくなるぅ~(笑)
このお風呂は長野県の支財援事業
「信州の木活用モデル地域支援事業」の支援を受け
根羽村の杉を使ってつくっています
そして車椅子の方でも入浴しやすいように
バリアフリー設計されています☆
【白滝の湯】
外の湯の中で最も遠い露天風呂のひとつ
徒歩10分を要します
本館の裏手に回り、ちょっとした山道を進みます
新緑に包まれた静かなお風呂☆
「白滝の湯」へはサンダル履きではなくスニーカーをお勧めします
夜になると真っ暗で危険なため夕食以降の入浴は不可
山の上に源泉があり、白滝を描きながら岩の斜面を流れてきます
これも自然冷却の空冷式ですね
流れ落ちたお湯はまだまだ熱いので
一度小さな湯だまりに貯められ
そこから小さい湯船、そして大きな湯船へ注がれています
なので一番手前の大きな湯船が適温☆
このような温度調整を見るのも中房温泉の醍醐味♪
木々に囲まれているため薄暗く
一人ではちょっと心細いかな~
でも秋の季節は紅葉がとても綺麗でしょうね☆
素晴らしい露天風呂です
しばしボ~っとしすぎて時間の流れを忘れてしまいすよ♪
【菩薩の湯】
新館より2番目に遠い露天風呂で徒歩5~6分
「白滝の湯」同様、夕食後は暗くなってしまうので危険につき入浴不可☆
なので一泊で中房温泉にお泊まりの方は、チェックイン後
速やかにこの二つの露天風呂を回るといいかもしれませんね
この「菩薩の湯」
湯船を作るためにこの場所を掘ったところ
な、なんと!土中からこの菩薩像が出土したことから
その名が付けられたという
なんとも御利益のありそうな露天風呂
入浴中も菩薩様が優しく見守ってくれていましたよ♪
露天風呂の奥に道路があるせいか葦簀で目隠しされていて
せっかくの景観が、ちょっともったいないかな~って...
ここは大胆に取っ払ってもらいたいですね(笑)
..ってワタシは大丈夫でも
普通の女性は入りずらくなってしまいますね
【根っこ風呂】
中房温泉の敷地内を見渡せる高台に位置する
”混浴”というよりは”お一人様”専用風呂☆
この湯船、思ったよりも深く
ワタシが立つとお腹のあたりまで浸かることができます
簾を上げてしまえば開放感のある根っこ風呂
カップルさんやご夫婦さんであれば
ギリギリ二人で仲良く入ることも可能かな☆
ワタシはカレと入ってみたら勢いよく半分以上のお湯が
ジャッバ~んと溢れてしまいました(笑)
湯船が小さいだけに
常に劣化されていない新鮮なお湯を楽しめます
【プール風呂】
「根っこ風呂」から敷地の斜面を少し降りたところに
この宿の名物風呂があります☆
それはもはや”風呂”ではなく..
「プール」です(笑)
25mのプールでご丁寧にコースロープもあり
3コースに分かれています
♪第2のコ~ス!25m正装自由形~みうたん!
当然このプール風呂を目の前にしたら
まずは泳ぎます☆
最初は平泳ぎですが..後半は”犬かき”☆...自由形ですから♡
少々湯底の”藻”が気になりますが...
特に夏場はお子さん連れにはメチャ楽しめるお風呂ですね
浮き輪を持ってプカプカ浮いているだけで楽しめそう~
このプール風呂☆
あなどるなかれ!ただのプールではありません
中房温泉の中にいくつかある国の「登録有形文化財」なのです!
ええっ~??
その選考理由が知りたいものですが...
楽しめて貴重なお風呂でした☆
【地熱浴場】
プール風呂より斜面を下がった所に
葦簀に囲まれた広いエリアがあります
覗き込んでみると、そこには浴槽はなく
一面にスノコが敷かれていました
ここは「地熱浴場」☆
地熱を利用した岩盤浴です
側にある棚から”ゴザ”と毛布が用意してあり
自分の好きな場所に敷きます
玉川温泉で岩盤浴の魅力にはまったワタシ!
さっそくゴザを敷いてゴロりん♪
あったか~い♡
6月の涼しげな山の空気の中
至福の時間です
夜になると真っ暗な中
ゴザを敷いて仰向けに寝れば
満天の星空を見ながらの岩盤浴
普段では経験できない贅沢な時間が待っています
残念ながらこの日は小雨交じり...
プラネタリウムはお預けでしたが
とても気持ちが良かったです☆
ここはたまに全裸で寝ている殿方もいるようですが
基本は浴衣着用です☆
..といってもワタシも夜は脱いじゃいましたが(笑)
【滝の湯】(貸切)
外湯唯一の貸切風呂で2つの浴室が対照的にあります
2~3人用の小さな湯船には
高い位置にある木筒からお湯がチョロチョロと注がれています
景観は望めませんが
誰にも気兼ねなく外気に触れながらの湯浴みは
とてもリラックスできますよ~
【蒸し風呂】
源泉”蒸し風呂2号”を使用した蒸し風呂☆
扉を開けると小さめの部屋には湯気がモクモク
ワタシ..閉所恐怖症なので(泣)
ちょっと覗いてすぐに出てきちゃいました
【綿の湯】(足湯)
薬師の湯1号・2号・3号混合泉を使用した足湯
不思議なことに足湯の屋根の梁の部分には”男”と”女”の文字が..
ええっ?足湯なのに男女別??
実はこの「綿の湯」はもともと後ろに見えている
「蒸し風呂」の”汗流し浴槽”として男女別の内湯だったものを
2004年に改装し現在の足湯の姿に☆
なるほど~
そんあ昔の名残を見るのも、また楽しいものですね
【月見の湯】
外湯にある露天風呂の一番人気の「月見の湯」
敷地内の一番高い位置にあるお風呂で
「根っこの湯」や「プール風呂」の上にあります
新館からも近い場所にある露天風呂なので
夜間でも使用可能です
但し本館・新館共に23時には施錠されてしまうために
それ以降は入浴できません
何と言っても「月見の湯」の一番のゴールデンタイムは
陽の落ちた夜でしょうね☆
頭上を隔てるものがないので
晴れた日の夜には今にも降ってきそうな
満天の星空を楽しめます
明治・大正の小説家”吉田 絃二郎”は
夫婦でこの中房温泉を訪れた時
妻である明枝さんは中房に輝く満天の星を見つめ
「星ばかり美しき夜となりにけり」と詠んだそうです
(その俳句の碑は焼山に向かう登山道に)
それだけ見事な星空
アルプスの幻想にゆったりと身を預けてみては如何でしょうか
湯船の周りにはたくさんの植物が☆
ツツジの花びらがとても綺麗でした
🔳本館(旧館)編
中房温泉で最も古い湯治部の本館
玄関を開け廊下を進むとギシギシ響く音が
鄙びた雰囲気を更に演出します
本館には3つの湯船があります
【御座の湯】
中房温泉で最も古く歴史ある男女別内湯
かつては松本藩主をはじめ
日本アルプスを世界に紹介したイギリス人宣教師
ウォルターウェンストンが1912年に宿泊した際に
好んで入浴されたといいます
【大湯】
二階建ての男女別の半露天風呂
この二つは混浴でないことと
過密スケジュールだったので
今回はやむなくスルー...
【不老湯】
本館唯一の混浴大浴場でワタシのお気に入りのお風呂のひとつです☆
古い本館から渡り廊下で不老湯の浴室へ
本館とは対照的に、最近改装された新しい浴室内は
とても清潔感があります
存在感のある天井部分の梁はヒバを使用
浴室内のすべての壁は檜という
木のぬくもり、香りが漂う癒しの空間になっています
浴槽はコンクリートで固められ
無造作に大小の岩が配置されています
内湯でありながら一方は半露天のように大きく開かれているので
開放感もたっぷりです
夜になるとランプの灯りのような
優しい白熱球の光が檜の壁を照らし
ずっとこのままお湯に抱かれていたいと思える
居心地の良さがありました
🔳新館編
最後に旅館部である新館をご紹介します☆
新館には浴室が4つ
【家族風呂】【薬師の湯】
小さな湯船の貸切風呂が2種類あります
館内のお風呂は基本的に24時間入れるので
好きな時間にまったりと過ごせそうですね
【大浴場】
さぁ新館の混浴です☆
「大浴場」は男女別の脱衣所から大きな浴室へ入ります
たまに女性も混浴と知らずに無防備に入ってきてびっくり!
何てこともあるみたいです(笑)
この「大浴場」でまず目につくのが
男女それぞれの洗い場のテリトリーを
邪魔するように隔てている木筒の湧出口!
これ、大浴場の天井に使われている梁(おそらくヒバかな?)と同じ
丸太一本をそのまま使っているんですよ☆
勢いよくお湯が出過ぎないように堰き止めてあります
こんなに大きなお湯の湧出される木筒は
”泡の湯”の露天風呂ものにも劣らない存在感☆
大迫力です
この「大浴場」でようやく他の宿泊客の殿方たちとご一緒しました
平日とはいえ、ある程度の宿泊客がいるものの
これだけのお風呂の数だからなのか
混浴でありながら一度も「混浴」していませんでした(笑)
日帰り不可、立ち寄り湯不可
宿泊客だけの中房温泉には
当然女性の裸目的の”ワ◯”さんは生息していません(笑)
皆さん紳士的に、かつ自然に振舞ってくれているので
安心して混浴を楽しむことができるでしょう
【岩風呂】
混浴大浴場で館内唯一の露天風呂である「岩風呂」へは
夜と朝の二回入浴しましたが
朝のチェックアウト前は殿方が5名ほど入られていました
おお~久々の混浴っぽい感じ(笑)
夜の岩風呂は静けさの中での入浴
灯りも必要最小限でした
お気付きですか?
何やら浴槽の中央部に大きな突起物...
ボスキャラでも出てきそうな正体不明の謎の物体...
岩で固められた源泉の湧出口です
てっぺんから93度の単純硫黄泉が湧出し
オブジェの様な岩の伝って浴槽にかけ流されています
これもひとつの空冷式自然冷却装置という訳です
本当に多種多様の冷却システムがあって
見ているだけでも楽しめますね
さすがに殿方が慌ただしくチェックアウト前の
入浴をされている中での正装はご迷惑かなと思い(笑)
珍しくバスタオル巻きで...☆
皆さんが出て行った後
誰もいなくなった「岩風呂」を満喫しました☆
*********
いかがでしたか?
これだけの数のお風呂を、一泊二日で回ったワタシ達..
我ながら凄い...(笑)
それでも湯疲れひとつせず、心身ともにリフレッシュ出来たのも
やはり中房の究極とも言える「湯使い」の賜物かもしれません
ぜひ中房でじっくりとお湯と向き合ってみたい方は
2泊以上の滞在をお勧めします!
これからやってくる秋の中房の紅葉は
きっと人生の記憶に深く刻まれる時間を提供してくれるでしょう♪
今回は長~いレポート
お付き合い下さいまして感謝です
みうたん
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 長野県安曇野市穂高有明7226
【☎︎】 0263-77-1488
【入浴料】 700円(日帰り入浴施設”湯原の湯(男女別)”のみ)
【入浴時間】 日帰り入浴不可(日帰り施設”湯原の湯”は9:30~16:00)
【定休日】 不定休(要確認)
【HP】 中房温泉HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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2016.08.03
湯治場はもうひとつの我が家
湯治場はもうひとつの我が家
logbook #218 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 まるみや旅館
温泉といえば、いまの若い世代のワタシ達にとって
”観光”や”レジャー”的な要素が強いのですが
そもそも日本の歴史において温泉とは”湯治”や”療養”のための役割を持って
長い歴史を歩んできたといえるでしょう
今では時代の波に押され、多くの温泉地が観光化していく中で
脈々と湯治の歴史を今に伝える温泉地のひとつが
鳴子温泉郷にある東鳴子温泉です☆
すぐ隣にある鳴子温泉には大型観光ホテルが並ぶのに対し
東鳴子の300m程のメインストリートに
自炊旅館や食堂、お土産屋さんなど
対照的な昭和テイスト情緒たっぷりの雰囲気が味わう事ができます
歴史的背景やその役割を見ても
鳴子温泉と東鳴子温泉のコントラストは明確で
鳴子温泉はもともと農業従事者の閑散期の湯治場であったのに対し
東鳴子は漁業従事者の湯治場として賑わってきました
主に岩手から宮城・福島の漁師さんが中心で
エリア的に全ての宿で多かったのが石巻、塩釜、気仙沼、
唐桑、女川、南三陸、東松島
更に各宿ごとに自然と分担が決まっているのも面白いところ
例えば初音旅館では亘理や山元町などの漁師さん
大沼旅館では相馬周辺の人たちとそれぞれ宿ごとに分かれていたそうです
農業と違い海の海産物によって、それぞれOFFシーズンが異なることから
一年を通して湯治客で賑わいを見せてきたといいます
独特の色を持つ東鳴子温泉の中に
全国の自炊宿ファンから強い支持を受け、マニアが通う自炊宿があります
東鳴子温泉 「自炊の宿 まるみや旅館」☆
メインストリートより山手の方に一本入った裏の路地に建つ
木造二階建ての横に長い旅館です
ワタシ達もほとんどが観光的な旅館やホテルに泊まることが多いので
今回のまるみや旅館が、実は初めての自炊宿宿泊になります
ここは残念ながら”立ち寄り湯”不可
それも療養のために長期滞在するお客さんへの配慮と考えれば納得ですね
館内には普段見かけることのない自炊場や共同の洗面所など
ワタシ達にとっては新鮮に映るものばかり
部屋にも簡単なシンクとガス台、食器などが用意され
布団もセルフというシステム(自炊宿ではスタンダードなのでしょうね)
何より嬉しいのがチェックイン10:00!
ゆったりと過ごせるのが嬉しい☆
湯治療養はもちろん、鳴子温泉観光や湯めぐりの拠点にもお勧めの宿です
その名宿にこの人あり..!と温泉通の中ではとても有名なのが
まるみや旅館4代目のご主人”きくちゃん”
前評判通り(ネット情報 笑)とても話し好きで笑顔が素敵なきくちゃん
それでいて深く入りすぎず、あくまでも湯治療養しやすい環境作りをされている印象でした
ワタシ達も色々と大変お世話になっている大切な友人です
~男女別浴室 "まるみやの湯”~
まるみや旅館の通を唸らせるお湯のひとつが
この男女別浴室の通称”まるみやの湯”
自家源泉まるみや1号、2号使用
冬場は東鳴子の赤湯共有源泉も流し込み温度調整を行っています
独特の緑がかった濁り湯で、湯底に溜まった温泉成分が
味噌汁の様に攪拌されることから通称「味噌汁の湯」として知られています
こちらのお湯は適温でとても肌にしっくりと馴染み
なるほど評価の高さが伺えます
いつまでもお湯に抱かれていたい
そんな幸福感に包まれますよ
まるみや旅館のもうひとつの浴室が「混浴大浴場」
”まるみやの湯”の浴槽よりも大きな浴槽は
6~7人入浴可能な大きさ☆
こちらは東鳴子の共有源泉赤湯を使用
温度は...東鳴子特有の激アツ!
足を入れただけで熱湯が苦手なワタシには強敵...
といっても大抵はお湯の表面が熱く、湯底は適温の場合が多いです
こんな時は、焦らず慌てず☆
廊下に出て、きくちゃんの名を呼べば
正義のヒーローの如く
特製の湯かき棒を片手に素早く駆けつけてくれます(笑)
そして月光仮面のおじさんの如く
「ごゆっくり~」と去っていきます
今度はぜひ混浴しましょうね~
浴室内の壁のデザインや床のタイルなど
なかなかの昭和レトロなセンスが漂います
現在で4代目となる「まるみや旅館」
創業は大正元年 初代湯守 菊地宮乃さんが宿の経営をスタート
名前の”宮”を丸で囲んで、宿名を「丸宮旅館」に
昭和42年の湯治棟の改修の際に有限会社設立
現在の「(有)まるみや旅館」(屋号 元湯自炊まるみや旅館)となり現在に至ります
この混浴大浴場、改装前はひょうたん型のひと回り小さな湯船で
名称も「ネオンの湯」と呼ばれていました
名の通りネオン照明に照らされた浴室は
さぞかし雰囲気抜群だったでしょうね
そして当時の最大の特徴は、なんと!周囲に細長い水槽をめぐらせ
金魚を泳がせていたそうです
アクアリウム!
なんて斬新なアイデア☆
今では昭和レトロのこの宿も、当時は最先端だったのかも(笑)
良き昭和の和やかな時代
時には100名ほどの湯治客で賑わっていたと言います
自炊湯治宿という事もあり
もちろん宴会などは基本的にない療養目的の宿ですが
そこは「まるみや旅館」の心意気
湯治客によって”勝手に”浴室前の広い廊下をが即席の宴会場に早変わり
様々な衣装に身を包み、そえぞれの十八番をお披露目するという
立派な演芸ショーが開かれる事もしばしばだったそうです
当時の楽しそうなお客さんたちの顔が目に浮かびますね
これもひとつの大切な療養だったのかもしれません♪
そんな和やかな空気の流れる東鳴子
昭和の終わりの大型ホテル建設の波にもほとんど翻弄されず
独自の文化を守り続けてきました
しかしすべてを変えてしまったのは
2011年に東北を突如襲った東日本大震災
鳴子地区も被害を受けましたが
何より大きな被害を受けたのは、常連客の多くがいる三陸の漁師さんたち
あの日を境に連絡が全く取れなくなってしまった人
毎日を過ごすのに精一杯で湯治に来れなくなってしまった人
その他の不評被害により、一気に客足が減ったと言います
「あの頃はいい時代だったな~」と
廊下に飾られた昔の写真を眺めながら話してくれました
その後、追い討ちをかけるように
お父さんが倒れ、最愛の奥様が他界されるなど
大変な数年間だったそうです
現在は寝たきりのお父さんの看病と中学に通う三男さんを見ながら
たったひとりで宿を切り盛りする毎日
相当な苦労だと思います
それでもきくちゃんはいつも笑顔でワタシたちを迎えてくれます
「おたくのお湯があるから
一年中こうして仕事ができるんだよ!」とか
「ほら!こんなに腕が上がるようになったよ~
このお湯のおかげ!」という
湯治客の声を聞くたびに力になるそうです
きくちゃんはおっしゃいました
「湯治場はもう一つの我が家です」☆
自宅や実家、別荘などの他に
もう一つ「ただいま!」って帰れる我が家があったら
人生豊かになる
今、僅かに残る湯治宿には
それが出来る可能性があると思いますと
混浴も自炊も真に必要なものは
必ず時代が拾い上げてくれる
そう信じていると話してくれました
ぜひ皆さんも
一度「まるみや旅館」に足を運んでゆったりとした時間を過ごしてみてください
もうひとつの我が家を持つ
これが本当の贅沢かもしれません
きっといつでもきくちゃんが
「おかえり~」と待っていてくれるはずです
あ!ちなみに
名称のなかった混浴大浴場は本日より名称が決まったそうです
「みうの湯」に決定だそうですよ(笑)
きくちゃん、本当にいいんですね~発表しちゃいましたよ☆
~まるみや旅館 みうの湯~
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【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯33-2
【☎︎】 0229-83-3139(留守番電話)
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【入浴時間】
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温泉といえば、いまの若い世代のワタシ達にとって
”観光”や”レジャー”的な要素が強いのですが
そもそも日本の歴史において温泉とは”湯治”や”療養”のための役割を持って
長い歴史を歩んできたといえるでしょう
今では時代の波に押され、多くの温泉地が観光化していく中で
脈々と湯治の歴史を今に伝える温泉地のひとつが
鳴子温泉郷にある東鳴子温泉です☆
すぐ隣にある鳴子温泉には大型観光ホテルが並ぶのに対し
東鳴子の300m程のメインストリートに
自炊旅館や食堂、お土産屋さんなど
対照的な昭和テイスト情緒たっぷりの雰囲気が味わう事ができます
歴史的背景やその役割を見ても
鳴子温泉と東鳴子温泉のコントラストは明確で
鳴子温泉はもともと農業従事者の閑散期の湯治場であったのに対し
東鳴子は漁業従事者の湯治場として賑わってきました
主に岩手から宮城・福島の漁師さんが中心で
エリア的に全ての宿で多かったのが石巻、塩釜、気仙沼、
唐桑、女川、南三陸、東松島
更に各宿ごとに自然と分担が決まっているのも面白いところ
例えば初音旅館では亘理や山元町などの漁師さん
大沼旅館では相馬周辺の人たちとそれぞれ宿ごとに分かれていたそうです
農業と違い海の海産物によって、それぞれOFFシーズンが異なることから
一年を通して湯治客で賑わいを見せてきたといいます
独特の色を持つ東鳴子温泉の中に
全国の自炊宿ファンから強い支持を受け、マニアが通う自炊宿があります
東鳴子温泉 「自炊の宿 まるみや旅館」☆
メインストリートより山手の方に一本入った裏の路地に建つ
木造二階建ての横に長い旅館です
ワタシ達もほとんどが観光的な旅館やホテルに泊まることが多いので
今回のまるみや旅館が、実は初めての自炊宿宿泊になります
ここは残念ながら”立ち寄り湯”不可
それも療養のために長期滞在するお客さんへの配慮と考えれば納得ですね
館内には普段見かけることのない自炊場や共同の洗面所など
ワタシ達にとっては新鮮に映るものばかり
部屋にも簡単なシンクとガス台、食器などが用意され
布団もセルフというシステム(自炊宿ではスタンダードなのでしょうね)
何より嬉しいのがチェックイン10:00!
ゆったりと過ごせるのが嬉しい☆
湯治療養はもちろん、鳴子温泉観光や湯めぐりの拠点にもお勧めの宿です
その名宿にこの人あり..!と温泉通の中ではとても有名なのが
まるみや旅館4代目のご主人”きくちゃん”
前評判通り(ネット情報 笑)とても話し好きで笑顔が素敵なきくちゃん
それでいて深く入りすぎず、あくまでも湯治療養しやすい環境作りをされている印象でした
ワタシ達も色々と大変お世話になっている大切な友人です
~男女別浴室 "まるみやの湯”~
まるみや旅館の通を唸らせるお湯のひとつが
この男女別浴室の通称”まるみやの湯”
自家源泉まるみや1号、2号使用
冬場は東鳴子の赤湯共有源泉も流し込み温度調整を行っています
独特の緑がかった濁り湯で、湯底に溜まった温泉成分が
味噌汁の様に攪拌されることから通称「味噌汁の湯」として知られています
こちらのお湯は適温でとても肌にしっくりと馴染み
なるほど評価の高さが伺えます
いつまでもお湯に抱かれていたい
そんな幸福感に包まれますよ
まるみや旅館のもうひとつの浴室が「混浴大浴場」
”まるみやの湯”の浴槽よりも大きな浴槽は
6~7人入浴可能な大きさ☆
こちらは東鳴子の共有源泉赤湯を使用
温度は...東鳴子特有の激アツ!
足を入れただけで熱湯が苦手なワタシには強敵...
といっても大抵はお湯の表面が熱く、湯底は適温の場合が多いです
こんな時は、焦らず慌てず☆
廊下に出て、きくちゃんの名を呼べば
正義のヒーローの如く
特製の湯かき棒を片手に素早く駆けつけてくれます(笑)
そして月光仮面のおじさんの如く
「ごゆっくり~」と去っていきます
今度はぜひ混浴しましょうね~
浴室内の壁のデザインや床のタイルなど
なかなかの昭和レトロなセンスが漂います
現在で4代目となる「まるみや旅館」
創業は大正元年 初代湯守 菊地宮乃さんが宿の経営をスタート
名前の”宮”を丸で囲んで、宿名を「丸宮旅館」に
昭和42年の湯治棟の改修の際に有限会社設立
現在の「(有)まるみや旅館」(屋号 元湯自炊まるみや旅館)となり現在に至ります
この混浴大浴場、改装前はひょうたん型のひと回り小さな湯船で
名称も「ネオンの湯」と呼ばれていました
名の通りネオン照明に照らされた浴室は
さぞかし雰囲気抜群だったでしょうね
そして当時の最大の特徴は、なんと!周囲に細長い水槽をめぐらせ
金魚を泳がせていたそうです
アクアリウム!
なんて斬新なアイデア☆
今では昭和レトロのこの宿も、当時は最先端だったのかも(笑)
良き昭和の和やかな時代
時には100名ほどの湯治客で賑わっていたと言います
自炊湯治宿という事もあり
もちろん宴会などは基本的にない療養目的の宿ですが
そこは「まるみや旅館」の心意気
湯治客によって”勝手に”浴室前の広い廊下をが即席の宴会場に早変わり
様々な衣装に身を包み、そえぞれの十八番をお披露目するという
立派な演芸ショーが開かれる事もしばしばだったそうです
当時の楽しそうなお客さんたちの顔が目に浮かびますね
これもひとつの大切な療養だったのかもしれません♪
そんな和やかな空気の流れる東鳴子
昭和の終わりの大型ホテル建設の波にもほとんど翻弄されず
独自の文化を守り続けてきました
しかしすべてを変えてしまったのは
2011年に東北を突如襲った東日本大震災
鳴子地区も被害を受けましたが
何より大きな被害を受けたのは、常連客の多くがいる三陸の漁師さんたち
あの日を境に連絡が全く取れなくなってしまった人
毎日を過ごすのに精一杯で湯治に来れなくなってしまった人
その他の不評被害により、一気に客足が減ったと言います
「あの頃はいい時代だったな~」と
廊下に飾られた昔の写真を眺めながら話してくれました
その後、追い討ちをかけるように
お父さんが倒れ、最愛の奥様が他界されるなど
大変な数年間だったそうです
現在は寝たきりのお父さんの看病と中学に通う三男さんを見ながら
たったひとりで宿を切り盛りする毎日
相当な苦労だと思います
それでもきくちゃんはいつも笑顔でワタシたちを迎えてくれます
「おたくのお湯があるから
一年中こうして仕事ができるんだよ!」とか
「ほら!こんなに腕が上がるようになったよ~
このお湯のおかげ!」という
湯治客の声を聞くたびに力になるそうです
きくちゃんはおっしゃいました
「湯治場はもう一つの我が家です」☆
自宅や実家、別荘などの他に
もう一つ「ただいま!」って帰れる我が家があったら
人生豊かになる
今、僅かに残る湯治宿には
それが出来る可能性があると思いますと
混浴も自炊も真に必要なものは
必ず時代が拾い上げてくれる
そう信じていると話してくれました
ぜひ皆さんも
一度「まるみや旅館」に足を運んでゆったりとした時間を過ごしてみてください
もうひとつの我が家を持つ
これが本当の贅沢かもしれません
きっといつでもきくちゃんが
「おかえり~」と待っていてくれるはずです
あ!ちなみに
名称のなかった混浴大浴場は本日より名称が決まったそうです
「みうの湯」に決定だそうですよ(笑)
きくちゃん、本当にいいんですね~発表しちゃいましたよ☆
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2016.07.20
ヒーリングアートのお湯♪
ヒーリングアートのお湯♪
logbook #217 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 大沼旅館
昔ながらの湯治宿が軒を連ねる静かな鄙びた温泉街に
異色とも言える現代風テイストを取り入れた温泉旅館があります
東鳴子温泉「大沼旅館」
普通は黒川温泉に代表されるように温泉地自体が
現代風のテイストを取り入れ集客を見込むことが多く
その波の中で昔ながらの湯治宿は
ひっそりと息を潜むようにしているのが常ですが
ここ東鳴子では全く逆(笑)
未だに時代が止まってしまったかのような雰囲気漂う
昔ながらの湯治宿や商店が軒を連ねる温泉街に
ここ大沼旅館だけが(ニューあらおも)鉄筋4階建てという
かなり”浮いた”存在になっています
東鳴子の共有源泉と自家源泉の2つを持ち
館内6つのお風呂と裏山にある庭園露天風呂の7つのお風呂を楽しめます
自家源泉使用の「灯りの湯・陽の湯・陰の湯」は
それぞれ貸切風呂で宿泊者専用
裏山にある庭園露天風呂「母里(もり)の湯」は共有源泉を使った宿泊者専用
なので今回はスルー!
自家源泉と共有源泉を使用する女性専用浴室「天女の湯」
変わり種の「ふかし風呂」は浴室にマットが敷いてあり
いわゆるサウナのようなタイプのお風呂
そしてメインの混浴大浴場「薬師千人風呂」と湯めぐりできるラインナップ
今回は立ち寄りでの訪問だったので
混浴の「薬師千人風呂」を堪能しました
名前通り1000人の入浴は不可能ですが(笑)
東鳴子温泉の中では相当広い湯船
他の宿でも使用されている共有源泉ですが
場所によって微妙に色や匂いが変化するのがおもしろいですね
ここでは緑がかった緑茶のような色
湯温も適温でとても入りやすかったです
湯底中央にある穴から
掛け流しの源泉が自噴されているので
新鮮なお湯を楽しむことができます
この薬師千人風呂の大きな特徴のひとつが
ご覧のように浴室の壁に描かれた仏画☆
今までの仏画といえば妙に怖かったり
不気味だったりという印象が強いのですが
ここに描かれている仏画は、とても優しく穏やかな顔をしています
なるほど、聞けば女性画家の作品だそうで
高橋典子さんという仏画を専門とするアーチストが
1996年に半年間をかけて描きあげた大作☆
浴室の壁全面に描かれているので
浴室内を、あたかも美術館で絵を鑑賞するかのように
正装でゆっくり見て回りました
その天女達の表情はとても優しさで溢れていました
”ヒーリングアート”ってみなさん知ってますか?
病院や施設などで用いられる療法のひとつで
絵画を見ることによって心が癒され
人間が本来持ち合わせている治癒能力を高める効果のある治療法です
この薬師千人風呂の壁画も
温泉の効能をより高めてくれる事間違いなしですね
ちなみに現在のご主人の奥様は作曲家で
あの坂本龍一さんを人脈に持つ
業界では有名な方なんだそうです☆
東鳴子のテーマ曲も手がけているんですって!
(そんなものがあるなんて!)
昔ながらの鄙びた閉鎖的なイメージが強い東鳴子ですが
実は過去に大きなアートイベントなどが行われていたんですよ~
「GOTENGOTENアート湯治祭」といって
2005年~2008年に開かれたもので
駅コンサート(クラッシックからポップスまで)
映画祭、田んぼ湯治、作品の町内展示など
東鳴子温泉観光協会が町をあげて行ったイベントで
その発起人の一人がここ大沼旅館の現在のご主人で
奥様の人脈をいかんなく発揮したという事です
いわゆる町おこしのひとつとしてのイベントでしたが
ただ単に有名な観光地を目指すという流れではなく
あくまでもイベントを通して、多くの人たちに
古き良き”湯治”の世界の良さを広めるために尽力されたのでしょう
「温故知新」
ただ単に世の中の流れに身を任せ
新し物を追うだけではなく
古きを重んじて、その良さを啓蒙していく事
そこに一石を投じた大沼旅館のご主人に敬意を表したいですね
昭和テイスト満載のこの温泉地で見つけた
素晴らしい宿でした
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34
【☎︎】 0229-83-3052
【入浴料】 500円
【入浴時間】 11:00~14:00
【定休日】 なし
【HP】 大沼旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
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logbook #217 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 大沼旅館
昔ながらの湯治宿が軒を連ねる静かな鄙びた温泉街に
異色とも言える現代風テイストを取り入れた温泉旅館があります
東鳴子温泉「大沼旅館」
普通は黒川温泉に代表されるように温泉地自体が
現代風のテイストを取り入れ集客を見込むことが多く
その波の中で昔ながらの湯治宿は
ひっそりと息を潜むようにしているのが常ですが
ここ東鳴子では全く逆(笑)
未だに時代が止まってしまったかのような雰囲気漂う
昔ながらの湯治宿や商店が軒を連ねる温泉街に
ここ大沼旅館だけが(ニューあらおも)鉄筋4階建てという
かなり”浮いた”存在になっています
東鳴子の共有源泉と自家源泉の2つを持ち
館内6つのお風呂と裏山にある庭園露天風呂の7つのお風呂を楽しめます
自家源泉使用の「灯りの湯・陽の湯・陰の湯」は
それぞれ貸切風呂で宿泊者専用
裏山にある庭園露天風呂「母里(もり)の湯」は共有源泉を使った宿泊者専用
なので今回はスルー!
自家源泉と共有源泉を使用する女性専用浴室「天女の湯」
変わり種の「ふかし風呂」は浴室にマットが敷いてあり
いわゆるサウナのようなタイプのお風呂
そしてメインの混浴大浴場「薬師千人風呂」と湯めぐりできるラインナップ
今回は立ち寄りでの訪問だったので
混浴の「薬師千人風呂」を堪能しました
名前通り1000人の入浴は不可能ですが(笑)
東鳴子温泉の中では相当広い湯船
他の宿でも使用されている共有源泉ですが
場所によって微妙に色や匂いが変化するのがおもしろいですね
ここでは緑がかった緑茶のような色
湯温も適温でとても入りやすかったです
湯底中央にある穴から
掛け流しの源泉が自噴されているので
新鮮なお湯を楽しむことができます
この薬師千人風呂の大きな特徴のひとつが
ご覧のように浴室の壁に描かれた仏画☆
今までの仏画といえば妙に怖かったり
不気味だったりという印象が強いのですが
ここに描かれている仏画は、とても優しく穏やかな顔をしています
なるほど、聞けば女性画家の作品だそうで
高橋典子さんという仏画を専門とするアーチストが
1996年に半年間をかけて描きあげた大作☆
浴室の壁全面に描かれているので
浴室内を、あたかも美術館で絵を鑑賞するかのように
正装でゆっくり見て回りました
その天女達の表情はとても優しさで溢れていました
”ヒーリングアート”ってみなさん知ってますか?
病院や施設などで用いられる療法のひとつで
絵画を見ることによって心が癒され
人間が本来持ち合わせている治癒能力を高める効果のある治療法です
この薬師千人風呂の壁画も
温泉の効能をより高めてくれる事間違いなしですね
ちなみに現在のご主人の奥様は作曲家で
あの坂本龍一さんを人脈に持つ
業界では有名な方なんだそうです☆
東鳴子のテーマ曲も手がけているんですって!
(そんなものがあるなんて!)
昔ながらの鄙びた閉鎖的なイメージが強い東鳴子ですが
実は過去に大きなアートイベントなどが行われていたんですよ~
「GOTENGOTENアート湯治祭」といって
2005年~2008年に開かれたもので
駅コンサート(クラッシックからポップスまで)
映画祭、田んぼ湯治、作品の町内展示など
東鳴子温泉観光協会が町をあげて行ったイベントで
その発起人の一人がここ大沼旅館の現在のご主人で
奥様の人脈をいかんなく発揮したという事です
いわゆる町おこしのひとつとしてのイベントでしたが
ただ単に有名な観光地を目指すという流れではなく
あくまでもイベントを通して、多くの人たちに
古き良き”湯治”の世界の良さを広めるために尽力されたのでしょう
「温故知新」
ただ単に世の中の流れに身を任せ
新し物を追うだけではなく
古きを重んじて、その良さを啓蒙していく事
そこに一石を投じた大沼旅館のご主人に敬意を表したいですね
昭和テイスト満載のこの温泉地で見つけた
素晴らしい宿でした
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34
【☎︎】 0229-83-3052
【入浴料】 500円
【入浴時間】 11:00~14:00
【定休日】 なし
【HP】 大沼旅館HP
参考であり、変更もしくは過去のデータである恐れがありますのでご理解ください
ブログランキング
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2016.07.10
ノスタルジーな世界への入り口☆
ノスタルジーな世界への入り口☆
logbook #216 鳴子温泉郷 東鳴子温泉 ◯◯旅館
全国各地の温泉宿も時代の流れとともに様々な変貌を遂げています
高度経済成長期の大型ホテルの乱立
バブル崩壊後の個人対個人の隠れ家的宿
星野リゾートを代表とするような全国チェーン展開
斜陽産業の原因ともなっている後継者不足問題など
悪戦苦闘しながらも”温泉宿”の存続のため
試行錯誤を繰り返しているとも言えます
そんな中、昔ながらの”湯治”の世界を変えず
業界の目まぐるしい変貌に翻弄される事なく
まるで時が止まってしまったかのような
昭和の匂い漂う温泉街があります
~第2浴室 岩風呂~
鳴子温泉郷に属する「東鳴子温泉」
田舎のメインストリートを思わせる昔ながらの商店や食堂
木造建築の鄙びた旅館が軒を連ねる風景は
人々の心にある”なつかしい田舎の風景”を思い出させてくれるようです
多い時は20軒ほどあった旅館
現在は11軒が軒を連ね
そのうち8軒に自炊部があり、更に7軒に混浴を持つという
昔ながらの”自炊・混浴”のカルチャーを守り通しています
そんな東鳴子を語る上で欠かす事のできない宿が今回の老舗旅館
しかしながら、今回のレポートはある理由により
宿名やその他詳細を伏せてのレポートとしました
それでも素晴らしいお湯と浴室は
どうしても多くの方に知ってもらいたい気持ちと
消滅しつつある混浴温泉の「活性化・ご理解」のため
信念を持って最小限でレポートさせていただく事にしました
如何ですか??このノスタルジックな雰囲気抜群の浴室♪
第3浴室の混浴風呂
緑茶のような深い色のお湯
温泉成分によりタイルや床の程よく変色したバランス
何よりもブルーという意表をついたような窓枠
外には陽の光と青々とした緑☆
東鳴子を訪れる湯治マニアの中でも
この混浴の第3浴室のファンはとても多く
草津温泉の共同湯「千代の湯」建設に携わった
建築デザイナー上谷季美子さんも
(女優やモデル顔負けのもの凄い美人サン♪)
建物や内装にめっちゃ一目ぼれする程
三方向が大きな窓になっているので
内湯でありながらとても開放があります
それでいて静寂に包まれた浴室内は
完全に日頃の喧騒を忘れてしまうほどリラックスできます
第1浴室(貸切風呂)と第2浴室(岩風呂)は
東鳴子共有源泉である赤湯源泉を使用し
この第3浴室は赤湯源泉と自家源泉を絶妙にミックスさせたもの
泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉
壁からは二つの湧出口が見えます
それぞれの湧出口には異なった色の温泉成分がこびりつき
効能の高さを伺い知れます
東鳴子温泉って本当に奥が深いディープなエリアなんですね
でもやっぱり多くのリピーターの心を掴んで離さない
最大の効能はお湯でもレトロな浴室でもなく
この宿の「心」でもある女将さんの"客あしらい"にあると思います
突然の立ち寄り入浴をきっぱり断られる事も多く
一人でも宿泊客がいればそちらをしっかり優先し
まるで京都祇園の”一見さんお断り”の料亭のような
人を寄せ付けない雰囲気を持つこの宿
いわば東鳴子一、難攻不落な宿かもしれません
”湯治”のための宿
その役割をしっかり果たし
リピーターを大切に思うからこその心遣い
今回2日間滞在させていただき
いろいろなお話をさせていただきました
”入りすぎず離れすぎず”の関わり方
こちらも気を使わず、心からリラックスできます
帰りがけに素足のワタシを見て
「女性の冷えは大敵よ!」と奥の居間から
新しいストッキングを持ってきて渡してくれました
「またいつでもおいでね」と
まるで母親のような優しさに心が温まりました
車に乗るところまでワザワザお見送りをしていただき
笑顔で見送ってくれました
この時ワタシは東鳴子の小さな湯治宿に
なつかしい田舎の風景を重ね合わせていました
深々と頭を下げ
見えなくなるまで手を振ってくださる女将さんの姿を
車のドアミラー越しに見ながら
また「ただいま~」と帰りたくなる気持ちになりました
有名デザイナーも惚れ込む昭和レトロの雰囲気を持つ
東鳴子を代表する名湯
ぜひゆっくりと訪れてみてください
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
みうたんお気に入り度☆☆☆☆☆
【住所】
【☎︎】
【入浴料】
【入浴時間】
【定休日】
【HP】
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全国各地の温泉宿も時代の流れとともに様々な変貌を遂げています
高度経済成長期の大型ホテルの乱立
バブル崩壊後の個人対個人の隠れ家的宿
星野リゾートを代表とするような全国チェーン展開
斜陽産業の原因ともなっている後継者不足問題など
悪戦苦闘しながらも”温泉宿”の存続のため
試行錯誤を繰り返しているとも言えます
そんな中、昔ながらの”湯治”の世界を変えず
業界の目まぐるしい変貌に翻弄される事なく
まるで時が止まってしまったかのような
昭和の匂い漂う温泉街があります
~第2浴室 岩風呂~
鳴子温泉郷に属する「東鳴子温泉」
田舎のメインストリートを思わせる昔ながらの商店や食堂
木造建築の鄙びた旅館が軒を連ねる風景は
人々の心にある”なつかしい田舎の風景”を思い出させてくれるようです
多い時は20軒ほどあった旅館
現在は11軒が軒を連ね
そのうち8軒に自炊部があり、更に7軒に混浴を持つという
昔ながらの”自炊・混浴”のカルチャーを守り通しています
そんな東鳴子を語る上で欠かす事のできない宿が今回の老舗旅館
しかしながら、今回のレポートはある理由により
宿名やその他詳細を伏せてのレポートとしました
それでも素晴らしいお湯と浴室は
どうしても多くの方に知ってもらいたい気持ちと
消滅しつつある混浴温泉の「活性化・ご理解」のため
信念を持って最小限でレポートさせていただく事にしました
如何ですか??このノスタルジックな雰囲気抜群の浴室♪
第3浴室の混浴風呂
緑茶のような深い色のお湯
温泉成分によりタイルや床の程よく変色したバランス
何よりもブルーという意表をついたような窓枠
外には陽の光と青々とした緑☆
東鳴子を訪れる湯治マニアの中でも
この混浴の第3浴室のファンはとても多く
草津温泉の共同湯「千代の湯」建設に携わった
建築デザイナー上谷季美子さんも
(女優やモデル顔負けのもの凄い美人サン♪)
建物や内装にめっちゃ一目ぼれする程
三方向が大きな窓になっているので
内湯でありながらとても開放があります
それでいて静寂に包まれた浴室内は
完全に日頃の喧騒を忘れてしまうほどリラックスできます
第1浴室(貸切風呂)と第2浴室(岩風呂)は
東鳴子共有源泉である赤湯源泉を使用し
この第3浴室は赤湯源泉と自家源泉を絶妙にミックスさせたもの
泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉
壁からは二つの湧出口が見えます
それぞれの湧出口には異なった色の温泉成分がこびりつき
効能の高さを伺い知れます
東鳴子温泉って本当に奥が深いディープなエリアなんですね
でもやっぱり多くのリピーターの心を掴んで離さない
最大の効能はお湯でもレトロな浴室でもなく
この宿の「心」でもある女将さんの"客あしらい"にあると思います
突然の立ち寄り入浴をきっぱり断られる事も多く
一人でも宿泊客がいればそちらをしっかり優先し
まるで京都祇園の”一見さんお断り”の料亭のような
人を寄せ付けない雰囲気を持つこの宿
いわば東鳴子一、難攻不落な宿かもしれません
”湯治”のための宿
その役割をしっかり果たし
リピーターを大切に思うからこその心遣い
今回2日間滞在させていただき
いろいろなお話をさせていただきました
”入りすぎず離れすぎず”の関わり方
こちらも気を使わず、心からリラックスできます
帰りがけに素足のワタシを見て
「女性の冷えは大敵よ!」と奥の居間から
新しいストッキングを持ってきて渡してくれました
「またいつでもおいでね」と
まるで母親のような優しさに心が温まりました
車に乗るところまでワザワザお見送りをしていただき
笑顔で見送ってくれました
この時ワタシは東鳴子の小さな湯治宿に
なつかしい田舎の風景を重ね合わせていました
深々と頭を下げ
見えなくなるまで手を振ってくださる女将さんの姿を
車のドアミラー越しに見ながら
また「ただいま~」と帰りたくなる気持ちになりました
有名デザイナーも惚れ込む昭和レトロの雰囲気を持つ
東鳴子を代表する名湯
ぜひゆっくりと訪れてみてください
みうたん☆クローバーZの混浴ログ♪
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【☎︎】
【入浴料】
【入浴時間】
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